May 2006

May 30, 2006

奥多摩で電気の勉強

奥多摩に行きました。
昨日、数時間だけ。
多摩川沿いのキャンプ場でしたが
月曜だからあんまり人もいなくて、
のんびり楽しくごはんを作って
仲間と10人でのんびりしてきました。

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乗用車2台で行ったのだが、
帰りに1台のバッテリーが上がって、
もう1台のバッテリーをケーブルで繋いで
着火するという(なんていうんだ、こういう方法?)
をやりました。バッテリー屋の娘として、
非常に興味深く、勉強になりました。

自動車というのは、本当によく考えられたものだね。
バッテリーって、走ると充電されるんだね。
面白い。
いま、劇団の仕事でも、自動車バッテリーを
小道具の車の動力として使用しているのですが
これはもちろん、ガソリンを使っていないので
完全なエコ・カーなわけですが、
一般的な電気自動車って、動力はなんなんですか?
バッテリーは毎日充電しないといけないのか?
それとも、これも走っているうちに充電されるのか?
そしたら一種の永久機関じゃない?!

どうなっているんだろう、エコ・カーって。

というところまで発展してしまった奥多摩探訪でした。


それにしても、こういうときに車をいじれる
男性って頼もしく見えますね。

全員裏方さんなので、みんなこういう事態への
対処はすごい迅速勝つ無駄がなく、
バッテリーがあがっちゃっても
ぱっぱとボンネットをあけて平然と対処し、
すぐエンジンがかかりました。
かっこいいです。

あたしもぜひ車には詳しくなりたいです。
車と言うか、電気系全般。

May 26, 2006

スタンドバイミー

久しぶり三部作

1、スタンドバイミー
稲村ジェーンをみたらスタンドバイミーが見たくなったので、見た。
数年ぶりにみた。どちらも、淡々具合がたまらない。

2、照明変える
久しぶりに部屋の照明を変えた。とにかく薄暗くしたかったので調光機を買ってきて、17口金40Wの裸電球をさらに半分くらいの電圧にしてみたらものすごく暗い。いい感じだ。さらにクリスマス用の電飾を部屋の中央に集めてみた。
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どうだ、可愛かろう。

3、縫い物。
ジーンズの右膝が破けたのをずーっと放っておいたら、穴が縦に割けてきて20cmになってしまったので、あてん子をした。ついでにケツポケットにも。なかなか可愛い出来。

以上。今週は夜仕事が多いのでたくさん寝れる。

May 24, 2006

RENTみた

映画版、RENT
みた。

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ちょっと訳あって観に行くのを待っていたんですが。
とうとう。

 

私の演劇人生のキッカケとなったミュージカル、RENT。
2000年にこのミュージカルのサントラを聴いた瞬間、人生は大きく変わったと思う。
2001年にこのミュージカルのキャストとして、初めて舞台で歌った。
そのときの舞台を見た人から先日メールがあり、あのときのエネルギーを思い出して観に行った、と。そして君たちはなかなか凄いことをやったよなあ、と思い返してくださったらしい。そんなメールに後押しされて映画館に行った。

RENTのような作品を作りたい、
RENTを見たときのような感動を味わいたい、
それを見る人にも味わわせてやる、
すべての創造活動の基準がRENTだった頃があった。


あの頃の基準は今でも通用する基準だ。
と確認した。


映画そのものは、予想を裏切らず、また予想以上でもないという、一番達成しがたいレヴェルを見事に表現していた。舞台の映画化は本当に勇気のいることだと思うが、彼らは失敗していない。

しかしそれ以上に揺さぶられたのは自分の中の記憶だ。
蘇り、語りかけ、細部まで復元する。
乾燥ワカメが水に浸かったときのような感覚が脳内にあった。

蘇る。
蘇る。
わすれもの。
わすれもの。
わすれもの。

大声で叫びたい、
衝動。
衝動。
衝動。

衝動。

わたしは今、大声で叫びたい。

書くことがまとまっていませんが、とにかく見ているうちにいろんな感情がごちゃ!と溢れ返り、エンドクレジットが流れた瞬間になぜか席を立ってしまったのです。何かをしたいような気がして。

そんなわけでクレジットを最後まで見ていないので、また観に行きます。あと3回くらいみれたらいいなと思います。いつまでやっているのだろ?公式サイト、かなりの映像が見れるよ。

