November 2006

November 29, 2006

京都カフェ探訪 「そうげんカフェ」

さむくなってきました。
盆地って冷える、って聞いていたけど、
平野と何が違うのかよくわかんなかったのね。
でもわかってきました。
ちょっと走ると、すぐ山なんですね。
つまりすぐそばに気温の低い場所がある。

ようするに、平野が平たい皿なのに対し、
盆地はどんぶりだから、
寒さが集まっちゃうんだ。
牛丼のつゆが溜まるみたいに。
そりゃ寒いわな。


京都造形大学の前、そうげんカフェ。
そうとう遠くまでくるようになった。

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とにかく印象は「白い。」
視覚的な印象の次にくるのは「オーガニック」。

オーガニック、ってよく使うけど、
実は正確な意味を知らないのよね。
「有機的」。だよね。
「無機」じゃないってことだよね。

それって、なんだっけ、、、、


ちょっと調べときます。
なんか「食生活としては健康的」くらいの
使い方しか知らないので。
どなたか知ってたら詳しく教えて。


とにかく、そんな未知なる「おーがにっく」な
感じのする、とにかく自然に反してませんってな
植物がいっぱいでごはんもあっさり野菜いっぱいな
からだが綺麗になるような感覚を味わったカフェでした。


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「オーガニック」な白い家、そうげんカフェ

November 28, 2006

京都もみじ探訪 嵐山

油断していたら紅葉も終盤にさしかかっていた。

昨日は劇団の皆さんと嵐山に行きました。
トロッコ列車にのって、すっかり観光客。


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保津川を下ったり


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もみじの名所と言われる寺をいくつか廻り


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もみじを見て綺麗だと思い、
線香の香りを嗅いで気分が落ち着き、
仏閣の木組みを見て先人の技術に感服し、

そういう感覚が自然と備わっている自分に驚き、
日本人であることが好きだ、と思った。



それにしても、寺を巡っていつも思うのは、
様々な仏像が、どういう仏様なのかわからない。

これ、勉強しようと思って本を買って読んだのに、
一向に頭に入ってない。

折角京都に居て寺に囲まれているのだから、
ちょっとくらい説明出来るようになって帰ろう。

November 27, 2006

石垣の友

石垣で出会った人が京都に来たので連絡をくれた。
泡盛ではなく日本酒を飲んだ。
一緒に石垣に電話した。

こうして繋がりは時々顔を出す。
それがとてつもなく嬉しいのだと思った。

November 23, 2006

読後呆ローレライ

終戦のローレライを読み終えました。

上巻、453ページ
下巻、597ページ
2段組。

圧倒的な量の文章を、緻密なリサーチと
こっちを没入させる臨場感で描ききった、
著者の福井晴敏にまずは軽く脱帽。


これは軍事SFとでもいうのだろうか、
たんなる潜水艦ものじゃなく、
人智を超えた部分があるんですね。
それが逆に読む側の心を軽くしてくれている。
第二次世界大戦終結間際の太平洋の話ですから
実話か、と疑った瞬間に襲ってくる後ろめたさが
物語を読みにくくしてしまう危険が、
見事に回避されていました。

まあストーリーやら戦争にたいする見解やらは
本題に入れずにおき。


こうやって本に「没入」してしまう事が
時々あります。
その本を読んでいる間は、寝る間も惜しみ、
仕事の休憩時間にも弁当片手に読み、
降りる駅で降りるのも忘れて3駅ほど行き過ぎ、
とにかく生活が、読書中心に回ってしまうどころか
私がその世界を生きているような錯覚が、
本を手放して(仕事中も食事中も)続く、
ということが、1年に1回くらいある。

小中学生のころまでは、それが日常だった、と
思い出す。私は本が好きだったんですね、
今思えば。大量に読むというよりは、
異常に没頭してしまう読み方をしていました。
ムーミン谷シリーズ、マガーク探偵団シリーズ、
クレヨン王国シリーズ、江戸川乱歩なんかが、
「没頭系」の筆頭でした。

