February 2013

February 23, 2013

うちの台どころが寒い件

一番寒い時期なのじゃないかと思います。

この時期の、時たま現れる晴れ間が最高の瞬間。


うちの台どころは寒いです。

台所の流しに、朝出かけに食べたご飯茶碗に水入れて置いて
帰宅したら、氷が張ってました。

なのでいつも、台どころに出かけるときにはダウンを着ます。
調理中は常に、ダウン着用必須です。

居間に入るとホッとする、落ち着くと言うより
「基地」に戻った気分。

基地から出て、基地に戻るまで、ずっと全力で走ります。
トイレに行く道中、お風呂に行く道中。


今朝の基地からの画像です。
庭を望む。



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February 19, 2013

雪まつりに行ってきました

3日間、十日町の雪まつりに行ってきました。
お仕事で、です。 

舞台上のオブジェだけじゃなくて、ステージ自体も雪、客席も雪、 
とにかくすべてが真っ白の世界で、仕込み&バラシは天候にも
恵まれ、思っていた以上に爽快な3日間でした。 

こちらで写真が見られます。

雪国で生まれ育ちましたけど、新潟市は降って30センチとか、
稀に見る大雪と言われてもせいぜい60センチ。
十日町クラスの、数メートルみたいなここまでの豪雪になると
あたまと身体の使い方を変えないと動作の効率が落ちます。

次の一歩を踏み出す前に、雪が堅そうなところを瞬時に見抜く眼も大切。
何度か見誤って、腰まで雪に使って失笑を買いました。恥。


さて、そんな雪の毎日で、どうもパソコンが湿気にやられて
しまいました。

さらに追い打ちをかけるように、コンクリートの上で落としてしまいました!!

バカ!!!!!わたし!!!!


これを書いている画面も、文字はかろうじて見えていますが、
画像がメチャクチャで、何も見えません。
液晶が壊れてしまったようです。
ちょっと病院に行ってきます。


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February 09, 2013

断捨離(ダンシャリ)という思想

こんな本に出逢いました。

やましたひでこ著、「断捨離」。
公式サイトこちら。 

一見、よくある「片づけ術本」なんですが、、、 

 断=取り入れるものを吟味して制限する
捨= 現在の自分に関わりの無いものを捨てる
離=精神のfreeな状態になる

いろんなことが目からウロコでした。


私の家にはモノがたくさんあります。

あまり物質に固執しない主義なので、
人よりは(特に親友rankoなどと比べると)少ない方だと思いますが、 
ばあちゃんの生活していた家をそのまま借りうけている、
そしてばあちゃんは結構溜めこむタイプである、

などの経緯ございまして、 
かなりモノがたくさんある状態。

しかも、ばあちゃんの趣味と、わたしの趣味が混在しているので
まったく雑然とした部屋がたくさんあります。 

This is my 台所。


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ダンシャリは、
「そのモノは、現在のあなたと、関わりがあるモノですか?」
と問いかけていくところから始まります。 

この「現在」というのが、結構大きいポイント。
たとえば、コンビニでもらった箸とか、使わなかったら取っておきますでしょ。
でも、これって「現在」要るものじゃなくて、「未来」の私が使うかもしれない、
というだけのモノ。

これ、ダンシャリによればアウトです。
実際に使うのは数年先、いや実は使わなかったりしますよね。

「わたし」と「そのモノ」の関わりで見る、というのも大事なポイント。
結婚式のひきでものなどでもらった、頂きものの食器。
これ、使っていないのであれば、「わたし」と「モノ」が関わっているのでなく、
単に「わたし」と「くれた人」の関わりがあるだけ。

これもアウトです。
使わないなら、その人に感謝をして、モノは捨てる。


こうして見ていくと、 部屋の中の8割以上は、
「現在」の「わたし」に関わっているモノではないということになり、
すべて無くなるということになります。

それが習慣化できると、取り入れるものも厳選して、
物欲も減らしていけるんだそうです。


そうすると、いままで築いてきた貧乏症のセルフイメージとか、
リフレッシュできなかった過去への思いなんかが、
どんどん削がれていき、新しい生き方すらできるようになるよという、

たましいfreeの状態へ到達するのだそうです!


