July 2012

July 30, 2012

かもめシアターが熱い

水と土の芸術祭。(公式HP


新潟市で只今開催中のアートフェスです。

メイン会場は、万代島旧水揚場(ばんだいじま きゅう みずあげば)。
つまり、以前、漁港新潟の水揚げ、荷さばき、そしてセリに使用されて
いた、漁業の中心地、ウォーターフロントなのである。

その中に、水揚げ場を改装して作った「かもめシアター」。


これはもう、大人の秘密基地ですよ。

みてみて!!!


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 やばいっしょやばいっしょこれは!!

建物の奥に客席、そこから
湾口を見ると、海をバックにステージが組んであります。


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現在はステージの後ろに、日比野克彦の作品(灯台と船が合体
した形のオブジェふたつ)が展示されています。

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客席は市内の演劇人たちの手作り。

最前列の丸太は、旧町屋の梁(はり)だった木材を再利用。

私はこれ、イントレに乗っています。
管理人の友人に、客電取り付け(配線)を頼まれ電気工事中。 

この客席、が、ですね。

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なんと、すべてフォークリフトのパレット。
もともとの使い方を知っている方々が見たら、かなり萌えますよ。

シアター内には、水揚げで使われるコンベヤなどの年季入った
機械類も多く置いてあり、廃材大好きのnacoには垂涎必至。

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音響&照明のオペブース ↑

とにかく一見の価値ありですよ。



ただ、シアターとしての使い勝手を実際に考えると、難点は多々あります。

例えば

・日中は逆光になり、かなり照明を焚いてもステージが見えない。
・付近で音を楽しむ他の作品を展示しており、大音量での公演ができない。
・シャッターが無く、オープンスペースなので、機材等置きっぱなしにできない。
・空調調節が出来ないから猛暑、極寒期には公演できない。
・雨の日は吹き込むし、きっと雨音がウルサイ。
・ハトが住んでいるので、いつ何どきフンが降ってくるか分からない。
 
など。

その他にも、消防署や保健所関係の許可をクリアするには
施設として不完全な箇所が余りにも多く、
もっと行政がサポートしてくれてもいいのにと思います。 

行政の皆様に、声を大にして申し上げたい!!!
シアターは、建物自体だけでは本来の価値はないのです。



そこに、人が、集うこと。

それがシアターの本質なんだ。


だからもっと活用しなくてはいけないんだ!
シアターを作ったら、使わなくては罪なんだ!

ということで是非、会期中(12月末までに)有効活用をさせて下さい。
私は自分がパフォーマーでないのが残念でなりませんが、

音楽をやっている人だったら、あのステージを一目みたら、
絶対ここでライブをやりたいって、思いますよ!!!マジ!!!
だからみんな来て!東京からも石垣からも、タイからも来て!
 

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ロフトスペースには写真展示。


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となりの旧水産会館では、昔水揚げ場で使っていた物品や
廃校の小学校から持ってきたグッズで

カフェが。

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カベぶち抜きで晩餐テーブルが。 
これもアートのひとつ。

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カフェの厨房はすべて小学校から持ってきたもの。
家庭科室の調理台、理科室の実験台、保健室のカーテンレールに
教室のドアの上の窓枠など、、、新潟のナチュラルフーズを堪能できる。 


芸術祭は、オリンピックと違って、テレビを通して生活に入っては来ない。
出かけていかなければ、開催していることすら気付かない。

だけど冒険心のある人には、魂の震える体験をさせてくれる。

ぜひ、足を動かして下さい。 


しかし休日も出勤日もやっていることが同じだなあ、私は、、、 
幸せだよな、考えようによっては、、、




July 27, 2012

新潟に映画村が?!

みなさん、暑いですねー。

うちはまだ、あの伝説のクーラーを入れていませんが
(※うちのクーラーがどのような代物であるかご存じない方は、
2010年夏の記事「自宅水没」をお読みください) 

そろそろスイッチオンしたい気分です。
おとといからモスキートとの戦いも幕を開けましたので。


さて、今日はひっさしぶりの休みでした。
母とランチ。

新潟市中央区大島、信濃川のほとり(上流の方)にあるイタリアン、
PerLecco(ペルレッコ)へ行きました。



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イナダの燻製パスタ、おいしかった♪

で、ちょっと時間があったので、ふるさと村に行きました。

ここはその昔、万博のために建てたパビリオンが残ったもの、
だったように記憶しているのですが、
まあ観光者のための物産店がちょっとあって、あまり一般市民は
用事もないし、たいして面白くもない、田舎の土産物屋。


と、思っていたのですが!!!!


