March 27, 2015

ニューヨークです。遭遇。

ニューヨークに6日間滞在し、3公演行いました。

2015-03-21-11-30-55


ニューヨーク公演は、 鼓童が長年ずっと来たかった
憧れの劇場BAM、ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージックの
オペラハウス。なんと全米で一番古い劇場なんだそうです。

まさに殿堂。
 
この度やっと願いが叶って、ようやく呼んでもらうことが
出来ました。関係者の興奮はひとしおでした。 

アメリカで公演をやっていると、都市によって全然お客さんの
反応が違います。日本で言う「県民性」というやつか。

大きく分けて二種類。

一つは、まったく新しい物に触れて、聴き入ってくれるタイプ。
もう一つは、もう最初から、楽しむ気まんまんで来てるタイプ。

ニューヨークのお客さんはどちらか。


反応はどちらのタイプとも違いました。

ニューヨークの、しかもBAMのお客さんは、音楽に造詣が深く、
和太鼓のことももしかしたら知った上で、じっくり聴いているのです。

なので、余計なところで興奮した歓声や拍手は来ません。
ここで拍手はしないで!っていう所では絶対に拍手は来ない。
必要な余白とか余韻とかを、すぐさま理解してくれるお客さんでした。

これには、こちら側が脱帽です。


また、BAMにはオペラハウスのほかに二つほど規模と用途の違う
劇場があるのですが、通りの向かい側のBAM Harvey Theaterに
シカゴ修業時代に一緒に仕事をした仲間の音響さんが、
今回もまた音響さんとして来ていたのです!

ばったり!!!リンジー。

リンゼイ


他にも、大学で同じゼミだった友人と旦那様が見に来てくれたり、
同じシカゴの仕事で一緒だった女優さんが今はニューヨーク在住で
こちらも旦那様と見に来てくれたり、

色々思いがけない人たちに再会ができました。

意外と同じ通り沿いに知り合いが居たりするのがニューヨーク。
よくあることなんだそうです。この街では。


誰も彼も10年ぶりだったり12年ぶりだったりしましたが、
当時のままの気の置けない空気と、新しい視点。
楽しかったです。


あまり、フリータイムは多くは無かったけど、
3年前に来たことがあるので地理と歩き方は把握しており
ブロードウェイは仕事終わりに走って観に行って、
2本見ることが出来ました。

「アナ雪」のエルサで時の人となったイディアナ・メンゼル主演の
「IF/THEN」。これにはRENTの演出家やキャストが!

それに子役がめちゃめちゃ可愛い、親友蘭子も奨めてくれた
「Matilda(マチルダ)」。舞台装置も超かわいい。

どっちも良かった。今回は2本で満足です。

仕事前に、拡張工事の進むハイラインをお散歩して、
友人夫妻と一緒にバードランドでジャズを聴いて、

あとはのんびりしてました。


2015-03-23-10-04-15



大都市ではついつい、忙しく予定を入れまくってしまいがちですが
今回はとにかく終盤のヤマだったので体調管理優先で
頑張らないニューヨーク。これはこれで良かったです。


残るは4都市! 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
::::最近のコメ::::