March 2011

March 29, 2011

父走る

おととい、

実家の父が、ポリタンク十数個に入れた水を、
マイカーで水戸まで運んで困窮している知人に
渡して日帰りしてきたらしい。

さらに、ホームステイ受け入れを検討中らしい。
やるな。負けてられない。

あたしんちも2世帯住宅に一人で住んでいるわけだし、
2家族くらいなら入れるもんな。

負けてられない。

March 25, 2011

福岡です

ea93a4c0.jpg
一昨日博多入りしました!

四月あたままで劇団のお仕事です。


震災の被害は少ないけど、火山が活発であんまり安心でもないようでした。


心配する間もないくらい働きましょう。


March 22, 2011

演劇祭終了

久々に午前零時を回るような仕込み現場を体験した
怒涛の「新潟演劇祭」が終了しました。


最終日は、劇場にて、高校演劇二本立て。
新潟県で1位、2位の塩沢商工と新潟南。
仕込みから撤収まで段取りも鮮やかな県代表の二校でした。

スタジオBは新潟演劇の大御所、ハンニャーズ。
厳しいスケジュールでしたが、集客力ダントツでした。


私としては、オオトリとなるハンニャーズの夜公演直前に
行われた、「新潟演劇人によるロビートーク」が非常に
面白かったです。今回の各参加団体の代表者がひとりずつ
集まり、今回の演劇祭について、そして新潟で演劇活動する
ということについて、熱く語り合うコーナーでした。


今回とても興味深かったのは、参加者の層が非常に厚いこと。
高校の演劇部、新潟大学の劇研、そのOB劇団、時代ものを
中心にやる劇団、子供からおばちゃんたちまで入った
メガ市民劇団、老舗の不条理?劇団、人形浄瑠璃劇団、
そして東京からのゲスト劇団。コントやジャグリングなどの
ロビーパフォーマンスも多々開催され、幅の広い出し物が
楽しめる構成でした。

これはお客様にとって良いばかりでなく、新潟の演劇人同士が
繋がりを作れる最高のチャンスでした。

ロビートークでも、最近の稽古場事情についての情報共有が
行われたり、りゅ~とぴあに対する要望がでたり。


そして避けて通れない、地震のこと。

それぞれの団体に、活動意義を問われるような大きな
大きな緊張が走ったのです。

事業課長さんの「やることのデメリットよりやらないことの
ダメージの方がずっと大きいと考えて、迷わずやりました」

こんな公共ホールが街にあってたのもしい限りです。



私にとって、この仕事からの収穫は非常に非常に大きかった
です。まさか新潟に戻って1年たたないうちに、こんなに
「新潟演劇」のど真ん中に身を置けるなんて、夢にも。いや、
夢に見ては居たけど実際なるとは予想してなかったです。


「nacoさん、噂だけはよく聞いていたのです、よろしく」
と散々言われました。いったいどこから。


新潟の演劇界は狭い。だが歴史や組織が深い。


だからこそ、劇団同士の関係や繋がりを非常に大切に
しているように思いました。そしてどの団体も真剣に、
お客さんのことを考え、新潟を盛り上げようとしている。


あたたかいです、新潟演劇。
すこしずつ、潜りこんでいこうっと。

りゅーとぴあの皆さん、どうもありがとう。
こんな素敵な企画をたててくださって、そして断行してくださって。

そしてそして、私を入れてくださって!!!


新潟演劇祭公式サイト

March 20, 2011

観劇&裏方レポウト「柿食う客公演『流血サーカス』」

新潟演劇祭のメダマ、東京を中心に勢いに乗りまくっている
劇団「柿喰う客」の「流血サーカス」が昨日無事、二回公演を
終えました。

いやーー


凄かったです。かきくうきゃく。


なんか、勢いが!!今まで見たことのないエンタテイメント!


公式サイトはこちら


今回は、新潟初参戦ということで、「新潟で新作を作る」という
意気込みの元、また震災の影響で稽古が数日つぶれたこと
などを受けて、

なんと初稽古から5日間で本番。

しかも、なんとなく筋だけ覚えていれば流れる、ような類の
舞台ではない。舞台監督さんが「うちらは『ポジション芝居』
なんですよ」と言っていたとおり、

台詞に合わせて各俳優が寸分たがわぬ動きをしないと
成立しない、5割身体表現というべき演出。

しかも全9名の俳優、一度もハケない。
暗転もしない。
大道具も小道具もない。
ずっとしゃべり、動き続けている。

スタッフ陣も凄い。いくら演出になれているからとはいえ、
内容がはっきりと分からない中で照明も音響もプランを
作り、粛々と仕込みをしていく。


5日で。

たった5日で。


舞台が出来てしまった。


果てしなく流血するサーカスが。



そして、抱腹絶倒。
なんだかよく分からないが、抱腹し、絶倒した。

みなさんもぜひ、チャンスがあれば柿を見て下さいね。
演出の中屋敷さんの「僕は演劇を信じている」という言葉が
印象的でした。

根性とエネルギーの劇団、柿喰う客、素晴らしい人たちに出逢いました。


「暗いニュースばかりの中、久しぶりに笑わせてもらって
ありがとう」という友人の言葉に元気をもらいました。

March 18, 2011

演劇祭6日目

68c60c16.jpg
結局これまでの3日間に計画されていた停電はなくなりましたが
りゅーとぴあも多々公演中止にしています

しかし自粛自粛とも言っていられない。
出来るだけはやります。これを楽しみにして
やってきて元気になる人もいるわけなので!


そんな訳で越後猿八座さんの人形浄瑠璃、
劇団アンダンテさん、新大劇研さんのお芝居の三本が無事終わり、

今日から柿喰う客さんと舞台屋織田組さんの仕込み開始。


柿さんは東京からの参戦。織田組さんは能楽堂での異色の芝居。


そう言えば私の夢は
「新潟で舞台監督」と
「新潟で演劇祭」だったのでした。


こんな形でこんな時期だけど、渦中にいます。
叶ってみると、慌ただしいものだ。


::::最近のコメ::::