January 31, 2012

新潟産オペラ「てかがみ」公演終了

29日日曜日、無事にオペラ「てかがみ」公演を終了しました。
1000人の大入りでした。

新潟日報の記事はこちら
写真も同サイトから拝借。

31665

終戦間近の新潟と現在を舞台に、歴史を語り継ぐことの大切さを
語るストーリー。市民参加型で、合唱(いわゆるアンサンブル)
は50人近い20代~70代までの一般市民。

もちろん、舞台経験ゼロの方が大半。

放っておいたら身の回りの準備や、
舞台に登場するタイミングをミスってしまうし、
ただ袖中に待機するだけでも多すぎて邪魔になってしまうので、

この方々を管理・誘導するのもスタッフの大切な仕事なんだ
ということが理解できました。

そんなわけで舞台スタッフは、照明変化と舞台転換のタイミングを
より正確に、楽譜とストップウォッチ片手に整理し把握してまして、

本番の衣装を持って灯り合わせに参加し、照明と相談して
位置やタイミングをさまざまに検証。細かい。

勉強になりました。


そして本番、

段差の多い舞台の中で、かなり年配の方々が、金髪のカツラを
かぶり、必死でアメリカ兵の役を演じる姿は胸を打ちました。

オペラは慣れないので、最初退屈に感じましたけれども、
何度も見ているとやはり歌の力がズシリと実感でき、心に残り、
面白かったです。マイクなしであれだけ出るのだものね~


大阪のスタッフのみなさんとの交流も楽しかった。

「なんか美味しいもの食べに連れてってやー」
ということだったので、いきつけの五郎に行きまして、
各種日本酒をご紹介しました。

麒麟山を気に入っていただけたようで良かったです。

「大阪は、東京に比べたら公演の数は100分の1。」
生活が成り立たない。」

「みんなオペラの演出部(舞台スタッフ)がやりたくて、
公演があると集まってくれるが、普段はバイトをしている」

という世知辛いお話も聞き、日本第二の都市大阪でも
その苦境か!いわんや新潟をや!と涙と酒をあおりました。


日本全国、 どこでも大変なんだ。
それでもみんな、やるんだ。
その魅力に負けて。

「オペラが無い時は大道具の現地さん、ようやっとったわー。
近鉄でクレイジーとか李香蘭、 なんべんも仕込んだわー。
クレイジーの引枠重くてかなわんわー、足ひきよったでー。」

あたしの足を轢きよった舞台装置が、この人の足も轢いとった。 


みんな、繋がってるんだ。

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
::::最近のコメ::::