February 2014
February 22, 2014
野生児女子と行く!被災地ツアーのご案内
さて、お正月に気仙沼に行って衝撃体験をしてきたわけですが…
(お正月の旅の記事はこちら)
帰るとき、ただ一つのことだけを心に誓っていました。
「ぜったいに、近々また、この人たちに会いに来にゃならん」。
で、さっそく3月に会いに戻ることにしたわけなんですけど、
正月にブログに書いたあと、結構な数の反響をいただきまして、
なんだ、みんなも興味あるのかよ!そしたら他の友達も誘って、
みんなで行けばますます向こうの人たち喜ぶな!!
ということになったわけです。
今回はブログを読んですぐに、ぱぱっと手を挙げてくれたフットワークの軽い
高校の同級生が二人いましたので、その人たちと先に予定を擦り合わせて、
現地のコーディネーターさんと相談しながら、おおよその日程を決めちゃいました。
以下に詳細をお知らせしますので、この旅程で便乗出来そうな人、
連絡下さい。全日程に参加できなくても構いません。何とでもアレンジします。
現在参加確定しているのは3名ですが、どんどん増やしたいと思っています。
記事に書いたような過酷なテント体験は、今回は控えて門戸を広げようと
思いますので、年齢性別職業問わず、ビビらずにご検討下さい。
【ご予算】
2泊3日の場合、交通費、宿泊費、食費全て込みで35,000円~50,000円くらい
※合計人数、出発地によって変動しますのでまだ確定できません。
(東京からの場合は仙台までの往復新幹線代20,000円を含む。
新潟からの場合は車両代、ガソリン代、高速代を含む)
【持ち物】
普段の旅行のグッズに加えて
・卒業式参列用の服(スーツ等)
・泥で汚れてもよい防寒服(スキーウェア、カッパなど)
・泥で汚れてもよい長靴
・とにっかく防寒対策
・好奇心
【参加条件】
7日から参加の場合;
・新潟出発時間までに新潟市内に来れる人。
・仙台出発時間までに自力で仙台駅に来れる人。(各自手配下さい)
8日、もしくは9日から参加の場合;
・自力でJR気仙沼線「陸前小泉」駅に来れる人。(各自手配下さい)
この日程ね、女川中学の先生や、南三陸のツアーガイド阿部さんと
相談して決めたんですけど、自分で言うのもなんだけど、最高の内容ですよ。
かなり駆け足で大忙しだけど、皆さんのもやもやを払拭し、
現地の人たちとたくさん交流のできる素晴らしい旅程を組んでもらいました。
もしあなたが興味を持っているのでしたら、これ以上の条件の東北デビューの
機会は二度とないと思います。
本当に私は心から
一人でも多くの人と一緒に東北に行きたいのです。
だから最高の旅を企画したいのです。
今迷っている人、私と一緒に東北いきましょう。
危ないことは何もありません。素晴らしい体験ができます。
あとですね、私と一緒に旅すると楽しいみたいよ、まずそれだけは間違いない。
宿泊や交通手段を調整する都合上、2月28日を締め切りとさせていただきます。
また、定員になり次第締め切らせていただきます。定員決めてないけど。
質問、相談、などなんでもご連絡お待ちしています。
nanaco@aqua.plala.or.jp
3月1日追記:今回のツアーの応募は締め切りました。
▼8日朝に参加する素敵な中学校はここ!
女川中学校ホームページ
▼小泉地区散策時に拠点にするのはここ!
小泉自然楽校ブログ
▼南三陸のうまいものをご紹介。うまそう。。
南三陸観光協会サイト
▼8日夜のおいしいごはんはここ!店選び迷う。
震災復興商店街
▼本吉地区。どんな場所に行くのかというと…
KOTネットワーク本吉ホームページ
(お正月の旅の記事はこちら)
帰るとき、ただ一つのことだけを心に誓っていました。
「ぜったいに、近々また、この人たちに会いに来にゃならん」。
で、さっそく3月に会いに戻ることにしたわけなんですけど、
正月にブログに書いたあと、結構な数の反響をいただきまして、
なんだ、みんなも興味あるのかよ!そしたら他の友達も誘って、
みんなで行けばますます向こうの人たち喜ぶな!!
