February 2007

February 19, 2007

京都カフェ探訪 「weekenders」

カフェとバイクの日々はまだまだ続く
至福ですね。

銀閣に行く道をちょっと北に上がった
元田中の駅前にある、
weekenders。
2階にあるのに、ちっとも入りにくい雰囲気じゃない。
これは、まれなこと。

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ここは、昔はダンスホールだったフロアを改装。
ほんとに京都人の改装テクには頭が下がります。


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たくさん入ってくる日の光が最高。
エスプレッソが売り物らしい。
でもコーヒーにしちゃった。ごめん。
めずらしくランチなどしてみた。
ハッシュドビーフとラザニアの中間みたいなお料理。
お店は、北欧家具を思わせる、
シンプルであたたかでお洒落な雰囲気。

という程度の感想しかいだかなかったのだが、
帰って来てネットをチェックしたところ、、、

ブログがあって、店主殿が書いていらっしゃるのだが、
これが何とマー面白い。

2005年の8月から始まっていて、
店を興そうとしてから資金集め、
エスプレッソマシーン選びに至るまで、
苦労と喜びが気取らずに記録されている。

お店をもつ、って凄いと思う。
センスも情熱もいるけど、
それ以上に忍耐もいるんだな。やっぱ。
簡単な道のりではないのだ。


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そのあと、髪を切るべくホットペッパーで
見つけた美容室へ行ってみたら、
ちょっと変わった店長が切ってくれたのであるが、
この人、私と同い年で、2年前にその店を
OPENさせたというわけよ。

しかも、音響や空調にもこだわって、
自分で間取り図をかいたり、設計もしたと。
このお兄さんはあんまり美容師っぽくない。
店の中に、自分の愛車(レーシングバイク)を
停めてあったり(飾ってあるのだと思うが)
趣味の釣り道具を置いたりしている。

でも、確かな腕だった。
今まで通った美容師のなかで一番だ。
東京で修行してきたそうで、
自分でも言ってた。
誰よりも練習したと。

すごい。
店を持っている人、凄いと思うよ。
なんか、やるからには一番になる、っていう
意気込み、忘れていた気がした。
彼らを見ていたら。


君たち、かっこいいよ!

夢を叶えるならダンスフロアで。weekenders。

February 18, 2007

裏方鍋

職場から徒歩2分のマンション。
買ってしまった9号の土鍋。
給料日前の金のない裏方ども。

と3拍子揃ったら、
我が家で鍋をやるしかない。

先輩から、nの家で鍋をやれとお達しが出たので、
6帖1Kのマンションに何人入るかなと懸念しつつ
手当り次第に声をかけてみた所、
飢えてる男女10名が集結。

混。


前日に買い出しに行っておいたので、準備万端。
かねてより興味のあった豆乳鍋に挑戦することに。
豆乳鍋は、だし汁と、無調製豆乳でできる、との
ことであったが、なにしろ初めてなので、
どんな味が正解なのかわからない。

しかし失敗するわけにはいかない。
人の仕事に厳しい裏方たちは、
オフのときも段取りと味にはうるさいのだ。

そんなわけで、秘密兵器を購入。

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さて、いよいよ裏方たちが入場。
ホストにとって、1Kに10人迎えるというのは
ちょっと頭を使うイベントである。
まず一人ずつにハンガーを渡し、
外套と荷物を風呂場に収納。