その感覚がこのローレライで久々に蘇った。
いやー没頭した。

こういう本は、読み終わった後の脱力感が
大変なものです。

1000ページに渡る大作を、その最後の一文字を
目指して必死に駆け抜けた。
そこを目指していたはずなのに、
読み終えることを心から欲して読み進んだのに、
いざその一文字を目にしたとき、
もうこの物語を読めないことに、
寂しさ、哀しみ、慟哭の衝動が押し寄せる。

このままローレライと別れるのが辛いから、
映画も見てみようと思います。
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読み終わったのは2時間も前なのに
まだ興奮して眠れません。
よし、思い切って行こう太平洋へ。
機関始動!両舷前進強速!!!!!
っていう気分になっちゃうんですよね。いくつになっても。

November 19, 2006

JAZZTRONIK!

JAZZTRONIKのライブに行きました。
丸太町にあるクラブMETROにて。

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JAZZTRONIK はクラブジャズ系のバンドです。
正確に言うと野崎良太氏ひとりが核であり、
他のメンバーはその都度、曲や、ライブに合わせて
編成されるというプロジェクトの名称だそうです。

野崎氏、すごいひと。
作曲、うちこみ、ピアノ、木琴、ほとんど一人で
一曲つくっちゃう。そこに様々なアーティストを招待し、
生音のたくさん入った豊かなラテンサウンドに仕上げる。
国内で出したアルバムは多分全部聴いたのだが、
様々なアーティストに楽曲提供し、
海外でも何枚か出していて、活動のすべてを
追いきれない程。

そんな野崎氏のじゃずとろは、ラテンが基調で
楽器はジャズ系。この日のライブは7人編成で
女性のツインボーカル、ベース、ドラムス、パーカス、
フルート(たまにサックス)、そしてキーボード。

とても楽しみにしていたライブだったのですが、
予定通りこの日の仕事はマチソワ(昼夜二回公演)で
12時間ほぼ立ちっぱなしの重労働。
それでもうきうきして自転車で丸太町へ行き、
開場したのが23時。
もちろんスタンディング。
お客が全部入ったのになかなか始まらず、
機材のトラブルで待ちに待ち、
結局開演したのは午前1時すぎ。
東京の軽い満員電車並みの混みよう。
この時点で疲労困憊ピークのn。

でも始まっちゃうとあっという間でしたね。
ほんとに楽しかった。
久しぶりに体全部でビートやった。
京都のお客さんはあたたかくて、
ステージの上と下とで対話するような空気もよかった。

JAZZTRONIKの楽曲はインストが多いので、
この日はボーカル曲多めで、インスト曲もボーカリィアレンジに。
CANNIBAL ROCKのボーカルキュート。
ボーカルの二人はエキゾチックで可愛らしく、
だけど完全に楽器のひとつになっている一体感。
ライブ特有の「何のイントロ?アレンジ」がすごく巧い。
曲の頭が全然違うアレンジになっていて
演奏開始してもすぐには何の曲か解らない、
でも弾いているうちに聞き慣れたフレーズが出て来て、
お客さん大喜び!この高揚感が好きですね、ライブは。

そいで、有名アーティストのライブで一番好きなのは、
彼らを身近に感じられること。
ライブが終わった後も、曲を聴くだけで
生のドキドキと彼らの顔を思い出せるので。
元気をもらったLIVEでした。


とはいうものの、肉体的には元気じゃなかった。
歳をとったのを実感するのは睡眠時間が少ないときです。
翌朝の仕事、手足の温度が上がらずダルイ。
もう徹夜とか、できないのねー・・・
あれほど、睡眠が嫌いだったわたしが。

様々なものに気づかせてくれたJAZZTORONIKでした。
JAZZTRONIKオフィシャルサイト
↑彼らの曲がたくさん試聴できます。
JAZZTRONIKオフィシャルブログ
↑京都ライブの様子が書かれています★

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