April 2015

April 21, 2015

タイヤ交換

暖かくなってきましたね!

バタバタとしていて、ようやく夏タイヤに履き替え。

いつも実家の父に手伝ってもらっています。


「今日、タイヤ替えに行くから。」
と連絡しておいて、行ってみると、
準備万端でした。

タイヤが両サイドに配ってあるという。


2015-04-21-14-18-49


母が車を修理中で、来ている代車が真っ赤。

2015-04-21-17-30-06



結構かわいくて似合うから
赤にすればいいのにな。

高齢者が派手な車に乗るの、
いいと思うんですよ。

後ろのシルバーは父の車です。
75歳にしてスポーツモデルに乗り換えた。

私のミニ子が一番落ち着いてます。

April 14, 2015

桜満開!

新潟は桜が満開の週末でした。


お仕事があった新潟市芸術文化会館「りゅ~とぴあ」の
ロビーの窓からは、白山公園の見事な桜が臨めます。 


2015-04-12-11-45-05


帰国後はしばらくノンビリさせてもらい、
久しぶりに出た現場はまたしても伝統芸能のつどい。

お琴、三味線、尺八、詩吟、琵琶、日舞などが
能楽堂にて繰り広げられました。

こういうお稽古ごとをやっている人って、
高齢者だけじゃないんですね。

日本舞踊を踊る小学生とか出て来ましたし

2年前に東京の現場でご一緒した、若手の琵琶奏者に
こんなところでバッタリ再会したり。


2015-04-12-11-44-16

 
 
この時期が、新潟特有の、冬が明けてから田植え前までの、
短期間のイベントラッシュです。 

 

April 05, 2015

アセンズです。梱包。

3月29日、29都市を廻った鼓童ワン・アース・ツアー2015神秘
北米ツアーは、 ジョージア州アセンズにて千穐楽を迎えました。

2015-03-30-07-45-52

通常は劇場なのですが、最後の会場はコンサートホール
だったので、舞台袖から舞台上を見ることが出来ず、
音だけ聴きながら、演奏者の姿を想像しておりました。

公演が終了した後、船便ケースに慣れた段取りで
楽器や荷物を凄い早さで収納していく手際に驚きました。

この人たち、本当にいつも、こういうことやっているんだなあ。


2015-03-30-11-37-39


そして、打ち上げ!!…と行きたかったのですが、
周りに飲み屋も店も一軒もない場所でしたので、
敢え無く断念して、翌日の長距離移動に備え就寝。

北米神秘は幕を閉じました。


今回のツアーでは、公演に関する仕事の他にも、

鼓童と長年関わりのある北米の様々な文化団体や、
鼓童の公演をサポートしている国の機関、行政団体との
交流も見させてもらったし、

この類稀なる多都市ツアーをいかに成りたたせているかと
いうビジネスモデルをほんの少しですが垣間見させてもらい、 

大変勉強になりました。


特に強く感じたことは、伝統芸能の力。
心を打つ、とか精神レベルの「力」ではなくて
もっと戦略的な意味での「力」「価値」を持っているということ。

私、以前にアメリカで演劇の勉強をしているときに、
とある日本人の役人から、「演劇には何の価値も無い」と
「貴方のやっていることはクズだ」など、
酷い罵詈雑言を浴びせられたことがありました。

耳を疑いましたね。
日本人の代表として海外に派遣されている人間が、
文化や芸術に対して、なんの理解もなかったということ。

ところがですよ。

今回もたくさん、そのような「日本の代表」の役人さんに
お会いしましたが、積極的に応援し、自分は理解している
という恰好を見せてくる(本心は分かりませんが)。

これが伝統芸能の力ですよ。


もちろん、その力を発揮できるのは鼓童の人たちの
確かな技術と、和太鼓の本来持っている歴史と魅力が
あってこそなのは言うまでもない。

ですが、日本に於いて舞台芸術というのは、能を除いて、
もともと反体制の叫びとして発祥し、既存の物に異を唱えて
発展してきた、反逆児の文化だったわけです。

歌舞伎にしても、最初は弾圧されていたわけだし、
戦時下での演劇は取り締まられていたわけだし、
小劇場第一世代も、当時の世相に反旗を翻して始まった。

時の権力者に愛されて育てられ守られた、
西洋の演劇や歌劇などとは明らかに生い立ちが違い、
それゆえに未だに、上品な印象を持たれていないのではないか。

(以上、全て私の独学による持論。
真実に則しているか否かはわかりません。)


ですが、今回この目で見た。余りにも歓待され、
余りにも積極的に受け入れられた伝統芸能という、
いや、鼓童という、武器の強さを。


今、鼓童は、伝統を重んじながらも、新しいエンタテイメント
として舞台を構成する挑戦をしています。

私が言いたいのは、この人たちだからこそ、
新しい事を試しても世界が受け入れてくれる。
そして日本の権力が応援してくれる。

この人たちだからこそ、発信できる新しさなんです。

ある意味、日本の舞台芸術を一歩前に進められるのって、
この人たちを置いて他にないんじゃないだろうか。

と、ここ最近そんなことを考えていて、
それは鼓童の皆さんにも、お伝えしてきました。


そして我々、伝統芸能以外を志すものたちも、
卑屈になってはいけない、そして戦略的であらねばいけない、
「誰にも理解されなくてもいい」という独りよがりでいては
いけない、徐々に地位を高める努力をしなくては…


と思った次第です。

2015-03-30-07-45-34


最後の積み込みを待つ黄色のペンスキー。

世界を回って、色々なものを吸収して、
常にアグレッシブに創作をしてほしい、
本当に鼓童は愛すべき場所でした。


いつか、また一緒にお仕事をできるといいな。



これにて旅日記は終了です。
ご精読ありがとうございました。

時差ボケまだ治りませんが。 

::::最近のコメ::::