March 2012

March 27, 2012

魚沼です

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まだまだ駐車場の周りは2メートルの積雪の中


キッズの稽古が始まりました!


去年テクリハ中に震災発生で中止になった演目を引っ提げて

来週末、池袋リベンジ公演!

子供たちが数段パワーアップしていて驚きます。


土日、空いてるかたお待ちしています。


新潟市の10倍くらい、星が綺麗なんだよなあ、ここは。


March 26, 2012

能楽堂でオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」大盛況!

昨日、一昨日と、りゅーとぴあの能楽堂で、
新潟オペラスタジオさんの公演、

モーツァルトのオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」
の舞台監督を務めました。

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稽古ではこんな感じで、、

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(写真:公式ブログより転載)

能楽堂ではこんな感じです!

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 (著作権&出演者さんたちの肖像権保護のため、素舞台の写真!
ここに素敵なドレスのナポリの令嬢たちが現れる、、、)

向かって右側の「地謡座(じうたいざ)」スペースに、
ミニオーケストラ7名+マエストロをぎゅうぎゅうづめにして、
なんとチェンバロも入っており、かなり厚みのあるオケでした!

新潟オペラスタジオさんは10年近くの活動歴があり、
今回は県内で活動するオペラ歌手、声楽家、先生、学生たちを
集めての完全に新潟人だけでつくるオペラ公演。
歌のレベルは高く、見応えがありました。

新潟にこんなにたくさんのオペラ歌手がいたなんて!!!

そして嬉しいことに、それを見たいというお客さんも非常に大勢いて、
若い人からご年配まで、400近い客席が満席になりました! 


舞台監督の私にとっても、新潟に戻ってもうすぐ2年というタイミングで、
オペラの舞台監督を初めて出来た、
能楽堂公演の舞台監督を初めて出来た、
小規模ですがとても勉強になる仕事でした。

オペラは、こちらの舞台監督が決まってから、勉強しなきゃマズいと
思い、先日の県民会館「てかがみ」に潜入したのでした。
オペラ「てかがみ」に潜入!の過去記事はこちら。

本当に、「てかがみ」を体験しておいて良かったです。

ミュージカルでも、芝居でも、オペラでも、ダンスでも、
基本は同じなのですが、枝葉の部分のルールがちょっとずつ
違っていて、案外そこが、やっている人にとっては重要だったり
するのです。

登場するタイミングを教えてあげる、なんてのもスタッフの大切な
仕事だ、ということを知らずに、現場合わせで初めてやったら
上手くできなかったに違いない。

「てかがみ」に入れて下さった県民会館の制作さんに感謝です。

また、今回、よくも悪くも「能楽堂」での公演でした。

独特のルールが多い能楽堂で、能以外のジャンルの公演を行うことは、
さまざまな制約との戦いです。今回も準備や事前の確認にかなり時間を
使いました。

能楽堂を仕込むのは数回目だったことと、会館側スタッフさんたちが
演劇祭でお世話になった仲良しのお兄さんたちだったことに助けられました。
 
昼間の中庭が見えるよう、松羽目(まつばめ)を外し、橋掛かりの奥の
羽目板も外し、靴で歩きまわれるように舞台上も舞台裏も完全養生。
大切な檜舞台の上で、ギリギリまで、やりたいことをやらせてもらえました。


今回、舞台人として大切だなと思ったこと。

伝統芸能に対して、最低限の知識と、リスペクトを持つことは必須。
オペラという伝統ジャンルに対しても同じこと。

しかし、能楽堂が「能」の公演だけで稼働率低すぎるのも悪しきこと。
オペラが「本格的」で「予算がある」ところだけで行われるのも悪しきこと。

常に、面白い試み、新しい使い方に頭を使っていなくてはならない。
それを辞めたら、つまりクリエイターではなくなるっていうことだ。
舞台人でなくなるということだ。
 

温故知新。だけでなく

温故試新。ですね。


素敵な経験でした。

March 24, 2012

ダルカラ観劇!第二回演劇祭に幕。

3月20日、第二回芸術のミナト新潟演劇祭は、

東京からのゲスト劇団「DULL-COLORED POP」
(ダル・カラード・ポップ略してダルカラ)による劇場公演
「くろねこちゃんとベージュねこちゃん」で幕となりました。

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(写真はオフィシャルウェブサイトより)

これがあまりに面白かったんで、当日舞台稽古を見たわたしから
「観に来た方がいいよ~」と勧誘メールが行った人おおいはず。
 
気鋭の劇団は、なんと言っても稽古のテンポがすごい。
「毎秒毎秒、創作してる」って感じ。見ているだけで勉強になりました。
 
普段アトリエ春風舎という、キャパ100とかの小劇場でやっている
人たちなので、りゅーとぴあの劇場という700規模の劇場サイズに
一日弱で演出変更するのは大変だったと思いますが、

