October 01, 2006
石垣人情記(五日目)
9月25日
そんなこんなで。
旅人の旅も残す所あと1泊。
いまさらになって地理的説明をしてみると
石垣島は那覇市のある沖縄本島からは
南に飛行機で30分くらいかかる遠距離だが
船で2時間以内に行ける距離にたくさんの
離島がある。
西表島や小浜島(ちゅらさんの舞台)、波照間島など。
6日の旅程だったので、中2泊は西表にして
カヌーやったりキャンプやったり
エコでアドベンチュラス過ごそうと
思っていた。
しかし、4泊が終わってみると、
全て石垣の市街の安宿で泡盛に酔って寝て、
さらに最終日は街のバーでフロアレディを
やろうとしている。
ん?!
まあいいか。
たのしいから。
この日。朝焼けをみようと、朝6時過ぎ、
東海岸へ原チャをまわした。
しかし絶景スポットが見つからず
ぐるぐるしているうちに、太陽は額の高さに。
サンライズ見れなかった。
最終日の朝に賭ける。
船長の船で、朝9時からまた潜りに行く。
どこの店も、午前一回、午後一回船を出す。
朝はたいてい9時から。
昼は13時とか。
太陽の光の色が違うから、午前に潜るのと
午後に潜るのは随分顔が違って見えた。
船長の船が出る白保と言う町は
島の東側に有るので、旅人は午前中の方が
綺麗だと思った。
美矢のいる、ちゅら屋でごはんを食べつつ
美矢と、美矢の幼稚園の友達と遊ぶ。

飛行機ごっこと水牛ごっこ
(こちらでいう、お馬さんごっこ)
で体力消耗。
すれたところが微塵もなくて
ひたすら元気よく人なつこく可愛い。
島人の気風かなあ。
結局3時間も遊んで午後3時。
宿へ戻り、器材を洗い体を洗い、
久しぶりに化粧などをしてフロアレディに備える。
しかしテーシャツ、ジーパン、ビーサン。
ママの店では、ママと、部下のフユちゃんが
既に料理を始めていた。
今日の貸切は、この店が主宰で、
この店のお得意さんたちがあつまって、
内地(九州から北の、本土のことをこう呼ぶ)へ
帰る女性の送別会なのだそうだ。
先日の台風の影響で屋根が破壊されたため
店の中は雨漏り。
料理などまったく出来ない旅人であったが、
とにかく大量に作れ、という指示だけ頂いて
さきいかを皿に盛たーり
クラッカーを皿に盛たーり
とりあえず当たり障りのない作業にいそしむ。
19時、お客さん一号は、先日島巡りしたハジメさん。
その次が、トシ君、カイちゃん。
仲良しの友達がそのままお店のお客さんという
このバーに、ぞくぞくと人があつまる。
バイク屋の健さんも。
あたたかい。
内地へ帰るというノゾミさんは、
大変美しい、モデルさんのような女性だった。
わきあいあいとした空気の中、
目玉イベント、三線奏者の肇ちゃんによる、
三線ライブ。ミニステージで。
美しい、のんびりとした音色だ。
島の音だ。
そこいらへんからどんどん加速。
肇ちゃんはカウンターに戻ってきても
三線をやめないし
おまけにその日の彼はカッターで指を怪我してて
弾くたびに傷口が開いて血が溢れ出すという
まさに命を削る演奏。
津軽三味線に聴こえる程の早弾き。
そのうち、肇ちゃんと一緒に来た
居酒屋店長のダイちゃんが、
「指揮」というパフォーミングアートを確立。
肇ちゃんの三線に合わせて、アクロバティックな
指揮を降る。(指揮の方が合わせているところが
ポイント。実際、肇ちゃんは笑っちゃって
ダイちゃんを見れなかったから、指揮者は
奏者の背中に向かって指揮をふる格好)
「指揮と三線」のツーピースバンド、
「ビンボー・リンボー」が、その夜、生まれた。
ノゾミさんは始終目に涙を溜めて
みんなの笑い声の中に居た。
事情はよく知らない。
だけど彼女がここの人々に愛されてて
繋がっていたひとなんだということは解った。
これが大きな決断だったのだということも。
明日、誰にも見送られずに飛行機にのり、
内地に向かうと言う。
そんなこんなで午前3時。
よく飲んだなあ。
泡盛。
さて、日の出は午前6時。
寝るか寝ないか、苦渋の選択。
そんな、5日目。
【6日目に続く。次回、いよいよ最終回!】
そんなこんなで。
旅人の旅も残す所あと1泊。
いまさらになって地理的説明をしてみると
石垣島は那覇市のある沖縄本島からは
南に飛行機で30分くらいかかる遠距離だが
船で2時間以内に行ける距離にたくさんの
離島がある。
西表島や小浜島(ちゅらさんの舞台)、波照間島など。
6日の旅程だったので、中2泊は西表にして
カヌーやったりキャンプやったり
エコでアドベンチュラス過ごそうと
思っていた。
しかし、4泊が終わってみると、
全て石垣の市街の安宿で泡盛に酔って寝て、
さらに最終日は街のバーでフロアレディを
やろうとしている。
ん?!
