October 24, 2016

脚の筋力

生まれたての仔鹿のように、
という表現を目にすることがありますが、


まさに、本日の私が、それである。 



(LINEスタンプより画像借用)


無事に早産が回避できそうなので、
木曜日に退院することになったので

もう歩いてもいいでしょう、
ということになり、


2階下の診察室まで、
点滴スタンドをコロコロ
引っ張りながら歩いていくことになった。



しかし…


10メートルばかりすすんだところで、
異変が。



脚が上がらないではないか。



立って、その場に止まっているだけ
だったらできる。 

でも、

脚を前に出そうとしても、
出ない。


オオ!!!!


一瞬の戸惑いののち、
すぐに脳裏に浮かんだのが
「生まれたての仔鹿」。





予期せぬ身体感覚の変化に、
笑いがこみあげてしまった。

点滴スタンドが杖となって
体重を支えてくれたので、
なんとか前に進んだものの

面白いくらい腰が引けて、
点滴にぶら下がっている状態。

これだ!!
これが、生まれたての仔鹿という
感覚なのだ!!


この二カ月、
ベッドのすぐ脇にあるトイレと、 
病室のすぐ向かいにあるシャワー室
(1日おき)を行ったり来たりする
だけの日々を送ってきた結果であった。


いやー、
こんなに筋力って落ちるの???

そして、大丈夫なの??ワタシ。 





超大作「ソロモンの偽証」を3日で読了し、
皆さんからお借りしたガツンと系の本はあらかた
読み終えてしまった最終コーナーでは

江國香織
よしもとばなな
リリーフランキー

という私の中での脱力系作家
(力を抜いて読めるという意味)作品を
ゆるゆると読んでクールダウンしていますが、


頭の中は「生まれたての仔鹿」の衝撃で
おかしな興奮状態です。

 


本当に生まれたてだったらいいのだが



むしろ、これから産むってのに…



 


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