見事に楽しんで遊んでいました。劇場の大きさは要所要所で効果的に
距離をとって強調し、基本的に舞台前だけ使った小劇場サイズ。

袖幕も文字幕も大黒幕も全部とっぱらって、劇場は空っぽ状態。
そこへ東京から旅劇団の一行がスーツケースを持って到着し、
上から全部の照明機材が降りてきて、数秒で舞台装置をセットし、
お芝居開始!という始まりかたも斬新でした。 

演劇祭に参加した新潟の演劇人たちが、目を丸くして見ていました。

ダルカラはこれから仙台、京都、大阪、広島と回って東京に凱旋公演
します。私も行けたら行くつもりです。公演情報はこちら。

DULL-COLORED POP 公式ウェブサイト


第二回演劇祭、大きく言えば成功だったのではないかと思います。
新潟にはこんなに演劇活動をしている人たちがいるんだね。
 
参加劇団同士の横の繋がりは深くなったと思いますし
りゅーとぴあという新潟市最高の設備を、普段入ってこられない
地元団体が、悪戦苦闘しながらも頭を使って活用する、希少なチャンスでした。

この演劇祭のメインステージとなっているのが「スタジオB」。
ここが使えるというのは非常に非常に希少なチャンスなのです。
開かずの間なのです。

りゅーとぴあには、小劇場団体に非常に適したキャパとサイズと
自由度を持つ「スタジオB」というスペースが存在します。

ここを、劇団のレジデンシャルカンパニーであるNoism(ノイズム)という
ダンスチームが9割方、稽古で抑えてしまっているため、
実質、弱小団体が借りられる場所がないのです。

これはもちろんノイズムが悪いのではないのだけど、
会館の運用の仕方がマズイというのは火を見るよりも明らかなのです。
これが10数年前の開館当初からずっとなので、
「なんのためにスタジオ作ったの」という批判をされるのは当然。

この演劇祭の盛況を皮切りに、なんとか改善の方向に行かないか
と期待する一市民クリエイターであります。
 
団体にとっても、りゅーとぴあにとっても成長するチャンスなのです。

と、いつも鬼コーチみたいにして劇団の若手をしかりとばしていたら、
「スタBの怖いおねえさん」として若者に怖がられる存在に
なってしまいました!!!!

わたしにのこぎりの引き方を指導された皆さん、

磨きをかけて、一年後、また会いましょうね、みなさん。 
(あんまり、怖がらないでね。)

nanaibashi at 08:21|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

March 18, 2012

演劇祭終盤

10日間の日程も残りあと3日。


昨日幕が開いたのは、情熱華劇団の公演です。

名前聞いたのも最近なのですが、
活きのいい若手の芝居集団との噂。
バンシ拠点(万代市民会館のホールを主に使用する一派)らしい。



ちなみに私のリサーチによると、新潟の演劇界は、
先日の新潟大学演劇研究部の流れを汲む「新大系列」(西)と
万代市民会館を根城に活動する「バンシ系列」(東)の
二派が両翼を担っているようだ。
その他、強力な個性を放つ老舗アングラ系(爆弾クラブなど)が元気。
最近はどちらにも属さない東区劇団のような市民系や、
専門学校生のNS◎系など、多様化しつつ共存している



さて昨日初日の情熱さんはどんな劇団だかというと、

ヒーローものコメディアクション!
新潟で私が見た中で、これは初めての種類だ。
女性が多い若手劇団の中で、ここは珍しく九割男性。
とにかく元気がよい。粗削りなところあるけど、まあオッケー!!

舞台上組んだ台の上を飛んだり跳ねたり飛び移ったり。


どうしてここまで体が動くのかと思ったら、
別個にヒーローショー等で活動している
「アクションチーム 颯(ハヤテ)」の四人が客演していた。
彼らの動きはまさしく本物のヒーロー。
また「[en]Jya輪舞曲(エンジヤロンド)」の三名もかなりのキレ!

そして面白い舞台を作るので有名な劇団マジカルラボラトリー(マジラボ)
が全面的に参加した総力戦だったのだ。


お客さんを楽しませようと工夫を凝らした演出で、
若者向きの脚本(ワ◎ピース)ですが、
わたしは好きの作風でした。
こんな人たちが居たんだねえ。


今日13時、16時の二回公演。

当日券わずかにあります。お待ちしています。


March 13, 2012

演劇祭中

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晴れたと思ったら雪が降ったり、変な日です。

新潟の冬将軍は最後の撤退戦。



東区の公演がなんとか怪我なく終わり、今日から20日まで
演劇祭のこりの行程の助っ人スタッフとして入っています。


今日は新潟大学演劇研究部の仕込み。

頑張って、若者たち!


寸法間違いなんて君たちの若さで跳ね返すのだ!


::::最近のコメ::::