ということになったわけです。
今回はブログを読んですぐに、ぱぱっと手を挙げてくれたフットワークの軽い
高校の同級生が二人いましたので、その人たちと先に予定を擦り合わせて、
現地のコーディネーターさんと相談しながら、おおよその日程を決めちゃいました。
以下に詳細をお知らせしますので、この旅程で便乗出来そうな人、
連絡下さい。全日程に参加できなくても構いません。何とでもアレンジします。
現在参加確定しているのは3名ですが、どんどん増やしたいと思っています。
記事に書いたような過酷なテント体験は、今回は控えて門戸を広げようと
思いますので、年齢性別職業問わず、ビビらずにご検討下さい。
【ナナコプレゼンツ 被災地ツアー日程】
7日 8:00 新潟市内発
11:00 仙台駅着;東京方面の参加者合流
14:00 宮城県牡鹿郡女川町入り
14:30 女川町被災地語り部ガイドツアーに参加
17:00 女川町内の宿泊施設へ移動
18:00 女川の方々とお酒を飲むかもしれません
18:00 女川の方々とお酒を飲むかもしれません
8日 9:00 女川中学卒業式に参加
12:00 気仙沼市へ向けて出発
14:00 小泉地区着 ガイドツアーに参加
17:00 気仙沼市 復興市場でおいしいごはん
19:00 宿泊施設へ移動
20:00 私とみなさんでお酒を飲むかも知れません
9日 8:00 小泉小学校周辺にてガイドツアーに参加
9:00 小泉海岸 慰霊・追悼献花式に参列
11:00 小泉自然楽校にて仮設住宅老人クラブの郷土料理教室
生わかめづくしごはんを作ります!わかめしゃぶしゃぶもやるよ!!
13:00 11日の鎮魂の集い会場設営手伝いボランティア
15:00 小泉地区発
17:30 仙台駅で東京組をドロップ
21:00 新潟市内にて解散
※私がお酒を飲むのは年中無休ですので飲めなくても気にしないことです。無理強いはしません。【ご予算】
2泊3日の場合、交通費、宿泊費、食費全て込みで35,000円~50,000円くらい
※合計人数、出発地によって変動しますのでまだ確定できません。
(東京からの場合は仙台までの往復新幹線代20,000円を含む。
新潟からの場合は車両代、ガソリン代、高速代を含む)
【持ち物】
普段の旅行のグッズに加えて
・卒業式参列用の服(スーツ等)
・泥で汚れてもよい防寒服(スキーウェア、カッパなど)
・泥で汚れてもよい長靴
・とにっかく防寒対策
・好奇心
【参加条件】
7日から参加の場合;
・新潟出発時間までに新潟市内に来れる人。
・仙台出発時間までに自力で仙台駅に来れる人。(各自手配下さい)
8日、もしくは9日から参加の場合;
・自力でJR気仙沼線「陸前小泉」駅に来れる人。(各自手配下さい)
この日程ね、女川中学の先生や、南三陸のツアーガイド阿部さんと
相談して決めたんですけど、自分で言うのもなんだけど、最高の内容ですよ。
かなり駆け足で大忙しだけど、皆さんのもやもやを払拭し、
現地の人たちとたくさん交流のできる素晴らしい旅程を組んでもらいました。
もしあなたが興味を持っているのでしたら、これ以上の条件の東北デビューの
機会は二度とないと思います。
本当に私は心から
一人でも多くの人と一緒に東北に行きたいのです。
だから最高の旅を企画したいのです。
今迷っている人、私と一緒に東北いきましょう。
危ないことは何もありません。素晴らしい体験ができます。
あとですね、私と一緒に旅すると楽しいみたいよ、まずそれだけは間違いない。
宿泊や交通手段を調整する都合上、2月28日を締め切りとさせていただきます。
また、定員になり次第締め切らせていただきます。定員決めてないけど。
質問、相談、などなんでもご連絡お待ちしています。
nanaco@aqua.plala.or.jp
3月1日追記:今回のツアーの応募は締め切りました。
▼8日朝に参加する素敵な中学校はここ!
