July 13, 2010
観劇レポウト「Sidi Larbi Cherkaoui's BABEL(Words)」 in Paris
タイトルが長くなっちゃったんですが、、
パリでの二本目。これもダンス。
シディ・ラルビ・シェルカウィという振付家の新作で、
「バベル(言葉)」というタイトル。
La Villette という、ホールとも展示会場とも言えるシアターにて。
旧約聖書にある「バベルの塔」の物語は知っていた。
かつて世界中の人間がひとつの言語を有しており、
名声のために天まで届くバベルの塔を建設しようとしたが
神の怒りを買い、神はこのような企てが二度と行われぬよう、
人々の言語を混乱させ、意思疎通が出来ないようにし、
世界中に分散させた。
そして世界中で、異なる言語が話されるようになった、
というエピソードである。
これも、広告を見てジャケ買いした公演だったが、
行ってみると当日券もほぼ完売で、
振付のシディ・ラルビ氏は彩の国芸術劇場で6月に
公演を打ったばかりであった。
それにしても、さいたまは凄い審美眼を持っている。
ひとつ前の記事のイリ・キリアンも、彩の国のプロジェクトで
芸術監督として招聘されています。
間違いなく、今日本で一番先端を行っている公共ホール。
四季で仲良かった営業さんが企画課に転職したが。羨ましい。
さておき。
そんなテーマでお届けする、14カ国から集まった13人の
ダンサーと5人のミュージシャンが織りなす多彩なステージ。
これまた、シンプルかつ効果的な舞台装置。
大小様々の、アルミの直方体のフレーム。
最初はバラバラだが、次第に組みあがってバベルの塔となる。
人間は統一された言語を失っても、
身体と精神で、また一つになることが出来たのだ。
日本人は二人。一人はダンサー(名前は、、調べておきます)
もう一人はまたもや鼓童の和太鼓奏者。
鼓童公式サイト 吉井盛悟氏のブログ記事
時折聞こえる大阪弁が最高!
そしてここでもまた、ダンサーたちの技量と個性、
そして演出の面白さに、息もつかせぬ2時間だった。
あれですねー。
コンテンポラリーは独りよがりで意味がサッパリわからない。
と思っていたのは、いい舞台を知らなかったからだったんですね。
とか言うと関係者に怒られそうです!!
でも、わかりやすい舞台を振りつけるSidi Larbiのような人が、
世界的に高い評価を得ている。
これは事実なのです。
そして、解るからこそ、世界のどこで公演しても人が見に来る。
そのシアターに満員の1000人近い観客は、
まさに老若男女、勢ぞろい、最後は総立ちで、理解し、賛同した。
その現象を、この目で見た。事実なのです。
7月1日~7日まで、でした、来日公演に期待しましょう。
パリでの二本目。これもダンス。
シディ・ラルビ・シェルカウィという振付家の新作で、
「バベル(言葉)」というタイトル。
La Villette という、ホールとも展示会場とも言えるシアターにて。
旧約聖書にある「バベルの塔」の物語は知っていた。
かつて世界中の人間がひとつの言語を有しており、
名声のために天まで届くバベルの塔を建設しようとしたが
神の怒りを買い、神はこのような企てが二度と行われぬよう、
人々の言語を混乱させ、意思疎通が出来ないようにし、
世界中に分散させた。
そして世界中で、異なる言語が話されるようになった、
というエピソードである。
これも、広告を見てジャケ買いした公演だったが、
行ってみると当日券もほぼ完売で、
振付のシディ・ラルビ氏は彩の国芸術劇場で6月に
公演を打ったばかりであった。
それにしても、さいたまは凄い審美眼を持っている。
ひとつ前の記事のイリ・キリアンも、彩の国のプロジェクトで
芸術監督として招聘されています。
間違いなく、今日本で一番先端を行っている公共ホール。
四季で仲良かった営業さんが企画課に転職したが。羨ましい。
さておき。
そんなテーマでお届けする、14カ国から集まった13人の
ダンサーと5人のミュージシャンが織りなす多彩なステージ。
これまた、シンプルかつ効果的な舞台装置。
大小様々の、アルミの直方体のフレーム。
最初はバラバラだが、次第に組みあがってバベルの塔となる。
人間は統一された言語を失っても、
身体と精神で、また一つになることが出来たのだ。
日本人は二人。一人はダンサー(名前は、、調べておきます)
もう一人はまたもや鼓童の和太鼓奏者。
鼓童公式サイト 吉井盛悟氏のブログ記事
時折聞こえる大阪弁が最高!
そしてここでもまた、ダンサーたちの技量と個性、
そして演出の面白さに、息もつかせぬ2時間だった。
あれですねー。
コンテンポラリーは独りよがりで意味がサッパリわからない。
と思っていたのは、いい舞台を知らなかったからだったんですね。
とか言うと関係者に怒られそうです!!
でも、わかりやすい舞台を振りつけるSidi Larbiのような人が、
世界的に高い評価を得ている。
これは事実なのです。
そして、解るからこそ、世界のどこで公演しても人が見に来る。
そのシアターに満員の1000人近い観客は、
まさに老若男女、勢ぞろい、最後は総立ちで、理解し、賛同した。
その現象を、この目で見た。事実なのです。
7月1日~7日まで、でした、来日公演に期待しましょう。
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この記事へのコメント
1. Posted by たけし July 20, 2010 22:27
彩の国さいたまは我が住処。芸術劇場も自宅の近くに。
寄るときには連絡くれたし。
そういえば芸術劇場では「ヘンリー六世」をやっていたね。ミーハーなので見に行きたいと思ったが、ミーハーが故に上演時間が6時間ということで都合合わず断念。
近くなのだから有給使ってでも見に行けば良かった、近くにあるのだから。
寄るときには連絡くれたし。
そういえば芸術劇場では「ヘンリー六世」をやっていたね。ミーハーなので見に行きたいと思ったが、ミーハーが故に上演時間が6時間ということで都合合わず断念。
近くなのだから有給使ってでも見に行けば良かった、近くにあるのだから。
2. Posted by naco July 21, 2010 00:02
>たけぽん
羨ましいです。あれですか?蜷川の。
あたしも6時間だったら行かないかもしんないけど。
羨ましいです。あれですか?蜷川の。
あたしも6時間だったら行かないかもしんないけど。