October 14, 2013
小池博史ブリッジプロジェクト「注文の多い料理店」

10年来の舞台戦友、荒木亜矢子。
彼女はキッズミュージカルの振付家としてとても、とても合理的で優秀ですが
もともとは俳優?ダンサー?パフォーマーというべきか?
板の上が一番似合う人。
初めて出逢った時はお互い大学生で、一緒に英語劇(Fame)に出演。
そのあと亜矢子がプロデューサー、私がアシスタントプロデューサー、
それからまた一緒に英語劇(Blood Brothers)の舞台に立ち、
それから亜矢子が出演、私が演出とか、
亜矢子が振り付け、私が舞台監督とか、
一緒に劇団やって小劇場公演したり体育館公演したり
関係性を変えて何度も舞台を共にしている。
劇団四季以外で、本番前に「よろしくお願いします」言った回数は
亜矢子に、が一番多いだろうな。なんか分かりづらい感覚ですが。
そんな亜矢子は裏方としてとっても合理的で頼もしいのだれど
私はどの顔よりも、この人のパフォーマンスの大ファンなのです。
大学時代のダンス教室の発表会から、
卒業後パパタラフマラというコンテンポラリーダンスカンパニーに入ってからの公演、
その他、有志でやった公演と、
一部見逃していますけど、ほぼ見ていて、
その表現の仕方が好き。
本人曰く、「控えめな目立ちたがり」。その通りだけど、私に言わせれば
嫌味がなく、ガツガツせず、繊細で大胆。この人の舞台は面白いのです。
その亜矢子が、いつものキッズミュージカルの拠点、
小出(魚沼)で、コンテンポラリーダンスの公演に出演したのです。
私はそのカンパニーから、舞台監督を発注されて赴きました。
「注文の多い料理店」。宮沢賢治の物語のストーリーをなぞった、
ダンス、時々セリフ、うた、不思議空間。
活動休止に入ったパパタラフマラの元メンバーが中心になり
3人のパフォーマーが、1時間の間、一糸乱れぬ呼吸で動き続ける。
亜矢子の魅力満載の、素敵な舞台でした。
↓Youtube公開 イメージmovie
リスペクトする俳優を、前から見たいか、横から見たいか、
と言うと、これは贅沢な悩みですよ。フフ。
どちらかだけだったら、前から見たい。(つまりお客さんとして。)
でもこの作品は東京公演の時に観に行って衝撃を受けているし、
身内感なくお仕事として発注を受けて共演するっていうのも初めてだったし、
横からで良かったです。音響照明チームも大変素敵な方々でした。
魚沼公演だったので、客席にも、多くの亜矢子ファンが押しかけました。
普段の振付の亜矢子先生との違いに、みんな口をあんぐりと開けて
見入っていたようです。
公演の成功、おめでとう!
これから始まる東南アジアツアー(インド、インドネシア、マレーシア、あとどこ??)
くれぐれも身体に気をつけて、かけがえない体験をしてきて下さい。
うーん、なんだかちょっと持ち上げすぎかな?!カユイ。