March 2013
March 29, 2013
春ですね
北に住む人は しあわせ
春を迎える よろこびを
だーれーよーり つーよくー
かんじるこーとーがー
でーーきるーーかーーらーーー
っていう歌がありましたよね、
「みんなのうた」で。
歌詞の気持ちがよく分からなかったんですが、
これが本当に事実、そうだな、って、
去年あたりに初めて感じましたね。
生ゴミから、変なにおいする。
お風呂に、ありんこが浮いている。
朝起きると庭に何匹も猫がいる。
車のフロントガラスが、黄砂でまっきっきになっている。
電気代とガス代が前月比3分の2くらいになっている。
春だあ。
あの、長く、辛く、厳しい、苦しい、不愉快な、過酷な、残酷な、
毎日防寒防水ブーツとダウンとマフラーとニット帽を着用しなきゃいけない、
冬が終わったんだああああ!!!!!
きーーたーにすーむひーとはーーー
しーーあーーーわーーーーせーーーー!!!
春を迎える よろこびを
だーれーよーり つーよくー
かんじるこーとーがー
でーーきるーーかーーらーーー
っていう歌がありましたよね、
「みんなのうた」で。
歌詞の気持ちがよく分からなかったんですが、
これが本当に事実、そうだな、って、
去年あたりに初めて感じましたね。
生ゴミから、変なにおいする。
お風呂に、ありんこが浮いている。
朝起きると庭に何匹も猫がいる。
車のフロントガラスが、黄砂でまっきっきになっている。
電気代とガス代が前月比3分の2くらいになっている。
春だあ。
あの、長く、辛く、厳しい、苦しい、不愉快な、過酷な、残酷な、
毎日防寒防水ブーツとダウンとマフラーとニット帽を着用しなきゃいけない、
冬が終わったんだああああ!!!!!
きーーたーにすーむひーとはーーー
しーーあーーーわーーーーせーーーー!!!
March 21, 2013
観劇レポウトダブルビル「柿喰う客」&「オイスターズ」
毎年3月に新潟市芸術文化会館りゅーとぴあで開催されている
「芸術のミナト☆新潟演劇祭」も今年で目出度く3年目。
年々濃くなる内容、製作の岡ちゃんの不断の努力に感服するばかり。
リンクこれ
そんな演劇祭も、昨日が最終日でした。
最終日は、県外ゲスト劇団の二連発。
今年はお客さんとして、シッカリ拝見しました。
一本目は東京の劇団、柿喰う客の「発情ジュリアス・シーザー」。
2年前の第一回演劇祭のゲストで来てくれて以来、演劇祭の常連に
なり、演出中屋敷さんのワークショップもたびたび開催されるため、
新潟に確かなファンの層を形成しております。
2年前の「流血サーカス」の記事これ
女性だけで、シェイクスピアをやる「女体シェイクスピア」シリーズの
三作目、ジュリアス・シーザーの「てやんでえべらんめえ調」芝居。
パロディではない、セリフの内容はまんまシェイクスピアなのだが、
明治維新を彷彿とさせる衣裳で江戸っ子しゃべり。
(HPより画像拝借)

また、たまげたのは劇場の使い方。
舞台上に円形のステージをくみ、その周りをぐるりと客席で取り囲む。
円形の上空には、隙間ほぼゼロでびっしりと吊られた照明たち。
ひと呼吸のセリフの間に2回も3回も変わる照明と、
セリフと役者を熟知した音響オペレートは、
いやがおうにもスピード感を加速させて、大変なことになっていた。
いつも、県外劇団には、劇場の使い方の可能性の広さを見せてもらう。
ワクワクする遊園地のようなジュリアス・シーザーでした。
ジェットコースターのような1時間40分をなんとか飲み下して、
自販機でリアルゴールド一本買って一気飲みし、
すぐに上の階へ移動し二本目。
名古屋から来た初参戦劇団、「オイスターズ」の「ドレミの歌」。
女子高が共学になるということで期待いっぱい入学してきた男子たち。
1年半たったけど、いまだに一人の女子にも会わない。
なぜ、女子高だったはずなのに一人も女子がいないのか。
そして、僕たちは、なぜいつも女子にもてないのか。
それは、音痴だからだ。
ミスチルを歌えないからだ。
そうだ、合唱部を作ろう!
そして、受け持ちは、一人一音。七人そろえば、ハーモニー!!
