nanaibashi

西海岸を回っております。

2月でも半袖のサンディエゴ公演を終えました！

この気候を新潟に持って帰りたいです。



19世紀後半の古き良き、かわいい街並みを保存している
ガスランプ・クオーターと呼ばれる地区にある、
バルボアシアター。

これが街並みです。今でも夜になるとガス灯に火が灯ります。




バルボアシアターはそんな町の一角にある可愛いシアター。

舞台上はいつもの半分くらいの面積しかなくてとても狭いのですが 



客席に水の流れる岩壁があったり、
とても可愛らしいピンクの電飾のシャンデリアがあったり、
素敵な空間。


 
しかし、ここでまたしてもトラブルが…

 
いつものようにトラックから荷物を出そうとしたら…
荷台のシャッターが開かない！！！！



なんと事故が起きてトラックの構造がゆがみ、
シャッターが巻き上がらなくなってしまったのです。


しかし～～これが開かないと太鼓が出せない！
ものは届いているのに公演ができない～～ 

とみんなで30分近く必死に四苦八苦して、
最終的に少しだけトラックを破壊（？）して
見事、シャッターを開けることに成功しました。 




本当に、毎日毎日色々なことが起こります。

ツアーの前半で苦行を与えてチームを強くしようという
神様の御取り計らいだね！！と皆で前向きに捉えて
SOLD OUT公演を頑張りました。

今日はただいまよりツーソンへ移動です。
本日からアリゾナ州です。


べガスまで、もう少し！！ 

ザ・西海岸て感じの
サンタバーバラに来ました。

 


日中は半袖でいけるほど、暖かいです。


昨晩公演をしたこの街の劇場、グラナダシアターは
忘れられない劇場になりました。

なんとお金とかカードとかパスポートとかトラックの鍵とか
大切なものを一切合財入れたバッグが、
ホテルに着いたら、持っていなかったのです。

無い！！


と真っ青になって、劇場か、トラックに積んじゃったか
どっちかだけど、とにかく劇場が閉まる前にもう一度
劇場に見に行こう！と制作さんがついてきてくれて
劇場に着いたけど、もう閉まってる！

ここに置き忘れていたら大変！
翌日じゃ間に合わないし…

と死に物狂いでドアをバンバン叩いていたら
ちょうど施錠を終えて帰ろうとした最後の職員さんが
気づいてくれて、鍵を開けてくれました。

そして、バッグは面白いくらいに分かりやすく、
着替えをした広いお手洗いの床のド真ん中に
落ちていたのです！


せーーーふ！！！！！！！


アンフォゲッタブル・シアターです。
とお礼を言って帰ってきました。

決断力に優れたチームメイトと劇場のおじさんのご厚意に
本当に救われた日でした。

公演は満席で大成功！


ホテルが可愛いのです。

ホテル・ミロ。


 
物凄い解放感に溢れたビーチの街で、
海沿いの道に面して建つホテル。

あまりに可愛いので写真ブログを紹介します。
ぜひお暇な方はTake a look。こちらから。

本日は移動日。出発まで少し時間があったので
海沿いを散策。



ハーバーに、おびただしい数の船が停まっていました！！

素敵ーー！！


 

都市間移動の間隔が短くて、ログが追い付きません。

バークレーのあと、ロサンゼルスへ移動しました。


初、ロス！！！





でしたが、飛行機で夜に到着し、
翌日劇場へ行って準備・公演・撤去をやって
（業界用語で乗りうちバラシというやつです）
夜中にバスで次の街へ出発したため

ほとんど何も見てません。



宮殿のようなホテルでした。
もっと長く泊まりたかった…滞在時間は数時間。
 
毎回、とても居心地の良いホテルを取ってもらい
感謝、感謝です。


 

