October 2012

October 30, 2012

リフォーム準備

床の張替えを始めたものの
6月の過去記事「居間改装大作戦」参照)


ちっとも進まない、我が家のリフォーム。
そうこうしている内に、ストーブが必要な季節になってきた!

このままだと床が薄くて、凍えてしまう、、、

という訳で、さぼっていたリフォームを再開。
まずは床材サンプルを取り寄せました。

写真左側、アンティーク加工の栗材で行くことに決めました。

続きは、また到着後。


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October 26, 2012

地球の裏から

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Amazonで注文したCD、
売り主をよく確認していなかったんだけど
どうも遅いなあと思っていたら
ドイツから小さいつつみが届いた。

わたしのワンクリックで
ドイツの皆さんが働き
この子が海を越えて来たのかと思うと
なんか嬉しい一枚。



てか単なる確認不足。
なんですけどね。


多忙。

聴こう。


October 20, 2012

ジョン・シルバー只今上演中

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新潟、東京、奈良、そして那須の演劇人とミュージシャンで作る
水揚げ場版「ジョン・シルバー」が、今日と明日、上演中です。 


新潟でかなり年季入った小劇場人たちと県外の猛者たち、
そしてワークショップを通して参加している一般市民の皆さんが、
浜茶屋に泊まり込んで製作。

私ここ二年で、新潟の重鎮たちと親しくなってしまったため
チラシのスタッフんとこに名前がのっているのですが

実際ゲネプロも本番も観ることできず…
罪滅ぼしに三日前に仕込みを手伝わせてもらいました。


戯曲は唐十郎作(しかも初期の)なので、正直私には難しい。


しかし、数年前まで漁業関係者が水揚げに使っていた会場は、
趣十分で、雰囲気を体験するだけでチケット代に値します。

ステージの後ろはすぐ水面。港の向こうの街や工場の灯りが
ドラマティックで、バンドの生演奏がなんともお洒落です。

こういう冒険・実験的な作品て、街の新しい顔を開拓してくれるので
どんどん試みて欲しいと同時に、
使いづらさ、観づらさとは常に隣り合わせ。てか同席。


もがきます。そこと対峙せずに、冒険だけを求めてはいけない。


とりあえず今回は防寒対策だけして、トライすることをお勧めします。


October 14, 2012

続・闘うアラサー女子

中2男子とめくるめく格闘戦を繰り広げてから、
 
はやひと月。
 
お話にはつづきがあります。
 
 
いよいよ演劇の発表会を来週末に控えた3年生たちに、
演劇指導をしに再び戦場である白新中へ赴きました。
 
 
 
あの2年生は、一年たったらこんなにも大人になるんでしょうか。 
 
 
3年生は2クラスあり、各クラスでひとつずつ、作品を上演します。
 
 
1組が「ナゲキバト」、2組が「泣いた赤おに」。
 
 
各チームで演出担当がテーマや演出を考え、
台詞も全部覚えて良く稽古出来ていました。
 
しかし、、、
 
日本の童話である「泣いた赤おに」は、
大抵お客さんがストーリーを知っているだろうし、
最初から最後まで起承転結、
ごくごくわかりやすく進行するのに対し、
 
最近の海外児童文学の中でも、
その奥の深さが取り上げられ話題になっている
1組の「ナゲキバト」は中学生がやる題材として難しすぎる。
 
 
実際、稽古を観てみると場面転換も多い一組の作品は、
台本をもらっていなければ一度では把握できない筋書き。
 
私に与えられた時間は、一回通し稽古を観たあと、ダメ出し15分。
 
実際見てみたら、本編は45分もあり、大混乱。
まさにこれは、ちょっとアドバイスをしても焼け石に水!
 
でも私、今日しか呼ばれてないし…
どこまで言うかは悩みどころ、
この子達の目的はクオリティの高い舞台ではない。
 
でも全然面白くなかった、嘘をつくことはできん!!!
 