というめっちゃくちゃな論理展開。
うまくない。決して、うまくない。
だけど、会場は大爆笑。
意味なんかなくていい、メッセージなんてなくていい、
全力で、必死で、バカで、もう笑わずにいられない。
新潟で、お客さんがこれほど声を出して笑うのを、わたし初めてみた。
新潟の客は、笑わんのですよ。
シャイだということもあるし、未知のものに対して時間かかるですよ。
でも、 昨日見た二つの県外劇団、二つともどえらい客が入って、
県民性を捨てたのか?!っていうくらい良反応。
これは、この演劇祭が過去3回で、新潟の観劇層を変えてきた証拠です。
単に税金使ってゲスト呼んでお金使わせて終わり、じゃなくて
毎回ていねいにワークショップをし、新潟の演劇人と県外の演劇人を
交流させ、近年では演劇人じゃない一般のおじちゃんおばちゃんも、
たくさんワークショップに参加しているらしい。
そこで出逢って一緒に作業したら、
その講師や共演者が舞台に立つのを見て、応援しないわけがない。
そして毎回学生演劇団体が参加しているのも、意味がある。
学生の彼らは、制作さんに声をかけられて、
ゲスト劇団や地元大御所劇団の仕込みバラシを無償で手伝いにくるのです。
ここでつながりが出来、勉強もできるというわけ。
これはスタッフ側にも言えること。
2年前に来ていた柿の舞監さん、昨年来ていたダルカラの照明さんが、
昨日も来ていて再会。大道具のばらしを手伝いに行った私に
「わーナナコさん2年ぶり!」と和気あいあい効率よく作業でき、
「大道具終わったら、悪いけど衣裳のバラシも頼むわ~~」
さらに私が演劇祭の初日で舞台監督をやった専門学校の学生たちが
ばらしを手伝いに来てくれたため、東京のブカンさんの指示を
私が手下の学生たちに伝えて、スムーズな連携プレーも生まれました。
これはなかなか、生まれない雰囲気だと思います。
演劇祭全体に流れる、垣根を崩そうという精神が、
確実に芽を出しているなあと、思った今回でした。
地道に、ひとつずつ積み上げています。
この演劇祭は。
ちょっとでも、毎年、くいこんで関わって行くのです。
制作岡ちゃん、おつかれちゃん。
「芸術のミナト☆新潟演劇祭」も今年で目出度く3年目。
年々濃くなる内容、製作の岡ちゃんの不断の努力に感服するばかり。
リンクこれ
そんな演劇祭も、昨日が最終日でした。
最終日は、県外ゲスト劇団の二連発。
今年はお客さんとして、シッカリ拝見しました。
一本目は東京の劇団、柿喰う客の「発情ジュリアス・シーザー」。
2年前の第一回演劇祭のゲストで来てくれて以来、演劇祭の常連に
なり、演出中屋敷さんのワークショップもたびたび開催されるため、
新潟に確かなファンの層を形成しております。
2年前の「流血サーカス」の記事これ
女性だけで、シェイクスピアをやる「女体シェイクスピア」シリーズの
三作目、ジュリアス・シーザーの「てやんでえべらんめえ調」芝居。
パロディではない、セリフの内容はまんまシェイクスピアなのだが、
明治維新を彷彿とさせる衣裳で江戸っ子しゃべり。
(HPより画像拝借)

また、たまげたのは劇場の使い方。
舞台上に円形のステージをくみ、その周りをぐるりと客席で取り囲む。
円形の上空には、隙間ほぼゼロでびっしりと吊られた照明たち。
ひと呼吸のセリフの間に2回も3回も変わる照明と、
セリフと役者を熟知した音響オペレートは、
いやがおうにもスピード感を加速させて、大変なことになっていた。
いつも、県外劇団には、劇場の使い方の可能性の広さを見せてもらう。
ワクワクする遊園地のようなジュリアス・シーザーでした。
ジェットコースターのような1時間40分をなんとか飲み下して、
自販機でリアルゴールド一本買って一気飲みし、
すぐに上の階へ移動し二本目。
名古屋から来た初参戦劇団、「オイスターズ」の「ドレミの歌」。
女子高が共学になるということで期待いっぱい入学してきた男子たち。
1年半たったけど、いまだに一人の女子にも会わない。
なぜ、女子高だったはずなのに一人も女子がいないのか。
そして、僕たちは、なぜいつも女子にもてないのか。
それは、音痴だからだ。
ミスチルを歌えないからだ。
そうだ、合唱部を作ろう!