この本は「収納術」ではなく、「片づけ術」なんだそう。
収納は根本的に何も片づけてない、というのが著者の主張です。

お部屋が散らかってしまう人は、一度読んでみると良いかもしれません。
私も明日の休日から実行しようと思います。

大切なのは、一度に全部やろうとしないで、
その日、充てられる時間の長さに従って、
「台どころから」「押し入れから」「この、引き出しの一段目だけ」と
小規模でもその時完成させられる範囲ごとに始めること。

はたして、成功するのでしょうか。
自分にご期待。

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February 05, 2013

狂言をやってみた

あの、気に食わない女をまんまとだまして、
ひと泡ふかしてやったぜ~~という意味ではなく
マジで「狂言」をやったんですね。

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能楽堂でオペラ、能楽堂でコンテンポラリーダンス、
能楽堂でチャンバラ劇、能楽堂で人形劇、となぜかいつも
本来の使い方以外の公演スタッフしか、やったことがなかったんですが

その余りにも専門的で色々なルールのある劇場構造に、
興味津々でした。どうやって使うのか見たい……

でも、テレビで「能」をみると、セリフは分かんないし、
動きは少ないし、正直ちんぷんかんぷんで興味がわかない。
「狂言」ってなんなのかな?能と同じっぽいけど面白いのかな。

公演タイトルとかチラシ見て「これ面白そうな演目だから見てみよう!」
というほどの知識すらない、チラシ地味だしね……また今度…

ここで止まって前に進まなかったのですが、
りゅーとぴあの能楽堂で「狂言ワークショップ」が企画されており、
ちょうど仕事が休みばっかりの週でしたので参加してみることに。

Facebookで呼びかけてみたものの誰も同伴してくれないので
しかたなく、嫌がる母を無理やり連れていきました。


本日の参加者は約15名、狂言ファンもいれば小学生も。
講師の先生は深田博治氏と月崎晴夫氏。お二方とも和泉流の狂言師。
つまり野村萬斎のチームメイトということです。
 
「狂言はこうやって観るものです」という観劇ガイダンスみたいな
ものかと思って行ったのですが、意に反して、最初から最後まで
かなりの実技指導をされるという、驚きの展開に。

足袋に履き換え、全員ですり足の稽古をしたあと、
名乗りの練習をしてから謡(うたい)の稽古をやり、
さらに扇を持って舞(まい)までやって、
面(おもて)を着けて歩く稽古までやって、約1時間という
超難易度の高い、ハードコースでした。

いや~びっくりした。
でも、面白かった。

能は「あの世」のお話、狂言は「この世」のお話、と大別できるらしい。

能に出てくるのは天皇や高貴な身分の人、それが幽霊になったり、
物怪になったり。暗い、じめっとした話が多い。

それに比べて狂言は、俗っぽいもの。身近な人たちのドタバタコメディ
といったところ。山伏、猿回し、詐欺師、ブスなんかがたくさん登場します。

でも決してゆるい世界ではないようです。
それぞれの演目で、確固とした型があり、何歩でこちらへ、何歩であちらへ、
手の位置、ターンの仕方、顔の角度まで厳しく決まっています。

でも、セリフはとってもよく意味が分かります。
能のように「うにょ~~~にょ~~~~のょう~~~」かと思っていたら、
時代劇のセリフをちょっとオーバーに発声する程度でした。
知らない単語も、ちょっと想像すれば分かる範囲。

「狂言はまず、名乗りから始まります。
橋掛かりから、こう登場して、ここまで出てきて、一歩引いて、
まず名乗りますよね!名乗る時のセリフは決まっていますね、
何と言うでしょう?」 

隣の人が、「この辺りの者でござる!」「そうですね!」と、さも常識の
ように答えたのでびっくりしました。 

私に聞かれたら「ヤーヤー我こそは、ですね!」と言うつもりだったので。 
冷や汗。

つまり「私はこの近所に住んでいる者です」ということなんですね。
狂言は必ずそんなセリフから始まる、
庶民の身近にいようとする舞台ジャンルなんです。 

最後に、先生方が「仏師」という演目を見せて下さいました。

詐欺師の男が、仏像を彫ってやると買主に言うのですが
実は彫れないので、自ら変装して仏像になりすます。

お金をとってトンズラしようとするが、買主が仏像のポーズを
気に入らない。詐欺師は何とか買ってもらおうと、
仏師から仏像に何度も変装して色々なポーズをとるというドタバタ。

