January 25, 2014

ゆたんぽ様

今さらなんだけど、「ゆたんぽ」って素晴らしいですね。

昨日、風呂場で、見つけてしまったんですよ。


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昨日、冷えたんですよね、夜。

部屋で本を読んでいたけど、あんまり寒いので、
まだ9時半だけど寝ようと思い立ったのです。

私の家、皆さんのお宅と違って桁違いに寒いので、
夜だったら無理して暖房をガンガン付けても梨のつぶてで、
風呂に入って寝るか、何もせず寝るか、という選択肢になります。


冷たい布団に入ると、最初の10分くらいが地獄の様ですよね。

布団の生地に触らないように適切なポジションを取るのが至難の業です。
というか、布団に入って布団の生地に触らないなんて、無理な話です。
水に触れないように水泳をするのと同じくらい、無理な話です。


昨日の夜は寒かった。

それで、気仙沼の夜を思い出しました。


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先日、例の気仙沼の自然楽校に泊ったとき、
夜の底冷え対策として、ゆたんぽの支給があったんですね。

ほぼ、初めて使ったんですよね、ゆたんぽ。
達磨ストーブにかけていた鍋からお湯をいれて、
寝袋の足元にポイっと一個入れて、寝袋に入る。

こんなに、違うのか、と思いましたね。
30数年間、自分は何をしていたのかと思うくらいでした。

冷たい布団に入るときの、絶望感が全くない。
足元が、まろやかにあたたかくて、全身が天国に居るような感覚。


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そうだ、今日もゆたんぽがあれば!
この家のどこかで見たことがある気がする…
と暫く探していたら、風呂場でおばあちゃんのゆたんぽを発見!!
神様ありがとう~~~


ゆたんぽ


やかんに熱湯を沸かし、ゆたんぽの半分くらいまで熱湯を入れ、
あとは満水になるまで湯沸かし器のぬるま湯。


ふとんの足元に入れて、いざ就寝!!(いざ出陣、風に)
 
あたりまえだけど、お湯の温度と同じくらいあたたかい!!!

よもや、ここまでとは。 
人類の叡智を感じました。


歴史を調べてみると、「たんぽ」は中国語だそうです。
大陸から日本に伝来したんですね。
わたし勝手に「タンク」が訛ったんだろうと思っていましたが。

布団に入れておくと8時間ほど保温状態を保てるため、
朝起きてもまだほんのり温かいんですよ。

これも調べてみると、その残り湯で朝の洗顔をしたり、
植物にあたたかい水をやったり、という活用を推奨している。

素晴らしいな!ゆたんぽ。


ゆたんぽを知らない、という若い方はWikipediaで学びましょう。
こちらです。 



 

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