June 2012

June 14, 2012

韓国発「NANTA」

また東京に来ています。

韓国発のエンタテイメント、「Cookin' NANTA(ナンタ)」
公式サイトはこちら



4人のパフォーマーが厨房の中という設定で、
様々な道具や食材を使ってビートを奏でるという
ロックでコメディな客席一体型娯楽作品です。

ブルーマンによく似ているけど、、、
もう少し、大道芸というより喜劇という感じ。
日本ではこっちの方が分かりやすくていいのかも。

劇団四季の元後輩と二人で助手についていますが
「こういう、ただ単純に思いっきり楽しい作品やりたいよね!
日本でも!!」と話しています。

ほんとにな~~
 

しかし時間がない!

本日の15時が初日公演です、
浜松町のニューピアホールにて、当日券でお待ちしています。 

スケジュールはサイトでチェックを!

June 11, 2012

演劇論を、たたかわす

いやー最近、感情エネルギーの消費過多です。

専門学校で舞台の基礎知識講座を持ちつつ、
実習公演の舞台装置と舞台監督をしているのですが、、、、
 
他の先生たちの指導方針と合わなくて、いつもケンカに
なってしまうのです。

事あるごとにバトルになるので疲れます。
バトルと言っても、私がわめいているだけで、
多分周りの先生方は気にも留めていないけど。

他の先生たちは、 新潟で名のある演劇人ばかり。
それぞれに世界観やこだわりを持ち、
自身もクリエイターとして、生徒の作品づくりに関わっている。

そして生徒たちにもそうであれと求めている。


しかし、私は

インスピレーションや芝居センスだけを過大に求める方針に、
生徒たちの基礎能力が追い付いていないことの方が気になる。

そして、インスピレーションや芝居センスが外に出たら
武器にならない、むしろ命取りになることもある、と思っている。


私も、自分の美学を持って作品づくりに臨んでいます。
けれど現在の学校で教えていると、


私が舞台監督として大切にしている「演出を理解して実現する」という
ベクトルが、

先生として先輩として「生徒たちのためになる授業をする」という
ベクトルと
 

まったく逆行してしまうのはなぜなんだ!!!!


つまり、他の先生たちの作りたいことが、
私が教えたいものと全然違うんです。 

 
困ったなあ。


演劇人は、美学と美学を戦わせる種族なり。
毎日戦闘だと嫌だなあ。

ここであんまり反発していると仕事も無くなっちゃうってのが
狭い市場構造の弱点か。


だけど戦う。

自分の美意識を殺してしまったら 
演劇本来の存在意義がなくなるから。 


演劇は、ジャイアンに反発するのび太の歴史なんだってば。

June 05, 2012

また、劇場でないところを劇場にする

こんばんは。

更新頻度がまた落ちてしまいました。
各方面の関係者からお叱りを受け、更新します。

(絶賛B型炸裂中です。) 


というのも、ただいま仕込み期間中。

また、劇場でないところに劇場を創っています。
この専門学校の公演を請け負って、4回目。

つまり毎回、劇場を借りる予算がない中、授業の一環で
学校内の一室で公演を打たなければならないのです。  

「見せようと言う人と、それを見ようと言う人が存在すれば、
そこは劇場である」

と、学生時代に強く信じていた私は、友人と中央線の車内で
見事ゲリラ公演を果たしたことは有名ですが、

最近は機材の発達で、どんな狭い、不向きだと思われる場所でも
立派な照明や映像まで仕込めて、なんて恵まれた生徒たちなんだろう。


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こちらスタッフ陣も慣れて来ました。
 
今回は、女子力を結集して(もちろん私は女子には含まれませんけど)
大黒幕を縫ってもらいました。ミシンが使える女子、ばんざい。

やっぱり綺麗な黒幕があると美術の見栄えが違います。
袖パネルもたくさん叩きました。

背景の「憧れの大阪」パネルは私の担当。
100円ショップの蛍光ねんどとライブハウス風のLED照明で
通天閣が輝いています。


これであとは生徒たちの芝居の精度が上がってくるのを待つばかり。

毎日ハタチとのバトルです。今日も血気盛んな男子とあやうく殴り合いに
なるところでした。おばちゃん疲れが溜まりやすいのでつらいです。


アングラ創作現場は、毎日が天下一武道会!!!


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::::最近のコメ::::