May 2013
May 20, 2013
ガールズ アンド パンツァー
面白いアニメを見つけました。
昨年制作された新作「ガールズ アンド パンツァー」 。
戦車に乗る女子高生たちの話です。
戦車といっても、戦争をするわけではないのです。
「茶道」「華道」と並んで、女性の嗜みとしての伝統武芸「戦車道」が
存在する日本という設定。
実戦もありますが、あくまで武芸の試合なので、誰も怪我をしない。
あれだけ戦車がペシャンコに潰れているのに、横転しているのに、
それは、おかしいだろー!という感想はとりあえず置いておきます。
面白いんですよ!!
知り合いに、勧められて借りており、
なかなか興味もわかず1カ月ほど放置していたんですが、、、
そろそろ見ておこうかと思って一話見たら、一気に12話全部、
見てしまいました。
この急激なハマり方は高校一年の時のエヴァンゲリオン以来です。
何が面白いかと言うと、登場する戦車が全て、主に第二次世界大戦で
活躍した実在車両であり、細部まで緻密に描かれているばかりでなく、
女子高生たちがそれぞれのスペックを把握しきっており、
敵の所有型式、台数、陣形、さらに試合会場の地形、
味方の士気などを計算した上で臨機応変な作戦を展開する、
という、かなりの戦車マニアたちが、拘って制作していることが
よく伺える丁寧な作画と展開に加えて、
個性あふれるキャラクターたちが個性あふれる戦車に乗って、
チームの中での役割を果たせるように成長していくという
スポ根なヒューマンドラマの一面も併せ持っており
ぜひお勧めしたい作品です。
こちらに、全国大会の紹介動画を貼っておきます。
まだレンタルが出ていないので、ご覧になりたい方は
もう少し待つか、DVDを買うしかないのですが、その価値はあります。
アニメは好きなので、なるべく色々みようと思っていますが、
第一話だけ見て、そこから先に興味が持てないものが多い。
やっぱ現実から離れすぎると、どこか冷めた目で見てしまうのです。
そこへ来てこの作品、もちろん話の設定は現実離れしていますが、
この実在戦車を扱うという、逃げられない検証努力とか、
戦車そのものへの愛、観る人に戦車を好きになってもらいたいという
作り手の想いが感じられることに、この作品の魅力がございます。
昨年制作された新作「ガールズ アンド パンツァー」 。
戦車に乗る女子高生たちの話です。
戦車といっても、戦争をするわけではないのです。
「茶道」「華道」と並んで、女性の嗜みとしての伝統武芸「戦車道」が
存在する日本という設定。
実戦もありますが、あくまで武芸の試合なので、誰も怪我をしない。
あれだけ戦車がペシャンコに潰れているのに、横転しているのに、
それは、おかしいだろー!という感想はとりあえず置いておきます。
面白いんですよ!!
知り合いに、勧められて借りており、
なかなか興味もわかず1カ月ほど放置していたんですが、、、
そろそろ見ておこうかと思って一話見たら、一気に12話全部、
見てしまいました。
この急激なハマり方は高校一年の時のエヴァンゲリオン以来です。
何が面白いかと言うと、登場する戦車が全て、主に第二次世界大戦で
活躍した実在車両であり、細部まで緻密に描かれているばかりでなく、
女子高生たちがそれぞれのスペックを把握しきっており、
敵の所有型式、台数、陣形、さらに試合会場の地形、
味方の士気などを計算した上で臨機応変な作戦を展開する、
という、かなりの戦車マニアたちが、拘って制作していることが
よく伺える丁寧な作画と展開に加えて、
個性あふれるキャラクターたちが個性あふれる戦車に乗って、
チームの中での役割を果たせるように成長していくという
スポ根なヒューマンドラマの一面も併せ持っており
ぜひお勧めしたい作品です。
こちらに、全国大会の紹介動画を貼っておきます。
まだレンタルが出ていないので、ご覧になりたい方は
もう少し待つか、DVDを買うしかないのですが、その価値はあります。
アニメは好きなので、なるべく色々みようと思っていますが、
第一話だけ見て、そこから先に興味が持てないものが多い。
やっぱ現実から離れすぎると、どこか冷めた目で見てしまうのです。
そこへ来てこの作品、もちろん話の設定は現実離れしていますが、
この実在戦車を扱うという、逃げられない検証努力とか、
戦車そのものへの愛、観る人に戦車を好きになってもらいたいという
作り手の想いが感じられることに、この作品の魅力がございます。
May 17, 2013
May 15, 2013
May 13, 2013
May 06, 2013
裏方レポウト「オペラ コジ・ファン 再演」
GWはオペラの舞台監督を一本やりました。
もうお付き合い二回目の団体と、
ツーカーのスタッフチームだったので
無駄なプレッシャーなく、充実した良い現場でした。
古典オペラは回数重ねるたびに新しい発見がある。
モーツァルトのコジファントゥッテをやったんですが、
昨年の3月に、りゅーとぴあ能楽堂で打った公演の再演だったんですね。
(昨年の記事はこちら。)
前回公演では初オペラかつ、初能楽堂ということで、
知らない舞台ジャンル&制約の多い劇場との戦いで精一杯。
でしたが今回はりゅーとぴあのお隣、音楽文化会館での再演。
