February 2017

February 25, 2017

フリマアプリ「トラブる」編

まさかの三段落ちになるとは。


数日前、またメルカリで買い物をしたところ
変な商法にひっかかってしまいましたので
ご紹介しておこうと思います。
 

とある品物が必要になったので、
「新品」と書かれて2000円程度で出品されている
品物AをKさん(仮名)から購入しました。

すると翌日、大手通販サイトAmazonの
買った覚えのないショップから宅急便が届きました。

開けてみると、中身は品物A。

Kさんからのギフトとして贈られた形になっており
納品書は入っていましたが購入金額は伏せられていました。

でも納品書が入っているわけだから。
Amazonのサイトへ行き、そのショップの商品Aを検索。
すると、1000円で売っていました。


なるほどね!
つまりこういうことです。

Kさんは、Amazonのショップで、思ったより安い品物
(1000円だとする)を見つけて来て、
商品情報だけをコピーしてきてさも在庫があるように装い、
メルカリの販売手数料と自分の利益を上乗せした価格(2000円)で売る。

誰か(たとえば、私)が2000円で買う。
そうすると私の住所や名前情報がKさんへ渡されるので、
私の個人情報をAmazonのショップへ登録し、
1000円払ってAmazonから私に送らせる。
メルカリに、販売手数料200円を納めたとしても、
800円の儲けになる。

自分では在庫を抱えないので、売れなくてもリスクが無い。


この稼ぎ方を、「無在庫転売」と言うのだそうです。


メルカリ3


パッと見たところ、誰にも損はありません。

Amazonのショップにしたら表示通りの価格で売れているし
メルカリには手数料が入るわけだし
私は「これは2000円の価値がある」と思った商品が手に入っている。
 
違法でもないし、悪徳商法とも言えません。


しかし、この違和感はなんだろう。

「不愉快」なのです!!


「悪徳」じゃないけど、「不愉快」商法とでも言おうか。

不愉快の理由は
1)私は自分の個人情報を許可なくAmazonに送られ
2)Kさんは右から左、左から右に情報を流しただけでお金が入り
3)私は、知ってさえいれば1000円で手に入れられた商品を
2000円で買わされている。 

でもまあ、
1)無料のフリマアプリ(メルカリ)に自分の住所と名前を
登録して個人情報をさらけ出したのは自分自身。
2)Kさんは情報を流すという仕事をしたのでその報酬とも受け取れる
3)物やサービスの価格設定が店によって違うのは当然だから
情報戦に破れた、もしくは検索の時間をお金で買っただけ

とも言える。 


不愉快だったので「無在庫転売」というワードで検索すると、
撃退法や対処法が出てくるかと期待したのに、

「無在庫転売で月収数十万稼ぐには」「無在庫転売入門」
のようなサイトや、 堂々とハウツー本まで出版され、
ベテランの経験者がセミナーをやって生徒募集まで
して、「賢い稼ぎ方」だと謳っている始末。 

メルカリ2

無在庫転売のやり方を分かりやすく解説したサイトはこちら



うーん。

グレー中のグレーなんだな。
ちょっとモラルが低ければ、グレーどころか
白だと言われても信じる程度のライトグレー。
「裏ワザ」と言えば言えなくもない。


うーん。

しかし本当にそうなのか?


Kさんが不当に儲けた、とか、私が騙されて損した、
というのは主観的な言い方なのでこの際おいとくことにして、

明らかにモラルに反していると思われるのは、
Kさんが、「自分のところに在庫がある」と偽っていること。
それから、私の許可なく個人情報を他人に渡したこと。

その点をKさん本人に指摘しようかと思ったのですが、
 
考えてみたら、Kさんは私の住所も名前も知っている。
Kさんが大悪人だったらどうする? 
爆弾が送られてくるかもしれないし、
スナイパーとか、暗殺者が送り込まれてくるかも…

わたし、こんなリスクを抱えてメルカリやってたんだ!!!
 

無料でお手軽で得した気分、の「ごっこ」の裏には
自分の身と財産は自分で守らねばならない、
という当然かつ致命的かつ思わず忘れがちな
ルールがあったのでした。


「ごっこ」なんだから。

その意味は、
商業登記とか納税とかの義務や手続きがない、かわりに
法律や警察は守ってくれないんだから。

ということ。

以上、いまメルカリを利用されている方も、
これからメルカリを始める方も、
無在庫転売を始める方も、
覚えておたほうがよいネット社会の摂理でした。


ちなみに無在庫転売は、メルカリでは禁止行為だそうで。
また、メルカリで知り得た個人情報を他人に漏らすことも
ルール違反だそうです。

Kさんについては事務局に連絡して調査と判断は任せ
(まかせた結果、アカウントは凍結されたが、
やる気があればアカウントなんていくらでも買える)
ご本人には商品には満足したと謝意を伝えた上で、
個人情報の扱い方には不満が残ったと申し添えました。
これが正しい対処法なのかは、これまた人それぞれ。


