May 2008
May 17, 2008
観劇レポウト「幻探偵」
あいや!またスッゴイ芝居見に行きましたよ。
これは紹介されなかったら知り得なかったであろう劇団「オルガンヴィトー」の公演。下高井戸の謎のスペース、「不思議地底窟 青の奇蹟」という、名前聞いただけで個性的とわかる空間にて。
写真は入り口。いかにもアングラな雰囲気プンプン
友人が「ちょっと面白い芝居があるから」というので何にも予備知識なしで訪れた受付で、渡されたのはタオルとカッパ。水(みず)演目か!?
しかし客席はわずかに20弱。想像できます?この狭さ。舞台と客席あわせても12帖くらいです。多分。みなさんのお家のリビングくらい。
カッパを着てさあ開演。30分目くらいからポタポタ水の音が…壁から、み、水が!よくみれば舞台は全面、トラックの積み荷用の防水シート。照明も全て、工事現場用の作業灯(つまり濡れてもいい仕様)にゼラかませてある(=色つきセロファン紙で覆っている)だけ。こりゃ、水没覚悟ですね…
演技と台本には、唐十郎っぽいところがある。少し劇画調。江戸川乱歩から科学的要素を取り除き、四谷怪談とエログロを盛り込んだストーリー。
確かな演技力を持つ実力派俳優が多く、足元に出来た水溜まりからバシャバシャ水をかけられても、興ざめすることなく、向こうも客席もボルテージが次第に上がっていく。
そして最後に客が気付くのは、舞台全体が巨大(といっても12帖だが)なプールだったということ。床板が取り除かれると、銭湯ですかという勢いで水中演技。日本刀に空手に不思議ダンスまで、腰まで浸かった水の中繰り広げられる大胆なライブ活劇。
視覚的に度肝抜かれました。久しぶりに刺激的な舞台でしたね。明日からの活力です。
これは紹介されなかったら知り得なかったであろう劇団「オルガンヴィトー」の公演。下高井戸の謎のスペース、「不思議地底窟 青の奇蹟」という、名前聞いただけで個性的とわかる空間にて。
写真は入り口。いかにもアングラな雰囲気プンプン
友人が「ちょっと面白い芝居があるから」というので何にも予備知識なしで訪れた受付で、渡されたのはタオルとカッパ。水(みず)演目か!?
しかし客席はわずかに20弱。想像できます?この狭さ。舞台と客席あわせても12帖くらいです。多分。みなさんのお家のリビングくらい。
カッパを着てさあ開演。30分目くらいからポタポタ水の音が…壁から、み、水が!よくみれば舞台は全面、トラックの積み荷用の防水シート。照明も全て、工事現場用の作業灯(つまり濡れてもいい仕様)にゼラかませてある(=色つきセロファン紙で覆っている)だけ。こりゃ、水没覚悟ですね…
演技と台本には、唐十郎っぽいところがある。少し劇画調。江戸川乱歩から科学的要素を取り除き、四谷怪談とエログロを盛り込んだストーリー。
確かな演技力を持つ実力派俳優が多く、足元に出来た水溜まりからバシャバシャ水をかけられても、興ざめすることなく、向こうも客席もボルテージが次第に上がっていく。
そして最後に客が気付くのは、舞台全体が巨大(といっても12帖だが)なプールだったということ。床板が取り除かれると、銭湯ですかという勢いで水中演技。日本刀に空手に不思議ダンスまで、腰まで浸かった水の中繰り広げられる大胆なライブ活劇。
視覚的に度肝抜かれました。久しぶりに刺激的な舞台でしたね。明日からの活力です。
May 16, 2008
鬱だったのだ、
そう考えたら本当に本当にすっきり、楽になった。
ここ2、3ヵ月、とにかく人間関係うまくいかなかった。実際誰かと衝突したわけではないのだが、周りの人の仕事が気にくわなかったり、顔を見るのも吐き気がしたり、職場の雰囲気が最悪で逃げ出したいと感じたり。逆に特定の人にしつこく電話したり相談したりして困らせたり。自分が凄くつまらないものに思えたり。やっていることが無意味に思えたり。
私はいつからこんなに人間を嫌うようになったのだろう。
いつからこんなに、状況を楽しめない小さい人間になったのだろう。
はい、それには答えがあります。鬱なんです。お薬やお医者がいるタイプのものではなく。滅入っていたのだ。デイリーコンサイス国語辞典によれば、鬱とは気が沈むこと。それだ。
要するに、自分のコンディションが悪かっただけ。
原因が自分にあるのならいくらでも治りようがある。つまりアタシらしくなかったって事。
ロングラン公演となると、来る日も来る日も同じ舞台を、スケジュール通り淡々と消化するだけ。クリエイティブさのカケラもない。さすがの私も、いや私はもともと、こういう単調なの苦手なのだから、いい子ぶって物わかり良く振舞っていたけど、合わないものは合わない。嫌いなものは嫌い。やるけど。
そんな次第。
アタシらしく、あればよい。コンディションはちょっとずつ、あげていこう。
May 06, 2008
六本木スターバックス
22時5分ヒルズ到着
22時30分友人出勤
22時50分まで談笑
23時友人始業
23時5分友人に豆を挽かせる
23時10分帰路につく
贅沢。
at 23:08|Permalink│Comments(4)
MP2008 の夜
あたしは学生のとき、関東学生英語劇連盟という大所帯のインカレ英語劇団体で、二年間で二回、ミュージカル公演をやりました。一度は俳優、一度は制作として。製作期間の三ヶ月は全てを捨てて没頭し(就職活動もそのとき捨ててしまったものの一つ)、いっぱい笑っていっぱい泣いて、舞台を創る興奮を教えてもらった場所だった。
MPのカーテンコールは特殊で、裏方も全員登場する。スタッフも制作も、作曲者から創始者まで。
カーテンコールを見ただけで泣きそうだ。この日この時、彼らは仲間と舞台の素晴らしさに酔い、このまま舞台を志すことを誓った人も居るだろうし、そうでなくてもそれぞれの夢にも手を伸ばす勇気をもらったはずで、人生に多大なインパクトを与えられた瞬間なのです。仲間と、何かを、創った瞬間って、そうなんです。
演出の米倉リエナさんの挨拶の言葉は、MP時代に何度となく聞いた、「Don't stop listening to each other.」周りの言葉を聞こうと努めようという、人間のコミュニケーションの基礎。他と影響しあって生きることの素晴らしさ、だ。そこだけで涙が出てしまった。MPの精神は生きていて、今年もたくさんの若者たちがそれを学び、そして最近の自分の生活を振り返り、自分の中にその精神が根付いたこと、まだ努力足りないとこがあることを思って涙が出た。
ここにくると目標がハッキリさせられて助かる。わたし、ある目標があったんだった。まだまだ到達していないじゃないか。今日から加速かけて、頑張っていこう。
昨日は昔の仲間と飲めたし最高に楽しかった。
今年のMP諸君よ、人生の宝物を見つけたこと、本当におめでとう。素晴らしいカーテンコールでした。そして、それは人生の幕開けに違いない。