夜は、女性メンバー＋ボディガードの男子wで
リトル・トーキョーにお買いものと夕食に。

まだ日本を出て10日足らずだというのに、
既に食べ物に飽き飽きして、

インスタントの味噌汁と
けんちん汁と
塩こんぶと
ぽん酢を買いました。

これでしばらくは、もつ！！ 

みんなで日本のラーメンと日本のぎょうざを食べて
泣きそうに喜びながら帰ってきました。
日本食は、呆れるくらいホッとします。
（ラーメンだけど？？）



今回のツアーはほとんどが劇場ですが、
何箇所か、コンサートホールが会場の場合があり

ロスが、その一箇所目でした。

幕も無いし、裏側にもお客さんが入るため、
随分勝手が違います。十分打ち合わせしました。



 

美しい（ちょっと現代的な）パイプオルガンが背景です。
照明さんはいつもと条件がまったく違うので苦労していました。 

公演のあと、ロスを発ち、夜中の2時近くに
次の都市、西海岸を少し北上したサンタバーバラ着。

そして朝7時半にホテル発。

みんな全然寝てなくてきつそうです。
あちこちで床に倒れて昼寝するメンバーの姿が。


でも今日はFull House!!　満席です!!

サンタバーバラのお客さん、待ってて～～！！ 

バークレー公演三日目の朝です。


大学のキャンパスでリス君に遭遇。

お食事中。







カリフォルニア大学バークレー校グッズを買ったりして
束の間の大学生活を満喫しました。

なぜか、ロゴ入りＴシャツを着たどーも君。
人気商品らしい。

タグには「DOMO」。






毎日お天気なのはいいのですが、
こちら、空気の乾燥が激しく、
木でできている楽器たちが悲鳴を上げ始めました。

あり得ないくらい反っちゃったり、
ヒビが入っちゃったりしています。

困りました。 


 
人間も乾燥してきました。

唇が切れて流血するし、顔がパキパキしています。

 
そんな時、大学前の通りにダイソーを発見！！


こちらは100円ショップではなく1.5$ショップ。

商品は日本のダイソーと一緒です。
普通に日本語で書かれたまま売っています。

大喜びで、乾燥対策グッズを！！


大事よ、これ！！！！



 

今朝はお風呂に入りながらマスク貼り付けて、
とても潤っています。

今日は昼公演のあとLAに移動。今後は次第に南へ、
そして内陸の砂漠ラスベガスへと移動していきます。

お肌が～～～！！やばい～～～！！

ダイソーグッズで乗り切れますように。 

バンクーバー公演はトラブルに見舞われましたが、
大盛況にて幕を閉じました。ほっ。


翌朝、今度は一転、カリフォルニアに移動です。


飛行機が天候の都合でかなり遅れて、
サンフランシスコに着くころには真っ暗。

夜景が綺麗な大都市です。






大学時代の親友・蘭子の留学先、カリフォルニア大学
バークレー校の敷地内にある、ジラーバッハホールにて
3日間の連続公演。しばらくバークレーに滞在。


大学4年生の時、蘭子を訪ねてこの街に遊びに来た
ことがあります。この劇場にも、蘭子の友人の演劇学部の
女の子を訪ねて入ったことがあり、まさか仕事でまた来れるとは
思っていなかったので感慨深いのです。

とっても大きくて開放的なキャンパスです。





われらのトラック。黄色のペンスキー。


鼓童はここで90年代から公演を重ねており、
劇場スタッフさんたちも慣れたものです。

とても手厚く協力してもらい順調に仕込んで、
初日公演は2000近い席がほぼ埋まる大入りでした。m(_ _)m





アメリカの劇場豆知識。

一日の公演が終わると、舞台の上に、下の写真のような（よく見えないけど）
スタンドに裸電球が一個だけ点いたランプを置いて帰ります。


点灯させて帰るのです。なぜでしょう。

 

 

答え。


これは「ゴーストランプ」と言って
劇場に住むゴーストが、夜まっくらで転ばないように、
親切に点けて帰るのだそう。 Σ(°Д°；
 
西洋では、どこの劇場にもゴーストが居ると
信じられています。

悪さをしないように、公演を見守ってくれるように
敬意を払うのです。もっとやる劇場では、
ゴーストシートといって、バルコニー席の一番舞台に近い最上席を
ゴーストのために常に開けておくのだそうです。


粋です！！


今日は夜公演のため、夕方から劇場集合なので、
蘭子の住んでいたバークレーを散策してみようと思います。