December 22, 2006

メイク講習会

怒濤のように仕事が山積まれた2週間が過ぎ、
今週はマッタリとしている我がS社。

昨日は仲良しの床山さん(=ヘアメイクさん)に、
メイクを(舞台のではなく日常の)教えてもらう
ことになっていた。

所詮、肉体労働者なので、メイクをちゃんとしたことがない。
なにしろ職場に着いたらすぐ、体育着のような格好に
着替えて、ホコリやペンキやオイルにまみれるので。

それでも今年は、「そろそろファンデーションくらい
塗りなさい」という母の諫言も有り、
適当に塗るようにはなった。
それにしても床山のM嬢のお肌は白くて
すべすべなのが、遠目からもよくわかる。
「厚塗りに見えたら終わりよ」という彼女のテクニックは
もはや芸術の域で、通称「奇跡の肌」と呼ばれていた。
これは、いかにメイクを軽視している私でも、
教えを請いたくなるところである。

「普段使っているメイク道具一式もってこい」
とM嬢がいうので、一式持ってこそこそ床山部屋に入る。

若手の女優さん2人もついて来て、受講者は3名。

M嬢は自分の作業をやりつつ、片手間に教えてくれるのだが
一通りわたしの道具を検分し、よしあしをコメントした上で、
まず顔を洗えと言うのでごしごし洗う。

ベースで全てが決まると言うことで、彼女はちょっと
作業の手をとめ、私の顔の右半分に下地を塗る。
手際のいいこと、いいこと。
「しっかり見てて!」といささか厳しめな先生。
そして、「左半分は自分でやりなさい」と作業に戻る。

緊張に震えながら左半分をまねして作る。
先生はその間も、手こそ休めないが、コツやおすすめの
製品を事細かにアドバイス。メモをとる女優さん。
生徒達はみんな真剣。

ファンデーション。パウダーよりリキッドが良い、
と言う先生。これは買いに行かねばならない。

フェイスパウダー。パフがなくてハケで塗ってくれる。
ハケの使い方がまさしくプロのそれ。

ハイライト。わたしの使っていたものは実は
ハイライトではない、と笑い飛ばされる。

チーク。わたしの塗り方が下手なのであきれて溜め息。

時々舞台監督が入って来て、
「お前まだそこかよ!へたくそ!」と突っ込み。

アイライン。笑われる。

アイシャドウ。叱られる。

マスカラ。見かねて、先生のやり直し入ります。

まゆげ。わたしは普段まゆげを描かないので
ここだけ左右両方、先生の手による作品。

最後に、洗顔の仕方、お手入れの仕方について
大いにダメだしとアドバイスを頂き、
第一回講座修了。

次回は先生の「創作メイク」のマネキンになる、
という約束で受講料はタダ。
せっかく綺麗にメイクしたので、
先生と、舞台監督と、衣裳さんとごはんを食べに行く。
大人のたしなみとして、
メイクは頑張ります。

before/afterの写真は撮らなかったので、
資料はありませんが、ご了承ください。
いまから、化粧品を買いに行こうと思います。

この記事へのコメント

1. Posted by やまもと   December 22, 2006 19:18
いーなー!!
2. Posted by naco   December 23, 2006 02:28
しかし成果のほどは、、、
3. Posted by kenta   December 24, 2006 09:38
いいねぇ^^
次は写真とってねー。
女は化粧で変わるからねぇ。
今度会ったときに気付かなかったらごめんなさいw
4. Posted by naco   December 28, 2006 02:44
この仕事さ、仕込み期間中とか、絶対化粧する時間ないのよ。だから普段あまり気合いを入れると、落差が激しくて、周囲をおどろかせてしまうんだね。
調節しながら作ります。
前を素通りされない程度に、、、

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