ここからが本番。
大人数の鍋の場合、まず乾杯をする。
乾杯をしてお菓子を出してしまえば、
鍋ができるまでの約30分間、
邪魔されずに台所に立てるからだ。

つまりうちには鍋は有るけどカセットコンロはない。
カセコンがあれば、愉しさ倍増なのだが、
そんな予算はないしね。
だから台所で作って食卓に運ぶ段取りになる。

台所に立てるのはスペース的に二人。
誰を炊事場のパートナーに選ぶかで、
勝敗が決まる。

こういう時、大抵の後輩達は、
「手伝いますよ」と言って包丁争いになるが、
本当に「包丁がつかえる」人を選ばないと
あとが大変である。

男性などは、「一個だけ切りたい」とかいって
下手なの承知でハシャいで包丁を持とうとするが、
この際イベント性よりも、味と見栄えを重視して、
このようなオファーは心を鬼にして断るべきだ。
実際、派遣のKちんが、焼き豆腐を切りたいと言うので、
おもしろそうだから切らせた所、
手の上で切るアレをやろうとしたのだが、
結局下まで包丁が入らずに1丁全部繋がった状態で、
最終的にはぐちゃぐちゃになったではないか。


勝利の為には、人員配置が肝要だ。
私の家には包丁が二本。
私が板長をやり、切る順番を決め、鍋に入れて行く。
板のパートナーには、一番信頼を寄せている
後輩のCちゃんを指名。
切った材料は的確に他の容器に移し、
板場の整頓を同時に出来る逸材だ。

「何か手伝います」といってワラワラしている
新人のSちゃんTちゃんに、職場の給湯室にあった
大量のお椀を洗ってもらう。洗面所で。

男性陣に飲み物を管理させる。
冷蔵庫に入らない分をベランダに並べさせる、
空き缶入れの袋の設置、等々。

あとは、適宜、調理場に飲み物やお菓子を
持ってこさせたりして、常に調理場と食卓の
コミュニケーションをとらせる。
そうすると、全員で作っている感じが出て
ますます美味しいのだ。
カセットコンロが無い場合の集いで、
調理場が孤立無援になってしまうことほど、
つまらないものはない。

そんなわけで、春菊が入り、フタ。
一旦食卓に戻ってみると、10人いるのに
狭くない。なぜだろう。

あ、ベッドがない。


なんと、ベッドが部屋の隅に、立てかけてあった。
さすがみんな、裏方だなあ。舞台装置転換のプロ。
ベッドないとめちゃひろいじゃんー。


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そんなわけで、夜は更けて行ったのでした。
豆乳鍋はおいしかった。
集いはまことに愉しかった。
今回の京都公演カンパニーはチームワークが素晴らしく、
オフ時のイベントもものすごい盛り上がりを見せる。
しかしみんなが叫びすぎて、近所迷惑だったはず。

宴は午前3時に終演。おとなりさん、眠れたかな。
うるさくしてごめんなさい。

February 15, 2007

京都カフェ探訪 「efish」

今週は、お仕事が4日しかないぞう★

今日は夕方あがり→明日は午後入りなので
余裕ぶっこいて夜カフェと洒落込もう。


鴨川沿い。
五条大橋の西のたもとにあるefish。

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前々から気になっては、いたのだが、
12時開店、22時閉店という営業時間帯が、
どうも行きづらかった。


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1階と2階で、2階にバーカウンターと
雑貨販売スペースあり。
水辺の癒し系。

これまでのリサーチから、
鴨川沿いのカフェの8割は、
あまりごはんに力を入れていない。
なぜなら、ロケーション重視の客が多く、
そういう客はごはん目当てではないからだ。

ごはんにちからを入れると
おのずと照明も明るめでなければならぬので
概して照明が暗いカフェは、やはり
ごはんに力を入れていないのである。

そのリサーチを反映するが如く、
鴨川沿いで店内照明が暗い、この
efishもそんなに食事が充実してない。
カフェラテとケーキに走る。


金魚もいるよ。efishなだけに。

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今日のこの店には3人の店員さんが居た。
一人が大人の女性、Aさん。店長格とみた。
もうひとりが若い女性、Bさん。最近やせたらしい。
さいごに線が細い男性、C君。カジ炎ヒデキ系。

