November 26, 2010

京都カバン屋 再々訪

2008年4月。京都で運命の出逢いをした。

鴨川の川辺に立っていたカバンアトリエ「モントーク」。
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その日から、私はここのカバン以外のカバンを買っていない。
下の二つが私のかばん。


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完全オーダーメイドのカバン屋さん。
余りにも使いやすくて2年ちょっとの間、ほぼ毎日、
酷使に酷使を重ねていたら先日破れてしまった。

カバンを使いつぶしたことなんて、ランドセル以来、ない。
それほどに、体にぴったり合って、使いやすい。

そして作るひと、智美おねえさんが、魅力に溢れた女性だということ。
これが、リピーター続出の所以だ。


そんな「モントーク」は、アトリエを閉めて、今は
個展を中心に受注をとり、自宅で制作というスタイルに
切り替えている。

智美さんから、「個展やる」のはがきを受け取ったのが
1月ほど前だっただろうか。



京都の寺町丸太町のあたりの展示スペース。


ニートの場合、誰かに会いたいとき、距離は関係ない。
「京都に会いに行く」と決めた。


アートスペース「trinouta」にて。


いた。



中央が智美さん。
相変わらず、やさしい笑顔で。

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私の傷めつけたカバンを「うーん、なんとかしようね」と
治療する気まんまんで、片方を「治す」と言って預かってくれた。


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やさしい時間が流れていた。
今のこと、これからのこと、昔のこと、
いろんな話をして、お茶をもらった。


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次々に新作を、鋭意製作中。
智美さんの作品には、ストーリー性があって面白い。
一つ一つに人格を決めて、名前が付いている。

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そして、同じパターンのオール革製を、発注してきました。
おとずれる人のストーリーと、カバンのストーリーが
交錯して新しいストーリーが始まる、智美さんの作品世界。

出逢いを大切にする智美さんだから、
誰かと並んで。一緒に漕いで。
作品展のタイトルは、-row-


とてもとてーも、あたたかい気持ちになって帰ってきました。
皆さまもぜひ一度足をお運びください。

29日まで、torinoutaにて。


モントーク 公式サイト

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この記事へのコメント

1. Posted by Maru   November 26, 2010 23:40
そんな素敵な物と人の出会いがあって良いのぉ~。

大切に使って使って使い切って壊れた物は、
見る人から見れば、
この子は本当に大切に使われてきたんだなぁって伝わったんだろうなぁ。
ええのぉ~。

わしのナグリみたい(笑)


っていうより、あんたニートやったんかい!
2. Posted by naco   November 27, 2010 08:53
>Maru

あ!ばれた!

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