子供の頃よりむずかしいよ、ごっこの世界。




February 22, 2017

フリマアプリ「売る」編

チャンスを伺っているうちに一週間が経過…

おそろしい時の流れの早さ…


さて、メルカリで色々売る、ですが…

これがとっても楽しい。

その理由は大きく分けて二つあると分析します。

1)自分の価値が、取引金額によって
可視化されるという自己陶酔感。


以前読んだ小説でこんな設定がありました。

オークションサイトで自分の出品した物が
売れて「 いいね!」と評価されると
自分自身が誰かにすごく誉められた気がして
出品中毒になってしまう主婦。 

フリマアプリの醍醐味のひとつは、まさにそれです。
売れると自分に価値が付いたようで、嬉しいんです。

小説の中の主婦は、その錯覚に判断力を失って、
夫の大事にしている高価な品物を次々に売ってしまい
窮地に陥ると言うあらすじでした。

気をつけないと。


2)実益を伴う、お店やさんごっこ感。

お店って簡単に出せないですよね、本当は。
でも、みんなお店やさんに憧れているんですよね。

小さな金額だけど、ちゃんと実在の相手が居て、
お金を支払われて、商品を梱包して、発送をする。
失礼にならないように、真摯な取引をしなくちゃ、
って素人ながらに一生懸命やってみる。

それが童心に返ったようで楽しいんですよね。


わたし、どちらかというと(2)かな。
楽しい理由。


やり方が実に簡単なんです。

売りたいものを、スマホで写真に撮って
説明を書くだけ。

メルカリ


というわけで、使わなくなったものを
色々出品してみました。

一例。

・マタニティズボン
・マタニティ用の抱き枕
・出産や育児に関する本
・福袋に入っていたけど結局着ない新品の服
・実家に10年以上眠っていた各種いただきものの食器

などなど。

自分が要らなくても他の人の役に立つもの、
自分の趣味に合わなくても他の人が欲しがるもの

って案外たくさんあるんですね。

そして日本人の「もったいない」意識、「シェア」意識に
すごく合っていると思います、このシステム。


そして、売上金はそのまま他の出品者の品物の
購入にあてることもできます。
これはまさしく物々交換の感覚。
お金を使わずに買い物ができて嬉しい。 


発送方法にも工夫が。

「らくらくメルカリ便」というクロネコヤマトと提携した
サービスがあり、通常のクロネコ便よりも安く、匿名で
配送ができるのです。

実際、多くの人はそんなに儲けようと考えず、
配送料さえ賄えて赤字にならなければ~という程度で
金額を設定することが多いので、

売り上げのかなりの部分はクロネコヤマトに入っている
わけですよね。これはクロネコ大儲けですよ!


我が家は、家からすぐの所にクロネコの集荷所があるので
大変メルカリ向きなロケーション。
社長をかついで、お散歩は毎日クロネコヤマトです。


こうして、小さな主婦の楽しみを満喫しています。
 


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我が家にお雛様が飾られました。

母が嫁ぐ時に祖母が持たせたもので
私もこれを使い、これからは社長が使います。
50年物です。もったいない、もったいない。

いいものは、永く使おうね!
それ以外は、メルカリで売ろうね!
これが、わが社のモットー。
 

あ、社長がちょうどお目覚めですので、また!!
社長、本日のスケジュールですが、
午後から予防接種が5本です!! 

February 15, 2017

フリマアプリ「買う」編

うわ~~っ

気づけば半月以上更新が滞っていました。


ずっと家に居て、専業主婦生活のはずなのに、、
なんでこんなに時間がないのでしょうか。

社長の下で働き始めて以来、
フリータイムは確かにたくさんあるのですが、
マネジメントは自分でさせてもらえない感覚です。

「1時間まるまる休憩」というのと、
「いつ招集されるかもしれない待機状態で2時間」というのでは、
あきらかに前者の方が、集中して自分のこと出来ます。
いまは24時間、待機状態なイメージ。

お世話中はたとえトイレに行きたくなっても
自分の行きたいタイミングでは行けないのである!!


今チャンス。さあ記事かくぞ!


そんな最近、こまぎれのフリータイムで出来る
利回りのいい趣味見つけました。

「メルカリ」です。

要らなくなった物を(基本的に素人同士が)売ったり買ったり
できる、フリマアプリです。

ネットショッピングサイトと何が違うかと言うと、

誰でも出品、購入ができること、
売れたら10%の手数料をメルカリに支払うこと、
取引の間にメルカリ事務局が入って相手に品物が
届いた時点で支払いがなされるのでトラブルが少ないこと

などが挙げられます。

特にこの時期に必要なベビー用品と言うのは、
本当に数カ月しか使用しないものが多く、
買ってもその子が気に入らなくて無駄になることもあって
高い新品を買うのがためらわれることが多いし、
セカンドハンドで十分事足りるものばかり。

購入は非常に簡単です。
オークションと違って、もう値段は決まっているので、
その値段で結構、となったら購入ボタンを押すだけ。

初回は必要事項(送付先住所、支払い方法など)を
登録して、あとは待つばかり。


簡単なので、色々買ってみました。


メルカリで買ったものの一例。
・ベビーバス
・バウンサー
・哺乳瓶消毒キット
・搾乳機
・吐きもどし防止枕
・だっこひも
・トランシーバー

どれも新品定価の3分の1以下で手に入ったし
十分綺麗な状態の物ばかり。
自分も使い終わったら、また売ることが出来ます。

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(バウンサーをご使用中の社長。
お洋服もメルカリで新品出品していたもの。)


他のママ出品者から格安で譲り受け、
「育児がんばりましょうね!」というメッセージが
入っていたりして、勇気づけられたり。
 

育児中って、確かになかなかまとまった時間はないけど、
座りながら抱っこなど、片手は空いていることも多い。 

メルカリは、そんな「片手が開いている時間」にぴったりの、
かつ「お得感大好き」な女性たちにぴったりの、
たのしいお買いものアプリなのです。


さて、買うのに慣れてい来たら、
今度は売ってみたくなってきました。

次回は、メルカリで「売る」編!

連載にするつもりなかったけど
社長が泣きそうなので、急遽連載に変更!ではまた! 

::::最近のコメ::::