余裕も出来て、初めて作品自体をよく知ろうと研究しました。
不思議なご縁でですね。
たまたま先週、ラフォルジュルネでご一緒した舞台監督さんが
オペラメインでやってる方で、大のコジファン好き。音楽的な仕掛けとか
それぞれの曲の意味や難易度なんかを教えてくれたのです。
「たとえば、何番の曲には仕掛けがあってね。
まず、男性の旋律がこうでしょ、
それに対して女性はこうくるでしょ、
それが表すふたりの関係はこうでしょ。
ところが曲の後半にくると旋律が変化してさあ……」
という具合に、「楽しい楽譜の読み方」を色々教えてくれたんですね。
ふむふむなるほど!これは面白いっ
私はクラシックファンじゃないから、これまで
楽譜というものはタイミングをつかむだけに使っていました。
が、初めて、読んでみました。
色々調べてみたら、何百年も前に出来ている作品だけあって
何百通りの解釈、楽しみ方があるんですね。
面白かったなあ今回は。
たとえば、今回は序曲の終盤で緞帳をあげるという演出だったのですが、
演出さんが言うタイミングで上げるのが、どうも気持ち悪くてですね。
きちんと意思と理由を持って「緞帳開けるのはここに変えませんか」
と交渉したのは初めてですね。
そしてそれが採用されたのです。嬉しかったな。
今回のポイントをまとめますと
数をこなす、
時間を短縮する、
それが何より求められる現場はたくさんあります。
とくに、地方では。
ですけど
内容を丁寧に紐解く、とか
パフォーマーの力量やコンディションを敏感に感じ取る、とか
そういう私にとって大切なことが思う存分やらせてもらえて
公演をうつことの楽しさを久々に満喫した現場でした。
終演後のスタッフうちあげにて、気の置けない他のスタッフさんと
緞帳をあげるタイミングはどうだったのか!とか
客席の照明(=客電)を暗くするタイミングはあれで本当にベストなのか!とか
そんな内容だけで、5時間も議論できたことが、幸せだなあ。
そしてですね、
飲みながらオペラの話をしていたら、
飲み屋の他の客に何人も話しかけられるんですよ。
「それって、モーツァルトの話ですよね?」
とか、「魔笛の話ですよね?」とか言って、話に入ってきて、
挙句の果てに作品の解釈についての議論になったりして。
オペラって本当に多くの人に愛されている芸術なんだな。
またやりたいですね。オペラ。
もうお付き合い二回目の団体と、
ツーカーのスタッフチームだったので
無駄なプレッシャーなく、充実した良い現場でした。
古典オペラは回数重ねるたびに新しい発見がある。
モーツァルトのコジファントゥッテをやったんですが、
昨年の3月に、りゅーとぴあ能楽堂で打った公演の再演だったんですね。
(昨年の記事はこちら。)
前回公演では初オペラかつ、初能楽堂ということで、
知らない舞台ジャンル&制約の多い劇場との戦いで精一杯。
でしたが今回はりゅーとぴあのお隣、音楽文化会館での再演。
余裕も出来て、初めて作品自体をよく知ろうと研究しました。
不思議なご縁でですね。
たまたま先週、ラフォルジュルネでご一緒した舞台監督さんが
オペラメインでやってる方で、大のコジファン好き。音楽的な仕掛けとか
それぞれの曲の意味や難易度なんかを教えてくれたのです。
「たとえば、何番の曲には仕掛けがあってね。
まず、男性の旋律がこうでしょ、
それに対して女性はこうくるでしょ、
それが表すふたりの関係はこうでしょ。
ところが曲の後半にくると旋律が変化してさあ……」
という具合に、「楽しい楽譜の読み方」を色々教えてくれたんですね。
ふむふむなるほど!これは面白いっ
私はクラシックファンじゃないから、これまで
楽譜というものはタイミングをつかむだけに使っていました。
が、初めて、読んでみました。
色々調べてみたら、何百年も前に出来ている作品だけあって
何百通りの解釈、楽しみ方があるんですね。
面白かったなあ今回は。
たとえば、今回は序曲の終盤で緞帳をあげるという演出だったのですが、
演出さんが言うタイミングで上げるのが、どうも気持ち悪くてですね。
きちんと意思と理由を持って「緞帳開けるのはここに変えませんか」
と交渉したのは初めてですね。
そしてそれが採用されたのです。嬉しかったな。
今回のポイントをまとめますと
数をこなす、
時間を短縮する、
それが何より求められる現場はたくさんあります。
とくに、地方では。
ですけど
内容を丁寧に紐解く、とか
パフォーマーの力量やコンディションを敏感に感じ取る、とか
そういう私にとって大切なことが思う存分やらせてもらえて
公演をうつことの楽しさを久々に満喫した現場でした。
終演後のスタッフうちあげにて、気の置けない他のスタッフさんと
緞帳をあげるタイミングはどうだったのか!とか
客席の照明(=客電)を暗くするタイミングはあれで本当にベストなのか!とか
そんな内容だけで、5時間も議論できたことが、幸せだなあ。
そしてですね、
飲みながらオペラの話をしていたら、
飲み屋の他の客に何人も話しかけられるんですよ。
「それって、モーツァルトの話ですよね?」
とか、「魔笛の話ですよね?」とか言って、話に入ってきて、
挙句の果てに作品の解釈についての議論になったりして。
オペラって本当に多くの人に愛されている芸術なんだな。
またやりたいですね。オペラ。