女川中学校ホームページ
▼小泉地区散策時に拠点にするのはここ!
小泉自然楽校ブログ
▼南三陸のうまいものをご紹介。うまそう。。
南三陸観光協会サイト
▼8日夜のおいしいごはんはここ!店選び迷う。
震災復興商店街
▼本吉地区。どんな場所に行くのかというと…
KOTネットワーク本吉ホームページ
February 20, 2014
世界最強、新潟県中部除雪機甲師団
謙信公と信玄公の精神が、まだ私たちの中に生きている。
かっこよすぎて朝から涙を流してしまいました。
越後(新潟)の上杉謙信。
宿敵・甲斐(山梨)の武田信玄が南の敵から塩の通商を絶たれるという
甲斐領民の非常時に、救援物資として塩を送ったという義理人情伝説が、
まさか平成の世でまた聞けるとは思いもしなかった。
こんな時に大切なのは情報力と機動力。
泉田新潟県知事の判断・決断の早さと、
twitterを使った防災副大臣とのマメなやりとりが素晴らしい。
「世界最強の除雪機甲師団」派遣までに関する記事はこちら。
そしてドーザがやってきた…現地の人の写真付き投稿こちら。
我が豪雪地帯に培った除雪技術。
重機やインフラだけでなく、必要なのは技術者のノウハウですね。
越後の鉄騎馬武者たちに、頑張ってきてほしいです!
新潟県民の誰もが、これまで嫌だ嫌だと思ってきた雪深い自分の国を、
誇りに思えるようなニュースでした。
まだ寒波が来るかもしれないそうですね。
全国一丸となって、備えましょう。
かっこよすぎて朝から涙を流してしまいました。
越後(新潟)の上杉謙信。
宿敵・甲斐(山梨)の武田信玄が南の敵から塩の通商を絶たれるという
甲斐領民の非常時に、救援物資として塩を送ったという義理人情伝説が、
まさか平成の世でまた聞けるとは思いもしなかった。
こんな時に大切なのは情報力と機動力。
泉田新潟県知事の判断・決断の早さと、
twitterを使った防災副大臣とのマメなやりとりが素晴らしい。
「世界最強の除雪機甲師団」派遣までに関する記事はこちら。
そしてドーザがやってきた…現地の人の写真付き投稿こちら。
我が豪雪地帯に培った除雪技術。
重機やインフラだけでなく、必要なのは技術者のノウハウですね。
越後の鉄騎馬武者たちに、頑張ってきてほしいです!