初めて足を踏み入れた「アピール館」で。

明治から現在までの、新潟の歴史を紹介しているコーナーに、
明治期、大正期の新潟の様子を再現した街並みコーナーが
あるのです。

明治期は、雪の新潟の生活。

なんと入口は常に雪が降っている。
天井に巨大かき氷機みたいなのが動いているのです。

そして囲炉裏傍でわらじを編むおとん、
民話を話してくれるおかんの家を通りぬけ、

浪漫チックな大正期の新潟へ。

この写真は、大正期の古町十字路。
手回し信号機を操作する警察官のマネキン付き。

「GO」と「STOP」を、90度回転させることにより
表示させるという信号機。

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「豪傑 児雷也」を上映している映画館や、
イタリア人の始めた洋食店のイタリア軒(現在はホテル)、
 写真館、文房具店、赤ポスト、など、
ノスタルジックな舞台セットが立ち並ぶのです。

ほんの10数メートルだけど、そこは映画村でした。


楽しい。

新潟にこんな場所があったなんて!
こんど県外の大道具の友達が来たら、絶対連れてこよう。
 

こういうセット、作りたいなあ~~
誰か大正期の芝居、やってくれませんか。

July 25, 2012

弥彦燈籠祭り

はい、更新が滞っておりましてすみません。
体力を消耗する現場が続いておりました。

まだまだ忙しいので、ちょっとだけ近況報告程度に。


劇場の中で長時間仕事をするのは慣れているのですが、
屋外の体力消耗はちょっと種類が違うものです。

なかなか段違いです。
多分2リットルくらい汗をかきます。

日焼けをしたくないので、長袖長ズボンで、
手ぬぐいの上に帽子で、すごい出で立ち。
でも終わった後、すがすがしいのが良いです。


昨日は弥彦に行ってきました。
地域のお祭りの照明です。

あの地域には、 ものすごくたくさん児童が居るんですね!
地元にお祭りがあるっていいですよね。

新潟祭りみたいな都市規模の大きいのじゃなくて、
町内とか地区の単位のお祭りのことです。

私は小さいころ、 特に地区に祭りがなかったので、
とても羨ましいのです。住んでた地区が割と新興住宅地だった
ためだと思います。祭りはやはり農業と結びついていることが
多いので、魚沼のあたりの祭りは凄い数だし、新潟市でも
中心部から少し離れた古い地域は結構やってます。


弥彦も面白かったです。
神輿が街を練り歩いたあと、ステージでよさこいチームが
数組踊り、仮面ライダーフォーゼのヒーローショー。

ちびっこたち大喜びでした。
私はリハーサルから観ることが出来て、
大変興味深かった。

そのあと、おまけのように花火がバンバン上がり、
弥彦はお金のある市町村だったと思いだし、
さらに蚊にもブンブン刺され、

夏がきたことを実感しました。

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(まだ仕込み中の写真。) 


July 15, 2012

夏だ!すでに花火だ!

新潟に住んでいて良かったなと思う瞬間の第一位は、

夏になると日常的にそこらじゅうで花火が上がっているのを
見ることができることかもしんない。 


今日はスーパーで買い物して家に帰る途中、
我が家の裏からぼんぼんと轟音を響かせて
花火が上がっているではないですか。

新潟でも一番早い時期に開催される、「関屋浜花火大会」が
本日でした。(ちなみに我が家は関屋浜から徒歩3分。) 


新潟の花火大会スケジュールこちらです。県内の皆さんどうぞ


なつだぜー。


昨日は夢ひかりの稽古の帰り、キッズのお父ちゃんたちに
呼んでもらって大和(浦佐)の祭りに出て来ましたしね。

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地域のまつり、大好きです。


浦佐の駅前にある、毘沙門堂を参拝しました。
今シーズン、すでに3回目の夏祭り!!!

3月(豪雪地帯が一番寒い時期)に、地元の若い衆が水行をやって、
毘沙門様めがけて巨大ろうそく抱えて押し合う「押し合い祭り」の会場。

地域にはすごい文化がある。


祭りは、有無を言わさず、魂がぐおんぐおんと唸る、
そういうのを感じる瞬間がたまらなく好きです。


新潟は花火生産額全国第二位、大玉を打ち上げさせたら
きっと全国一位の、花火地帯です。


ぜひ夏は新潟に来て下さい。 


July 12, 2012

にんたいはれんたつをうむ

劇団四季の皆さんが県民会館に来ていました。
わが街の人たちのために、どうもありがとうございました。

夕方からとなりの劇場で仕込んでいたんですけど 
なかなか時間が空かず、劇場には顔を出せず仕舞いでしたが

昨日はイントレを積み上げるかなりキツイ現場のあと
ちょっとだけ照明のTさんとお話しました。

私が1年目の頃からくじけそうになると旅公演先でギターを
弾いて励ましてくれ、劇団夢生の公演にまで引っ張り込んだ
頼りになるTさんです。

会社に入って、色々とジレンマを抱える日々を送っている
今の私の状況を一目で察したTさんが下さった言葉が

「忍耐は練達を生む」

でした。



人は、誰でも忍耐を求められる時期がある。
その時期に忍耐を出来ないと、何事も身に着かない。

ということなのだそうです。

「nacoちゃんは今、忍耐の時期だからさー。
そこで我慢が出来ないと、良くないのよ」


これはなるほどと思いました。

文句なしに、そうだ、と思いました。


四季で頑張っている同期の仲間や、先輩たちの活躍を聞きました。
忍耐が練達を生んでいるんだなあと
密かに尊敬しました。エールを送りました。

※業務連絡
名古屋の、奈落で、頑張っていますか。
Tさんから色々聞きました。
素晴らしいね。



さて、この言葉を調べてみたら

聖書でした。


Hardship produces patience,
and the patience produces skill,
and the skill produces hope.


「わたしたちは知っています。
苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。
希望はわたしたちを欺くことがありません。」





そうか。

::::最近のコメ::::