nのテーブルはカジ君が担当。
弱々しい、高めの人の良さそうな声で、
オーダーを聞いて下さる。


nが一心不乱に本を読んでいると、
隣の席に年配の男性が。
どうやら常連さんらしく、
店員さんのお姉さんからバレンタインチョコを
もらったりしてご機嫌だった。

どうやら、Bさんが月末で
辞めてしまうらしく、おじさんは
残念がっていました。

就職活動するそうです。
アルバイトの学生さんなのかもしれないな。
頑張ってね。

ちなみにnが今よんでいるほん。
鉄コン筋クリートの3巻ひとまとめバージョン。
買っちゃいました。
映画まだ見てないんですが。
松本大洋LOVEです。(「ピンポン」描いた人)
映画みたいなあ。リバイバル上映が、
来週あたりからあるので、言ってきます。

あの、マンガです。

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ここ、ホームページもかわいいので、
お暇な方、行こうと思う方、見て下さいね。

五条大橋のギャラリーカフェ、efish。

February 10, 2007

五十六カレー

実家から送られて来た、「五十六カレー」


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パッケージみたら一目瞭然、
海軍大将「山本五十六」(いそろく)さんである。

意味が分からず母に電話。
「いそろくカレーって、何がなんだか分からないんだけど、、、」
に対する母の回答
「山本五十六っているじゃない?」


いや、それは分かるから。


山本五十六が新潟県人なのも知ってるよ。
分からないのはその先だよ。

どうしてカレーなんだ。

調べて見ると、どうやらホテルニューオータニの
長岡限定商品で、旧海軍で人気があった味、とか。
オーダーはこちら!!!


まだ試食してないんですが、評判いいみたいですよ。


せっかくなので山本五十六さんについて
調べてみた。
真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦を指揮した戦の天才。
でも、実は米国との開戦には徹底して反対を唱えていたとか。

たしか、真珠湾奇襲はまじでアメ人の反感を買って、
広島の次は長岡に原爆を落とすと決まっていたらしい。
天気が悪くて長崎になったそうだが。
うまいこと晴れていたら、私生まれてないな。
「こいつ、カレーだ」とか笑っていられない関係
だったかもしれないね。


名言を見つけました。


やつてみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ

話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず

やっている、姿を感謝で見守って、
信頼せねば、人は実らず





じーん。


これほどの男が。


1943年、彼が空に散った時、
本人も予想だにしなかったに違いない。

21世紀にまさか自分が、





カレーになっていようとは。

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(写真:6個入りセット)

February 09, 2007

シカゴの朝

朝おきたら、シカゴに来ていた。


懐かしいなあ。
ダウンタウンの白っぽい寒さとか
高架下の喧噪とか
そのままだ。

ふと、右隣に父母がいるのを思い出す。

私、いつシカゴに着いたっけ?と聞いてみる。
すると母の回答
「大田区に、シカゴができたから、来たんじゃないの」
そうか、すると、ここは大田区か。
道理ですぐ来れるわけだ。
飛行機にのった記憶もないわけだ。
それにしてもよく出来ている。

ここでもブルーマンのショウをやっている。
もしやと思って入ってみると、楽屋口から
俳優の友人、アンドリュー君が出て来た。
再会を喜び合う。
私の英語もまだまだ捨てたもんではない。

劇場に入って客席開場を待つ。
周りはみんな日本人だ。
そりゃ、大田区だからな。

開場した。


というところで、朝だった。
もうちょっとでショウが見れたのに。


シカゴの友人のウェブを、久々にゆっくり読む。
ミシガン湖の写真があまりに綺麗で
しばらく呆然と眺めてみた。

もう5年が経つなあ。
次の休みはいつになるのか、
シカゴに行きたい。
だけど、多分、ロンドンに行く。
シカゴはやっぱり、その次かな。

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今後のシフトが出た。

今の劇団で、一番やりたかった作品の、
一番やりたかったポジションを手に入れた。
5月くらいから、過酷な創作の日々になる。
怖くも有り、楽しみだ。

とりあえず、4月になったら東京に戻ります。


思い出の地をなぞり始めるには、
まだ早い。

::::最近のコメ::::