とりあえず肩の上の疲労は消し飛んだ。
何が正しくて正しくないかがわからなくなったら、
迷ったらここへ帰ればよかったのだ。


そうか。
わたしの好きなものはこれか。


きっと多くの人が勇気と希望をもらったことだろう。
これを作ったクリエイターたちに乾杯。



また

書きます。

May 22, 2006

稲村ジェーン

先週は激務でした。
仕事以外でパソコンをほとんど開けませんでした。
ご無沙汰してごめんなさい。

休みがないなあ。
休みがない上、一日の労働時間がやたら長い。
私の仕事は、ほとんど足を止めている時間がないため、
10時間弱でもキツい。さらにそのうち半分の時間は、
本番中なため、神経を張りつめているので、
とにかく頭も体もクタクタになる。
今日も月曜なのに舞台稽古になってしまった。
怪我をしない、させないようにだけしなくては。
こういうときが一番怪我しやすいのだ。
俳優さんたちも疲れているし自分たちの注意力も
そうとう落ちていることだろう。

私は長時間のデスクワークをあまりしないが
デスクワークのみんなも相当キツいんだろうね。
多分疲れる部位が違うだけで、いや、
体を動かして発散できない分、
ストレスはこっちより溜まるんだろうな。
がんばろうね、みんな。
最近、晩酌すると翌朝すごいだるくて、
ビール半缶とかでも寝覚めが悪かったりするので、
飲み控えている。飲み控えるようになったら人間、
終わりだね。楽しみゼロ。

それにしてもこの肩は限界だ。
てもみんに寄ってから行こう。


そんななか、TSUTAYAが半額セールになってしまった。
この忙しいときに。
といいながらも3本借りる。
3本借りたけど2本しか見る時間がなかった。
稲村ジェーンという映画、
タイトルはみなさん聞いたことがあるだろうが、
見たことある人は半分以下ではないでしょうか?
サザンの桑田さんの初監督作品。
90年の映画なのでわりと新しいんですが、
舞台は1965年の湘南です。
サーフィンをするシーンはほとんどないのですが、
海辺の青春物語。
賛否両論らしいですが、私はこの映画、好きでした。
とくに大きな出来事もなく割と淡々と流れる話です。
日本映画かと疑う程カメラが綺麗でびっくりしました。
誰だろう。カメラ、猪瀬雅久。
うーん。よくわかんない。代表作もあんまりない。
カメラじゃなくて編集なのかな。
でもよかったな。
この疲れているときに心地いいんだ、群像劇ってのは。
夏が来たんだなあ。
夏に向けて凄い計画をしているのです。


ヤバイ、肩、石化してきた。
いたたた。

May 15, 2006

唐十郎

とうとう見た。

唐十郎の紅テントを。
紙芝居の絵の町で
@新宿三丁目、花園神社境内の紅テント。

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テント内部。裸電球がいくつかぶら下がっているだけの客電。
土の上にゴザを敷いて座布団を置いただけの客席。

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(以下、ネタばれあり。紅テントはこれから水戸にいき、6月にまた帰ってくるので、観劇予定の方は読まない方がよろしいです。)

攻撃的にまくしたてる、七五調の壮麗且つノスタルジックなセリフの数々。
論理に裏打ちされないタイミングでやってくる、感情をあおる照明と音楽。
ワンデイ・アキュビューのセールスマンが、未完の紙芝居に取り憑かれ、作者と完成形を求めて紙芝居の町を彷徨う。そして自らと紙芝居とを一体化するため、体の一部と紙芝居の絵を糸で縫い合わせてしまうという、若干不条理な物語。

そしてラストシーン、なんと、舞台奥のパネルが取り払われ、背景が屋外!(花園神社の社そのもの)になってしまう。主人公は、私が「これテントの外の一般の通行人がみたらどうなんだろう」という一抹の恐怖を抱えているその前で、メリーゴーランドの白馬に台車をくっつけたプラスチックの愛馬に跨がり、屋外に置かれたサイドスポットの光を浴びながら、轟音とともに退場したのであった。



以下の写真、
夜光さんのブログより拝借しました。m(_ _)m

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芸術的と言えるその空間センスよりも、私は唐組の、完璧なまでの自給自足に拍手喝采をした。劇場という外枠を含めて、全て自分たちで生み出す別世界なのだ。(そういえば電力はどうやって供給しているのか、が始終気になった。ジェネレーターの音はしなかったし。)
そこに唐組の大きな信念と存在意義とメッセージがあるように想う。単に演劇の一形態ではなく、演劇の本質というか、ルーツ?を見るような気がした。

今まで見なくてすみません。これからもよろしく、唐組。

::::最近のコメ::::