March 22, 2011

演劇祭終了

久々に午前零時を回るような仕込み現場を体験した
怒涛の「新潟演劇祭」が終了しました。


最終日は、劇場にて、高校演劇二本立て。
新潟県で1位、2位の塩沢商工と新潟南。
仕込みから撤収まで段取りも鮮やかな県代表の二校でした。

スタジオBは新潟演劇の大御所、ハンニャーズ。
厳しいスケジュールでしたが、集客力ダントツでした。


私としては、オオトリとなるハンニャーズの夜公演直前に
行われた、「新潟演劇人によるロビートーク」が非常に
面白かったです。今回の各参加団体の代表者がひとりずつ
集まり、今回の演劇祭について、そして新潟で演劇活動する
ということについて、熱く語り合うコーナーでした。


今回とても興味深かったのは、参加者の層が非常に厚いこと。
高校の演劇部、新潟大学の劇研、そのOB劇団、時代ものを
中心にやる劇団、子供からおばちゃんたちまで入った
メガ市民劇団、老舗の不条理?劇団、人形浄瑠璃劇団、
そして東京からのゲスト劇団。コントやジャグリングなどの
ロビーパフォーマンスも多々開催され、幅の広い出し物が
楽しめる構成でした。

これはお客様にとって良いばかりでなく、新潟の演劇人同士が
繋がりを作れる最高のチャンスでした。

ロビートークでも、最近の稽古場事情についての情報共有が
行われたり、りゅ~とぴあに対する要望がでたり。


そして避けて通れない、地震のこと。

それぞれの団体に、活動意義を問われるような大きな
大きな緊張が走ったのです。

事業課長さんの「やることのデメリットよりやらないことの
ダメージの方がずっと大きいと考えて、迷わずやりました」

こんな公共ホールが街にあってたのもしい限りです。



私にとって、この仕事からの収穫は非常に非常に大きかった
です。まさか新潟に戻って1年たたないうちに、こんなに
「新潟演劇」のど真ん中に身を置けるなんて、夢にも。いや、
夢に見ては居たけど実際なるとは予想してなかったです。


「nacoさん、噂だけはよく聞いていたのです、よろしく」
と散々言われました。いったいどこから。


新潟の演劇界は狭い。だが歴史や組織が深い。


だからこそ、劇団同士の関係や繋がりを非常に大切に
しているように思いました。そしてどの団体も真剣に、
お客さんのことを考え、新潟を盛り上げようとしている。


あたたかいです、新潟演劇。
すこしずつ、潜りこんでいこうっと。

りゅーとぴあの皆さん、どうもありがとう。
こんな素敵な企画をたててくださって、そして断行してくださって。

そしてそして、私を入れてくださって!!!


新潟演劇祭公式サイト

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この記事へのコメント

1. Posted by けものだ   March 24, 2011 07:38
おつかれさま!
2. Posted by naco   March 27, 2011 07:09
>けものだ様

そちらもお疲れ様です。
地震あってから数日間ブログ
拝見していましたが
なんてコメントしていいかわからずに
沈黙してしまいました。
本当に、お疲れ様です。
北と南で頑張りましょう!
3. Posted by けものだ   March 29, 2011 23:37
再び札幌入りしました。
戦後処理にあたります。

そちらは、加熱していますでしょうか?
おいしいものを食べてがんばってください。

演劇になにが可能なのか?
今自分になにが可能なのか?

たくさん考えることがあります。
4. Posted by naco   April 03, 2011 07:48
>けものだ様

またまた遅くなりました、、、
久々の劇団の現場で、この疲労感を
懐かしくかみしめています。
一度外を見てから同じものを眺めると
色々見えなかったものが見えて面白い。
この劇団ほど、多くの人に元気を与えて
いる演劇団体ないのは間違いないです。
そんなことを、考える余裕はないと思いますが、、
とにかく無事に明けさせます!
そちらも頑張って!!!!

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