December 2009

December 28, 2009

ロンドン、マンチェスタの旅

みなさん、元気ですか!
働き始めてから、31日&1日が休みだったことはない私でしたが、
今年はかろうじて3連休です。

うーーーっ
年末年始はイッソガシーーです。



さて、溜まってた旅行記を。

10日から17日まで、イギリス行って来ました。

来春に、劇団で初日を迎える海外作品があるんですが、
イギリス版を今、マンチェスターで上演中なのです。

彼らは全英ツアーをしておりました。私はその設営から、
舞台稽古を経て、マンチェスター初日公演までをベタ付きで
参加させてもらったのです。

面白そうじゃないですか?これ。

自費出張。それでも、海外のこんな大きなプロダクションに、こんなに無責任に
関われるチャンスなんて、二度と無いでしょうから、行って来ました。


休みは長めに貰って、ロンドンの親友宅に2泊。


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あちらは普通にお仕事あったので、あたしは彼女の家で、
朝寝坊してダラダラしたりとか、贅沢に過ごしました。

ロンドンで勉強中の友人2人に会うことが出来ました。
オカラ座のうさぎと、劇団の先輩。

二人とも、地に足付けて、学びたい事を学んでいる、
っていう充実感がみなぎっていた。この歳になって海外留学、
って、もう単に、新しい世界でウキウキ!って浮き足だつ
子供っぽさや無駄はなく、目的達成の為に必要な場所に居る、
という、いい意味での余裕のなさが、かっこいい。


お芝居は一本だけ。


「WAR HORSE」見ました。実物大の馬の人形劇。
凄い迫力でした。思わず、涙。


親友に、リッチモンドに連れて行ってもらいました。
ロンドンからすぐ近くて、町並みと、河の綺麗な街でした。

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ホリデー前で、賑やか。
クリスマスプレゼントをわんさか買う人々は、
見ているだけでウキウキしますね。


一緒にパブに行きました。
ロンドンで「パブめし」と言えば、不味いので有名ですが、
本当にセントラル・ロンドンだけのようです。
こちらのパブのご飯は本当においしかったねー。

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↑ ロンドンで衝動買いした、スモーリさん(男性)
やたらと気が合ってしまってどこへ行くにも一緒です。


ふたりで記念に、色違いのマフラー買ったんですが、
私はこのあとマンチェスターで置き引きに会い、
親友に買い直してもらうという悲劇に。


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そして、鉄道で3時間弱、マンチェスターへ。


本当に、マンユーのスタジアム以外、特に観光すべき
箇所は何もない街。うーん、微妙。


まーしかし観光する暇は全然なかった。
劇場は24時間態勢、3日間で巨大な舞台装置の設営から
初日の夜公演まで、詰め込みすぎなスケジュールで
動いておりました。


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これは夜の23時くらいに、鉄骨の搬入作業をしている
大道具の屈強なお兄ちゃん達の写真です。

みなさん忙しい中、チビの日本人女子がチョロチョロして
写真撮りまくり、質問しまくり、うざいはずなのに
とても親切に、構造の説明とか、力学の話とかをしてくれました。


やっていることは一緒、使っている道具も一緒、
ただ徹底的な「効率重視」主義。
いかに簡単に、手間を省くか、ということに拘った細工が
随所にしてあるのが面白かったです。

日本は体積を減らす、コンパクトに持ち運ぶ、
ことに執心するんですけどね。
国土の面積と個人の体格の違いかな。

そして木工文化と石工文化の違いがここで出ていました。
日本の舞台装置がほとんど木で出来ているのに対し、
あっちはほとんど鉄骨。そして、人間にパワーがある。

日本人ほどの丁寧さは無く、お客さんに対する責任感も
非常に低い(笑)。シアターが、ちゃんと「労働」に
なっている。日本のシアターって、どこまでいっても、「芸術」
ですから。

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巨大な機械で動く装置があるのですが、完全にトラブって
いるのに、作業終了時間になったらスパッと帰るんですよ。
初日前日ですよ。日本だったら朝まで調整するところです。

でも、あの人達、帰った。
そして、案の定、初日公演の開演までに直らず、
あっさり演出をカット。

公演終わったら直すかとおもいきや、
客より先に裏方が全員退館している。



いやー、なんか、凄く目からウロコ、落ちました。
それでもお客さんは大満足でしたから。
そういうシアターの作り方もあるんだなって。


細かい所気にしすぎなんです、きっと私たち。
「手を抜こう」という事じゃないですよ。
シアターを「趣味の延長」「どこまでも芸術」じゃなくて、
ちゃんと「労働」としてやってみよう、と思います。


いいところだけ、いただいて。



さあ、そんなわけで2009年も終わりますね。
大晦日は親友を連れて、新潟帰ります。

来年も宜しくお願いします。

December 15, 2009

そしてマンチェスター

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故あって


マンチェスターのパレスシアターで深夜作業中。


某大型ミュージカルの全英ツアーの
仕込みに参加しています。


楽しい!!



寒いッ



搬入終わったら搬入口閉めようよー



イギリス人は思いのほか体が強いみたい。

December 11, 2009

そしてロンドン

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ロンドンに着きました


余り寒くないのでテムズ川沿いを歩いて


渋滞にはまってしまった親友が仕事から帰るのを待っています


きれいだなあこの街は

December 10, 2009

ちと離陸

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ちとイギリスに行ってきます。


面白いことになりそうなので、帰ってきたらご報告。



びゅーん

よく眠れないアナタへ

買ったんですよ。


テレビショッピングでよくやってるアレ。



『トゥルー・スリーパー』

↑どうぞお店をご覧ください。


大阪最後の週、ふらりと劇場事務所にダベリに行ったら
事務所の室長が、トゥルースリーパーを購入した
ところでした。

「ス…スルーテュリーパー…、プレミアム、ひとつ」


言えてない。



これから両親の分も買うと言う。


一個目は25000円するが、
数日以内に追加注文すれば二個目以降は16000円。


「僕はもう一個目の値段払うねん。
けどnちゃんの分は二個目の値段でええんやで、
こうたらええやん」

む!



実はもう数年来、起床時の激しい肩凝りに悩まされていたn。


すっきりと「よく寝た!」なんて感覚、
社会人になって一度もない。



惹かれる。


今なら枕もついてくるらしい。


「別に僕、回し者じゃないで」



怪しい。けど本当に良いのではないか。


この万年肩凝りとサヨナラ出来るならば。

小学生の頃のような、目を閉じて開けたらもう朝
というあの快眠を取り戻せるならば。



「買います」


と手を上げたのは隣のお兄さん。


…と私。



……と、いつのまにか向こうのデスクのお姉さんまで。


3つもお買い上げである。
そして翌週、東京に布団を持って帰ってきたn。



圧縮されたトゥルースリーパーを伸ばし、シーツをかけて、さあ寝よう。



翌朝。




これを文字で描写するのは不可能だ。



イッツ、ヘブン。



トゥルースリーパーを知らないアナタへ。
それは天国へと貴方を誘う、快眠と遅刻をサポートする、
人類の叡智の結晶。

低反発マットレスの商品名です。



届いたあと、室長の一言

「あ、枕が付いているっていうのは嘘やった。」

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