January 2007

January 13, 2007

急行きたぐに

このたびの帰省、
生まれて初めて寝台車にのりました。

急行きたぐに。

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大阪発、新潟行き。
京都駅を00:02に出て新潟に8時半過ぎに着く、
私にとってはほぼdoor to doorの好条件。

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デッキから寝台車を臨む。↑


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三段あるうち、一番安い、上段ベッド↑
頭がつかえて正座が出来ないくらい天井が低い。
寝ると、目の高さに小窓があって、
外がちょっとだけ見える。

電車マニアのSHU君にきいたところ、
この車両は世界で初めて出来た寝台電車で、
まぎれもない「名車」なんだとか。

帰りもきたぐに。22:55発、06:16着。

実は帰り、原因不明のものすごい腹痛で、
乗車寸前までそうとうリバースしていたため
それこそ這うようにして寝台車にのりこみ、
痛みと戦いながら必死で寝ていました。
しんどい旅でした。
さながら長距離救急車のようで。


新潟では平日にもかかわらず、
たくさんの友達が時間を割いてくれました。
どうもありがとう。
また遊んでね。

それにしてもこの腹痛はなんだろう。
随分よくなったのですが、
まだおかゆを食べて出社する私です。

January 08, 2007

ほんYONDA「バスジャック」

今年さいしょに読んだほん。


「バスジャック」
三崎 亜記 著/2005年/集英社


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またこの作者なんですね。
今度は短編集です。7本だて。

誰かに似ていると思ったら、星新一に似ています。
読んだ時の印象が。
つまりSFです。軽いSF。ソフトSF。

すべて、舞台は日常ですが、
設定が現実離れしています。
タイトル短編の「バスジャック」は
バスジャックが流行って、バスジャック犯も
多様化、一部マニュアル化してくる中、
客もバスジャックされることを
求めてミーハー化・・・

というような。

設定は非常に思いつきにくく、
それでいてわたしたちの非常に近いところに
ある日常のメタファーになっている。

愛、死別、信頼、集団、差別、社会。
つるんとした食感。
甘くないゼリーといった感じ。

わたし、好きだなあ、この人のほん。

ほんYONDA「となり町戦争」

ようやく正月休みです。
今から新潟へ帰ります。

溜まっていた本レビューを少し。

昨年最後に読んだほん。


「となり町戦争」
三崎 亜記 著/2004年/集英社

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この作家さんのデビュー作にして、小説すばるで受賞。
書き馴れていない感じは、ちょっとする。
狙い所が丸見えな感じも、ちょっとする。

だけど、好きな感じだ。

となり町と、自分の町が戦争状態に入ったことを、
町の広報で知るが、いったいどこでどのような形で
戦争が行われているか全く見えず、
実感のないまま戦死者の数だけが発表され、
町の役所主導で、戦争が事業として
システマティックに押し進められて行く。

戦前も戦時中も、そして戦後も変わらぬ暮らし。

この世のどこかで、確実に戦火は上がり、
確実に人が銃弾に倒れている。
今、この時も。

しかし、現代日本に生きる私たちに
どうやってそれを実感する
すべがあろう。
必要があろう。

実感の湧かない、戦争。
影響の及ばない、戦争。
そして、そういう事実に、誰もが戸惑いと
罪悪感を抱いている。
それが今のわたしたちだと思う。

その弱みに見事につけこんだこの本。
うまい、と思う。

January 05, 2007

京都カフェ探訪 「obyan cafe」

おとといと昨日、名古屋に一泊出張行ってきました。
RENT時代の可愛い彼女、mimiに会ってほんと幸せでした。
相変わらず、かわいかった。

そんなこんなで、休日を自主出張に使ってしまい、
疲労が加算されている週明けだったのですが、
仕事前にカフェに行って自らを癒そうと。

鴨川沿いはほんとにカフェだらけです。
七条大橋の西側、
obyan cafe(オブジャンカフェ)。


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立地は最高。
内装が、リゾートっぽい感じで、
あんまり私テイストではない。
けれど、ごはんが旨い。

↓オムライスのランチ。

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サラリーマン風の男性がなぜか2人ほど。
南国リゾートをイメージした内装。
この時期じゃなければもっとしっくりいったかも。
サラリーマンが、冬のさなかのちょっとあたたかな日、
柔い日差しに誘われて出て来ちゃった感が
微笑ましいカフェでした。

January 03, 2007

スーパーサイズ・ミー

ドキュメンタリーって硬くてあまり好きではなかったのだけど、、、

スーパーサイズ・ミーは面白かった。

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「1日3食、30日間マクドナルド製品のみを
食べ続けたら人体はどうなるか」という
一見バカっぽいが非常に危険な実験を
監督のスパーロック氏自身が自らの体で
行った記録なのですが、

題材がバカっぽいことを利用して、
見た目はポップで喜劇仕立てになっているものの
内容はとことん説得力が有り、
結果は非常に深刻であり、
きちんと警鐘が鳴り響いていたのである。

結果を言うと、マック製品は人体に有害である。
これをかくも明確に立証した人が過去にいただろうか。
新年を飾るに相応しい作品でした。
本年、食生活は健康的にいきたいと思います!!


スパーロック監督、これを見ていたら:
ご結婚、第一子誕生、おめでとうございます。
Alexと幸せで健康的な食生活を!

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