そして、受け持ちは、一人一音。七人そろえば、ハーモニー!!
というめっちゃくちゃな論理展開。
うまくない。決して、うまくない。
だけど、会場は大爆笑。
意味なんかなくていい、メッセージなんてなくていい、
全力で、必死で、バカで、もう笑わずにいられない。
新潟で、お客さんがこれほど声を出して笑うのを、わたし初めてみた。
新潟の客は、笑わんのですよ。
シャイだということもあるし、未知のものに対して時間かかるですよ。
でも、 昨日見た二つの県外劇団、二つともどえらい客が入って、
県民性を捨てたのか?!っていうくらい良反応。
これは、この演劇祭が過去3回で、新潟の観劇層を変えてきた証拠です。
単に税金使ってゲスト呼んでお金使わせて終わり、じゃなくて
毎回ていねいにワークショップをし、新潟の演劇人と県外の演劇人を
交流させ、近年では演劇人じゃない一般のおじちゃんおばちゃんも、
たくさんワークショップに参加しているらしい。
そこで出逢って一緒に作業したら、
その講師や共演者が舞台に立つのを見て、応援しないわけがない。
そして毎回学生演劇団体が参加しているのも、意味がある。
学生の彼らは、制作さんに声をかけられて、
ゲスト劇団や地元大御所劇団の仕込みバラシを無償で手伝いにくるのです。
ここでつながりが出来、勉強もできるというわけ。
これはスタッフ側にも言えること。
2年前に来ていた柿の舞監さん、昨年来ていたダルカラの照明さんが、
昨日も来ていて再会。大道具のばらしを手伝いに行った私に
「わーナナコさん2年ぶり!」と和気あいあい効率よく作業でき、
「大道具終わったら、悪いけど衣裳のバラシも頼むわ~~」
さらに私が演劇祭の初日で舞台監督をやった専門学校の学生たちが
ばらしを手伝いに来てくれたため、東京のブカンさんの指示を
私が手下の学生たちに伝えて、スムーズな連携プレーも生まれました。
これはなかなか、生まれない雰囲気だと思います。
演劇祭全体に流れる、垣根を崩そうという精神が、
確実に芽を出しているなあと、思った今回でした。
地道に、ひとつずつ積み上げています。
この演劇祭は。
ちょっとでも、毎年、くいこんで関わって行くのです。
制作岡ちゃん、おつかれちゃん。
March 20, 2013
March 18, 2013
アンコールの技術
ようやく、愛知県は岡崎から帰って参りました。
たった3日半しか経っていないことに驚くばかり。
ものすごく内容の濃い、今回のお仕事でした。
初耳な情報!
1秒で決断!
変更!
修正!
本番!
失敗!
気にせず!
あ、終わってた、、、
みたいな3日間でした。
色々準備して言ったけど結局9割方使えなくてその都度臨機応変、
ていうか臨機応変以外なし、みたいな現場でした(何それ)
なんというか、ライブならではの出来事が満載のステージだったのです。
そんな中、とっても強く感じたのが
アンコールって難しいんだ、ということ。
今回やらせていただいたのは、熱いファンがたくさんいて
出演者が登場するだけで「キャー」と黄色い歓声のとぶ劇団。
そうするとアンコールが当然何回も来るんですね。
アンコールに応えるか、の判断は一応、舞台監督が下すのが一般的です。
(もちろん出演者の意向が大切ですが)
芝居にも、最後にカーテンコールというのがありますでしょ。
あの、全員出てきてお辞儀をするアレです。
通常一回お辞儀して戻ってくるのですが、お客さんがもっともっとと
拍手を続けてくれたときには、ダブル、トリプルと繰り返します。
でも芝居だと簡素だし、あんまりそう何度も重ねるような人気劇団の
舞台監督をやったことはないので、経験は少ないのです。
劇団四季のミュージカルで、初日や最終日は、熱いファンの方が
多くなるので、ここらへん綿密に打ち合わせしておくものですが
そんな常識的なお客さんと周到な準備が出来るラッキーな現場
なんて、外じゃなかなかありません。
登場だけで「キャー」となるお客さんの場合、
ファンの方の反応は毎回全然違うので、うちあわせ通りという
わけにもいかず、こここそが舞台監督のみせどころなのですが、
これ、本当に難しいんだという事を学びました。
まず、出演者たちの気持ちがわからないと行けません。
そのためには、その日のステージを彼らがどう駆け抜け、
どのくらい疲れていて、終演時に心がどんな場所にいるか。
それからお客さんのことも分かっていないと行けません。
誰が見たいのか、何がしたいのか、どの曲を聴きたいのか、
長さを求めているのか、内容の濃さを求めているのか、
あとその公演が、全体のスケジュールのどんな位置づけで
あるのか。ここで全部出し切っちゃっていいのか、
次の公演までの時間がどれくらいあるのか、
とかね。
正直、惨敗でした。ぜんぜん分かんないですよ。
まだ、彼らのこともとりまく環境のことも理解していなくて。
だけど、出演者が助けてくれました。
私が空気読めてなくて、怒鳴られた場面もあったけど。
お客さんの心の状態は彼らが一番よくわかっていました。
「一曲歌って挨拶して戻る、にしましょうか」と私が言うと
「いや監督、この曲はあまり終わりって感じがしない曲だから、
すぐもう一曲続けて。それでお客さん納得するから」と的確な指示。
どっちが舞台監督だ。
って感じでしたけど、この仕事の奥深さを知りました。
お客さんと、芝居に対して真摯な、いいチームでした。
おーーーい、わたし、まだまだだよ!!