小学生の男の子たちまで、大爆笑でした。
母も楽しんでくれたので、ホッとしました。


狂言が、こんなに分かりやすくて親しみやすくて、面白いものだったとはね。
これで、 また劇場に行く楽しみが、ひとつ増えましたよ。
りゅーとぴあの皆さん、国立能楽堂の皆さん、素敵な企画をありがとう。

February 02, 2013

ミニミニ大作戦・二本立て

今、とっても車が欲しいですね。

ミニクーパーです。
2006年に映画「ミニミニ大作戦」を観て以来、
将来絶対この車に乗ろうと思ったのでした。

一台目を買う時にももちろん候補の片隅にあったのですが
とにかく運転に慣れるまでは国産中古の軽にせよと
車屋の親に呪文のように言われて、TANTO君にしました。

予定通り、擦ってぶつけて、現在、リアバンパーには
ガムテープが貼ってあります。ですがおかげで車庫の
入口は広くなり(バンパーを犠牲にして押し広げた)
運転技術もトラブル対応も、随分腕を上げました。
(パンク2回、うち一回レッカー移動、経験済)

今、突然誰かに後ろから刺されて、遠のく意識の中、
この世に残した未練は何かと犯人に問われたならば、
「ミニクーパーを買わなかったこと」と言って死ぬでしょう。 

mini

どうでもいいのですが、とにかくミニクーパーが欲しいので。

先週、ガリバーに行って現TANTOの査定と、ミニの見積もり
してもらいましたが、実は悩んでいる時間が一番楽しいので、

即決せず、1ヶ月くらいは車選びをして遊ぶことにしました。 


ミニの魅力を再確認するため、 ミニのカーチェイス映画、
「ミニミニ大作戦」を二本連続で観ました。

一本目が1969年のイギリス映画。
二本目は2003年のアメリカ映画。リメイク版です。


前回2006年は、この車の歴史を知らずに、新バージョンの
ほうだけ、観てたんですね。当時のレビュー読むと恥ずかしいです。

ミニクーパーは、もともと1959年にイギリスのBMC社が手掛けた
大衆車。それがイタリアの国産車FIAT、ランボルギーニらをことごとく
やっつけて大胆に廃車においやりつつ、トリノの市街を舞台に、
イタリア当局の全面協力のもと、両国の車の魅力を充分発揮させた
大規模なロケで話題になったのが1969年版。

原題「The Italian Job」は、トリノで金塊を盗もうという窃盗団の
「イタリアでの大仕事」という意味と、イギリス人に好き勝手やられて
まったく赤っ恥の「イタリア人(警察)の仕事はこの程度」という意味が
ダブルミーニングになっている。

1969

こっちは大変なB級映画っぷりで、エリザベス女王マニアのボス
をはじめ、常にイギリス国旗を持ち「イギリスばんざい」とペイントされた
車に乗って、トリノ市街を滑走するブリティッシュ窃盗団。

まーとにかく、すさまじいほどの小周りきかせて走っております。

ミニがイギリスの象徴であった全盛期がよく伺える映画でありました。
ミニはその後、1994年にドイツBMWの傘下となり、現在の形になります。

そして2003年版のThe Italian Job。
B級っぽいおバカな設定を一掃し、スタイリッシュなサスペンスアクションに。

2003

随分車体の印象も変わっておりますが、ユニオンジャック色の3色を
並べて走らせる趣向は変わりません。

ミニの疾走シーンは前作に比べて随分減っていますが、
名シーンの下水道追跡シーンや、階段くだりも見せてくれているし、
冒頭でヒロインの自家用車がBMCミニだったりと旧車への表敬も忘れず

ro-ba-mini


前作のファンも新しく楽しめる、内容濃いリメイクだと思います。


黒が欲しかったんだけど、やっぱり赤かなあ。
やっぱりサンルーフがいるなあ、、、
やっぱり私もシャーリーズ・セロンみたいになんないと、、、

::::最近のコメ::::