May 2012

May 03, 2012

地球ゴージャスの現場

あっという間にゴールデンウィークになりました。

5月の連休は、お仕事が全然なくて、
ちょうど冬の大雪で屋根が落ちたし、床も張替えたいし、

のんびり家の改装作業をやろうと思っていたのですが、

数日前に、いつもお仕事をもらっている大道具会社の
社長さんからお電話があり、「芝居の大道具仕込みを」
と言われ、会場の新潟テルサに行ってきました。

遠征公演の大道具を組むのに、必要な人手を全部東京から
連れて行ったらコストがかさむので、
ツアー先の地元の大道具さんを雇って組むことがよくあります。

この地元の人手は「現地大道具さん」、
略して「現地さん」と呼ばれます。
(なんか響きがかわいいので好きです。)


行ってみると、アリーナ系の大型鉄骨現場を請け負う
新潟某社のメンバーがぞくぞく集まっており、
「なんか激しい仕込みになりそうだ。」という空気。

最近あまりお金のある現場に巡り合わなかったので
せいぜい平台とか木脚ばかりだったので、背中と腰が
悲鳴を上げないかしら、、、30歳に鉄骨はなあ、、、

と思っていたら、お金が有り余っているのかこのプロダクション、
現地さんが15人近くいて、アルバイトさんも20人いて、
ツアーに同行している大道具さんと演出部さんは20人以上。

圧倒的に人が余っている状態。

「床に釘を」と言えば、四畳半くらいのスペースに20人ひしめき合う、
ちょっと離れて眺めてみたら、砂糖に群がる蟻のごとし(黒いから)。

こんな幸せな条件の現場も、大都市にはたくさんあるんですなあ。


それにしても、盛りだくさんなセット。

巨大な壁のカットは斜めだし、盆(回転舞台)も二つあって、
手すり付きのばか高い階段、盆の上スレスレに降りてくるパネル、
電飾キラキラのアーチ、複雑怪奇なオブジェの数々、

劇団時代の仕込みみたいだ!!!


と思いながら久しぶりに高所作業なんかやりながら組んでいたら、
なんと劇団の美術デザイナーさんその人でした。 
 
こんなところでまた先生のセットが組めるなんて幸せだあ。
およそ形が出来上がったところで先生が登場し、
久しぶりにお話しすることが出来ました。

先生の仕事のお手伝いをしている、私の憧れの先輩(ロンドン在住)
ともちょうど国際電話で打ち合わせ中だったので、便乗して
声を聞くことも出来たし、完売になっているはずのチケットを
先生のご厚意で取ってもらい、 先生と先輩のお仕事を観ることが
叶いそうです!!


第一線の現場を久しぶりにピリピリ感じて、
わたしも頑張らなくちゃ!と奮い立ちました。

公演は週末。わくわく。楽しみです。
チケットは高いけど、高額の日当を頂きましたのでねイヒヒ。


そのゴージャスな作品は、岸谷五朗脚本、演出。
地球ゴージャス・プロデュース、「海盗セブン」!!
ひゃっほう!ビバ、商業演劇!(公式サイト
 
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