まあいいか。
たのしいから。
この日。朝焼けをみようと、朝6時過ぎ、
東海岸へ原チャをまわした。
しかし絶景スポットが見つからず
ぐるぐるしているうちに、太陽は額の高さに。
サンライズ見れなかった。
最終日の朝に賭ける。
船長の船で、朝9時からまた潜りに行く。
どこの店も、午前一回、午後一回船を出す。
朝はたいてい9時から。
昼は13時とか。
太陽の光の色が違うから、午前に潜るのと
午後に潜るのは随分顔が違って見えた。
船長の船が出る白保と言う町は
島の東側に有るので、旅人は午前中の方が
綺麗だと思った。
美矢のいる、ちゅら屋でごはんを食べつつ
美矢と、美矢の幼稚園の友達と遊ぶ。

飛行機ごっこと水牛ごっこ
(こちらでいう、お馬さんごっこ)
で体力消耗。
すれたところが微塵もなくて
ひたすら元気よく人なつこく可愛い。
島人の気風かなあ。
結局3時間も遊んで午後3時。
宿へ戻り、器材を洗い体を洗い、
久しぶりに化粧などをしてフロアレディに備える。
しかしテーシャツ、ジーパン、ビーサン。
ママの店では、ママと、部下のフユちゃんが
既に料理を始めていた。
今日の貸切は、この店が主宰で、
この店のお得意さんたちがあつまって、
内地(九州から北の、本土のことをこう呼ぶ)へ
帰る女性の送別会なのだそうだ。
先日の台風の影響で屋根が破壊されたため
店の中は雨漏り。
料理などまったく出来ない旅人であったが、
とにかく大量に作れ、という指示だけ頂いて
さきいかを皿に盛たーり
クラッカーを皿に盛たーり
とりあえず当たり障りのない作業にいそしむ。
19時、お客さん一号は、先日島巡りしたハジメさん。
その次が、トシ君、カイちゃん。
仲良しの友達がそのままお店のお客さんという
このバーに、ぞくぞくと人があつまる。
バイク屋の健さんも。
あたたかい。
内地へ帰るというノゾミさんは、
大変美しい、モデルさんのような女性だった。
わきあいあいとした空気の中、
目玉イベント、三線奏者の肇ちゃんによる、
三線ライブ。ミニステージで。
美しい、のんびりとした音色だ。
島の音だ。
そこいらへんからどんどん加速。
肇ちゃんはカウンターに戻ってきても
三線をやめないし
おまけにその日の彼はカッターで指を怪我してて
弾くたびに傷口が開いて血が溢れ出すという
まさに命を削る演奏。
津軽三味線に聴こえる程の早弾き。
そのうち、肇ちゃんと一緒に来た
居酒屋店長のダイちゃんが、
「指揮」というパフォーミングアートを確立。
肇ちゃんの三線に合わせて、アクロバティックな
指揮を降る。(指揮の方が合わせているところが
ポイント。実際、肇ちゃんは笑っちゃって
ダイちゃんを見れなかったから、指揮者は
奏者の背中に向かって指揮をふる格好)
「指揮と三線」のツーピースバンド、
「ビンボー・リンボー」が、その夜、生まれた。
ノゾミさんは始終目に涙を溜めて
みんなの笑い声の中に居た。
事情はよく知らない。
だけど彼女がここの人々に愛されてて
繋がっていたひとなんだということは解った。
これが大きな決断だったのだということも。
明日、誰にも見送られずに飛行機にのり、
内地に向かうと言う。
そんなこんなで午前3時。
よく飲んだなあ。
泡盛。
さて、日の出は午前6時。
寝るか寝ないか、苦渋の選択。
そんな、5日目。
【6日目に続く。次回、いよいよ最終回!】
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