新潟県民の誰もが、これまで嫌だ嫌だと思ってきた雪深い自分の国を、
誇りに思えるようなニュースでした。
まだ寒波が来るかもしれないそうですね。
全国一丸となって、備えましょう。
February 18, 2014
大渋滞の大冒険
普段雪が降らない土地に、雪が降っちゃいけない。
って本当に思いました。
なんと私、14日金曜の夜から実に51時間、
車内で過ごす羽目になったのです。
*****
この週末の大雪、降るなら、本当に新潟に降ってほしかったです。
60センチや70センチの積雪となれば、新潟市でも「大雪」だけど、
雪の扱いを分かっていれば、経済活動や日常生活に支障は出ないのです。
大型除雪車が夜中に一気に出てきて手際良く重要な道路を雪のけしてくれるし、
広い駐車場を持っている店舗は除雪業者を頼んで開店前に除雪し終えるし、
各家庭も玄関やガレージの前の必要な間口だけ、隣家に迷惑がかからない
ように、その後何度も積み上げる余地を残して雪のけをする。
家の屋根には適度な傾斜がついていて積もっても自然に落ちるし、
その落ちた雪が隣家の敷地に入らないように計算されて敷地外周より
ある程度の内側に家屋を建てるように決まっている。
ガレージや廂を支える支柱は積雪重量を考えた耐荷になっているし、
車には誰でも必ず鉄シャベルとスポンジワイパーを積んでいるし、
11月になったらみんなが自主的にスノータイヤに履き替えて、
雪のけ用のプラスチックシャベルを玄関先に用意するものなのです。
雪国が雪をモノともしないで生活をしているのは、
「慣れ」じゃなくて、完璧な「備え」があるから。
経験と危機感と道具を個々の市民が持っているだけではなく、
行政・産業のインフラや予算、建築物の構造などが根本的に違うのです。
それが無い場所に同じだけ雪が降ったら、即、大災害になるんだな。
それを目の当たりにした、3日間でした。
*****
金曜日、東京ビッグサイトに出張があって、新潟から車で行ったのです。
当日日帰りする予定で、夜19時に作業を終えて外に出ると、雪。
新潟では珍しくない景色なので、おおごとだと思っていなかった。
でも新潟に向かって走り始めたとたん、道路の様子がおかしい。
雪、積もっている。そして、じゃんじゃん車がスリップしている。
げ!!そうか、この人たち夏タイヤで雪の上走っているのか…
走行しているうちに、新潟への高速道路、関越道が練馬から真ん中
くらいまで雪で通行止めに!げげーー!!
仕方なく新潟まで続く一般道、国道17号を北上することに。
しかし、既に東京都内から、滑って動けない車輛が続出。
大渋滞が始まっていた。
19時にお台場を出て、24時になっても埼玉に入ったあたり。
そのうち、ピクリとも動かなくなってしまった。
ラジオによれば、17号も落雪で塞がれてしまったらしい。
今日中には帰れないな…明日は午後から、新潟市で友人の結婚式。
午前中に着ければいいや、くらいに思って車内で仮眠。
しかし、なんとそれから24時間で、移動距離1キロメートル。
結婚式どころではなくなってしまった。
動けない24時間の間に降り積もって固まったガチガチの雪、
長時間のアイドリングによるガソリンの枯渇、
体調不良や子供連れなどで、車を乗り捨てる人が続出。
渋滞の列が進んでも、それらスタック車両が邪魔で動けない。
上り坂になっている幹線道路を、チェーン無しでスリップして
横向きになった大型トレーラーが塞ぎ、道路まるごと一本使えない。
疲れ果てた大型トラックの運転手が爆睡していて起きない。
トイレが無いから徒歩30分のコンビニまで歩いてゆき、
その間、渋滞の列の中で無人になる車両。
そんなこんなで渋滞は悪化の一途。交通情報を聞きあさっているうちに、
あっという間に次の日の24時になってしまったのです。
17号の膠着状態は解けず、さすがに2晩連続で渋滞泊は
神経が擦り減ってしまうので、ビジネスホテルを探して列を離脱。
このとき、まだ埼玉県深谷市。
結局ホテルはどこも満室でしたが、渋滞から離れると
寝ることに集中できます。セブンイレブンの駐車場で仮眠。
ガソリンスタンドも、トレーラーが到着できず売り切れになっている店舗が
多いというニュースを聞き、ガソリン節約のために暖房を切り、ホッカイロに。
凍える思いで一晩をすごしましたが、あたたかいカップ麺を食べられて、
近くにトイレがある場所に要られるだけで、絶大なる安心感がありました。
こんな感じで↓ 多くの車がセブンの駐車場で車中泊。