たった3日半しか経っていないことに驚くばかり。
ものすごく内容の濃い、今回のお仕事でした。
初耳な情報!
1秒で決断!
変更!
修正!
本番!
失敗!
気にせず!
あ、終わってた、、、
みたいな3日間でした。
色々準備して言ったけど結局9割方使えなくてその都度臨機応変、
ていうか臨機応変以外なし、みたいな現場でした(何それ)
なんというか、ライブならではの出来事が満載のステージだったのです。
そんな中、とっても強く感じたのが
アンコールって難しいんだ、ということ。
今回やらせていただいたのは、熱いファンがたくさんいて
出演者が登場するだけで「キャー」と黄色い歓声のとぶ劇団。
そうするとアンコールが当然何回も来るんですね。
アンコールに応えるか、の判断は一応、舞台監督が下すのが一般的です。
(もちろん出演者の意向が大切ですが)
芝居にも、最後にカーテンコールというのがありますでしょ。
あの、全員出てきてお辞儀をするアレです。
通常一回お辞儀して戻ってくるのですが、お客さんがもっともっとと
拍手を続けてくれたときには、ダブル、トリプルと繰り返します。
でも芝居だと簡素だし、あんまりそう何度も重ねるような人気劇団の
舞台監督をやったことはないので、経験は少ないのです。
劇団四季のミュージカルで、初日や最終日は、熱いファンの方が
多くなるので、ここらへん綿密に打ち合わせしておくものですが
そんな常識的なお客さんと周到な準備が出来るラッキーな現場
なんて、外じゃなかなかありません。
登場だけで「キャー」となるお客さんの場合、
ファンの方の反応は毎回全然違うので、うちあわせ通りという
わけにもいかず、こここそが舞台監督のみせどころなのですが、
これ、本当に難しいんだという事を学びました。
まず、出演者たちの気持ちがわからないと行けません。
そのためには、その日のステージを彼らがどう駆け抜け、
どのくらい疲れていて、終演時に心がどんな場所にいるか。
それからお客さんのことも分かっていないと行けません。
誰が見たいのか、何がしたいのか、どの曲を聴きたいのか、
長さを求めているのか、内容の濃さを求めているのか、
あとその公演が、全体のスケジュールのどんな位置づけで
あるのか。ここで全部出し切っちゃっていいのか、
次の公演までの時間がどれくらいあるのか、
とかね。
正直、惨敗でした。ぜんぜん分かんないですよ。
まだ、彼らのこともとりまく環境のことも理解していなくて。
だけど、出演者が助けてくれました。
私が空気読めてなくて、怒鳴られた場面もあったけど。
お客さんの心の状態は彼らが一番よくわかっていました。
「一曲歌って挨拶して戻る、にしましょうか」と私が言うと
「いや監督、この曲はあまり終わりって感じがしない曲だから、
すぐもう一曲続けて。それでお客さん納得するから」と的確な指示。
どっちが舞台監督だ。
って感じでしたけど、この仕事の奥深さを知りました。
お客さんと、芝居に対して真摯な、いいチームでした。
おーーーい、わたし、まだまだだよ!!