 
あと一週間半ある。
ゆめひかりだって最後一週間で大変身するんだ。
よし、子どもたちのガッツを信じよう。
 
 
「ごめん、正直よく伝わってこなかった。」
 
 
そして15分間、とにかく話の筋がよく見えるように、
表情や気持ちや役柄が伝わるように、
俳優にもスタッフにも、具体的なアドバイスをしました。
 
しかしほんの15分。何か役に立つのだろうか。
 
 
教務室で教頭先生や担当の先生としばらくお話し、
あと一週間できる限り観てあげてくださいと挨拶し
 
玄関からかえろうとしたその時。
 
 
一組の主役の女の子が、私を待っていてくれたのです。
 
 
「先生、このせりふの気持ちがどうしても分からない」 
 
そこについて一緒に考えて答えが出ると
また次。そして次。次々、次々。
 
 
これは何だ。
 
 
この子達は、もっと上を目指しているんだ。
いま成長しようとしているんだ!
 
 
家に着いて、もう一度、一組の先生にTEL。
 
「明日、もう一度だけ、自主的に行ってもいいですか。
今度は一時間ずつください。」
 
 
先生たちは話し合って下さったらしい。
なんと子どもたちも話し合ったらしい。 
 
実はあとから聞いた話だが、一組の何人かが、
私のコメントがショックで激しく落ち込んでしまったらしいのです。
もう一度私に厳しい事を言われたら、立ち直れなくなるかも
知れない、そしたら本番に間に合わないという意見も出たそうな。
 
担任の先生は生徒たちに判断を任せたという。
もう一度、私にきてもらうことができるけど、
決めるのはみんなだと。みんなが嫌なら断ると。
 
 
中学生にプロの目線から変に高いクオリティ要求されても困る、
一週間で出きることと出来ないことがある、
だけど、伝わらなければ、結果が出なければもっとやだ!!
 
そういう結論になったのだそうです。
 
 
彼らのプロ意識。
舞台に立つ以上、客を呼ぶ以上、
努力するだけじゃダメなんだと。
自分たちでそれを見つけた彼ら。
 
 
翌日の一組のみんな、ものすごい目でした。
「私たちは覚悟ができています。だから教えてください。」
 
と、総監督が言って、全員が一丸になったことが、雰囲気で分かりました。
 
それからの一時間は私に食らいついてくる生徒たちと
「まだまだできる、おなじとこからもう一度!」の応酬。
 
「家で、おじいさんの歩き方練習したんですけど、観てください」
「一瞬しか出てこない警官なんですが、どうしてもみてほしい!」
「僕はこういう気持ちなんだけど、どう言えば伝わるか分からない!」
 
全部みてあげられなかったけど、彼らはもう大丈夫。
必ず大変身します。しないわけがない。
 
 
舞台に対して責任を持ち、工夫する楽しみを知ったから。
 
楽しみだなあ、本番。きっと最高の瞬間がやってくると思います。
 
 
 
仕事を引き受けたことに対する責任を、
いちばん教えてもらったのは私かも知れないよ。
 
頑張ろうね。
お互いの舞台。
 



October 09, 2012

ここは新橋ガード下?!

きのう、東区劇団のうちあげ。

スタッフの私たちはいつも二次会からの参加。
毎回二次会をやる明石通りの「大蔵」は、鬼気迫る臨戦態勢で我々を待っていた。

遠くから我々が近づいていくと、なにやら、道幅が半分になっている舗道。

なんのためらいもなく、



点字ブロックの上に座布団が敷かれていた。



大蔵は定員20名前後の、小さな町の飲み屋さん。

東区劇団の人はみんな大蔵が大好き。
しかも、2次会になってもほとんど誰も帰らないため、
50名近くが詰め掛けてしまう。

その結果、マスターが張りきって、路上にスタンバイをしてしまう。
新橋のガード下でホッピー飲んでた頃を思い出してしまう。

そして、警察が来てしまう、、、(無許可だった)


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※ちなみに、マスターは巨人軍の熱狂的なファン。
店内の壁紙はすべて、スポーツ新聞の巨人軍にまつわる歴史的
記事の切り抜きで出来ている。ジャビット君が宙を舞っている。



東区市民劇団、回を追うごとに、ちょっとずつ、ちょっとずつ大人になっていきます。
東区のうちあげは、毎回大爆笑。失敗談だらけなんだけど、それが、いい。

毎回、どなってどなって、泣いて泣いて、笑って笑って、家族のよう。
わたしはアマチュア演劇の舞台監督をやっていて、本当によかったと思う。


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また会おう。キビタシの森で。


いや、明石通りの舗道で。

::::最近のコメ::::