とにかく除雪が出来ないので、コンビニの駐車場にも、軽自動車が入ろうと
試みてはことごとくバンパーを引っぺがされて満身創痍になっていました。
二日目の朝を迎え、17号を諦めて別のルートで北上を始めると、
埼玉、群馬の市街地ではガレージやビニールハウスが残酷に潰れ、
シャベルを買えなかった住民たちがチリトリで除雪をする姿が。
除雪車の台数が足りず、おまわりさんたちが手作業で幹線道路を除雪。
2車線の道路をうまく除雪できず、どこもかしこも1車線になってしまう。
そこにスリップして乗り捨てられた車両があれば当然渋滞。
本当に、雪との共存は専門技能なんだなと、思いました。
気候条件が厳しい土地に住んでいる人間はそれだけで、
桁違いのサバイバル能力を培っているものなんだなということも。
イライラしないように、車内の雰囲気悪くしないように、
そして他の車や歩行者を気遣うように、こころがけました。
こういう非常時に、人間の真価が問われるし、本性が見えるものです。
ベテランの上司と二人で移動していたのですが、缶詰になっても
上司は一切イライラしないし、 素早い判断で道を譲ったりルート変えたりと、
ストレスを一切感じさせませんでした。大変尊敬しました。
こういう、本物のサバイバル能力を持った人間になりたいです。
紆余曲折あって、幸いにも知り合いに抜け道を教えてもらい、
無事に水上から高速に乗ることが出来、
お台場を出た51時間後の日曜日22時に新潟に戻ることができましたが、
さらに一日経過した現在も、関越道はまだ通行止めです。
ドライバーの方々は、車中泊が4泊目の方々も多いはず。
なんとか身体が無事で、乗り切ってほしいと思います。
雪に慣れていない地域の方々に分かってほしい事は、
夏タイヤでは、絶対に雪道は走れないということです。
スタッドレスを履いていなければ、すぐに走るのを止めて下さい。
そして、積もった雪は水ではなく、岩だと思った方が正解です。
積もったらすぐ、柔らかいうちに雪掻きをしなければ、
すぐに岩のように固くなり、そうなるともう人力では動かないし、
道路が除雪されないで固まると、四駆でなければ相当危険です。
そして、雪はおもったほど簡単には、解けないのです。
知恵を分けあって、この大雪を安全に乗り切りたいですね。
太平洋側の皆さん、気をつけて。 日常が早く戻ることを祈ります。
って本当に思いました。
なんと私、14日金曜の夜から実に51時間、
車内で過ごす羽目になったのです。
*****
この週末の大雪、降るなら、本当に新潟に降ってほしかったです。
60センチや70センチの積雪となれば、新潟市でも「大雪」だけど、
雪の扱いを分かっていれば、経済活動や日常生活に支障は出ないのです。
大型除雪車が夜中に一気に出てきて手際良く重要な道路を雪のけしてくれるし、
広い駐車場を持っている店舗は除雪業者を頼んで開店前に除雪し終えるし、
各家庭も玄関やガレージの前の必要な間口だけ、隣家に迷惑がかからない
ように、その後何度も積み上げる余地を残して雪のけをする。
家の屋根には適度な傾斜がついていて積もっても自然に落ちるし、
その落ちた雪が隣家の敷地に入らないように計算されて敷地外周より
ある程度の内側に家屋を建てるように決まっている。
ガレージや廂を支える支柱は積雪重量を考えた耐荷になっているし、
車には誰でも必ず鉄シャベルとスポンジワイパーを積んでいるし、
11月になったらみんなが自主的にスノータイヤに履き替えて、
雪のけ用のプラスチックシャベルを玄関先に用意するものなのです。
雪国が雪をモノともしないで生活をしているのは、
「慣れ」じゃなくて、完璧な「備え」があるから。
経験と危機感と道具を個々の市民が持っているだけではなく、
行政・産業のインフラや予算、建築物の構造などが根本的に違うのです。
それが無い場所に同じだけ雪が降ったら、即、大災害になるんだな。
それを目の当たりにした、3日間でした。
*****
金曜日、東京ビッグサイトに出張があって、新潟から車で行ったのです。
当日日帰りする予定で、夜19時に作業を終えて外に出ると、雪。
新潟では珍しくない景色なので、おおごとだと思っていなかった。
でも新潟に向かって走り始めたとたん、道路の様子がおかしい。
雪、積もっている。そして、じゃんじゃん車がスリップしている。
げ!!そうか、この人たち夏タイヤで雪の上走っているのか…
走行しているうちに、新潟への高速道路、関越道が練馬から真ん中
くらいまで雪で通行止めに!げげーー!!
仕方なく新潟まで続く一般道、国道17号を北上することに。
しかし、既に東京都内から、滑って動けない車輛が続出。
大渋滞が始まっていた。
19時にお台場を出て、24時になっても埼玉に入ったあたり。
そのうち、ピクリとも動かなくなってしまった。
ラジオによれば、17号も落雪で塞がれてしまったらしい。
今日中には帰れないな…明日は午後から、新潟市で友人の結婚式。
午前中に着ければいいや、くらいに思って車内で仮眠。
しかし、なんとそれから24時間で、移動距離1キロメートル。
結婚式どころではなくなってしまった。
動けない24時間の間に降り積もって固まったガチガチの雪、
長時間のアイドリングによるガソリンの枯渇、
体調不良や子供連れなどで、車を乗り捨てる人が続出。
渋滞の列が進んでも、それらスタック車両が邪魔で動けない。
上り坂になっている幹線道路を、チェーン無しでスリップして
横向きになった大型トレーラーが塞ぎ、道路まるごと一本使えない。
疲れ果てた大型トラックの運転手が爆睡していて起きない。
トイレが無いから徒歩30分のコンビニまで歩いてゆき、
その間、渋滞の列の中で無人になる車両。
そんなこんなで渋滞は悪化の一途。交通情報を聞きあさっているうちに、
あっという間に次の日の24時になってしまったのです。
17号の膠着状態は解けず、さすがに2晩連続で渋滞泊は
神経が擦り減ってしまうので、ビジネスホテルを探して列を離脱。
このとき、まだ埼玉県深谷市。
結局ホテルはどこも満室でしたが、渋滞から離れると
寝ることに集中できます。セブンイレブンの駐車場で仮眠。
ガソリンスタンドも、トレーラーが到着できず売り切れになっている店舗が
多いというニュースを聞き、ガソリン節約のために暖房を切り、ホッカイロに。
凍える思いで一晩をすごしましたが、あたたかいカップ麺を食べられて、
近くにトイレがある場所に要られるだけで、絶大なる安心感がありました。
こんな感じで↓ 多くの車がセブンの駐車場で車中泊。
とにかく除雪が出来ないので、コンビニの駐車場にも、軽自動車が入ろうと
試みてはことごとくバンパーを引っぺがされて満身創痍になっていました。
二日目の朝を迎え、17号を諦めて別のルートで北上を始めると、
埼玉、群馬の市街地ではガレージやビニールハウスが残酷に潰れ、
シャベルを買えなかった住民たちがチリトリで除雪をする姿が。
除雪車の台数が足りず、おまわりさんたちが手作業で幹線道路を除雪。
2車線の道路をうまく除雪できず、どこもかしこも1車線になってしまう。
そこにスリップして乗り捨てられた車両があれば当然渋滞。
本当に、雪との共存は専門技能なんだなと、思いました。
気候条件が厳しい土地に住んでいる人間はそれだけで、
桁違いのサバイバル能力を培っているものなんだなということも。
イライラしないように、車内の雰囲気悪くしないように、
そして他の車や歩行者を気遣うように、こころがけました。
こういう非常時に、人間の真価が問われるし、本性が見えるものです。
ベテランの上司と二人で移動していたのですが、缶詰になっても
上司は一切イライラしないし、 素早い判断で道を譲ったりルート変えたりと、
ストレスを一切感じさせませんでした。大変尊敬しました。
こういう、本物のサバイバル能力を持った人間になりたいです。
紆余曲折あって、幸いにも知り合いに抜け道を教えてもらい、
無事に水上から高速に乗ることが出来、
お台場を出た51時間後の日曜日22時に新潟に戻ることができましたが、
さらに一日経過した現在も、関越道はまだ通行止めです。
ドライバーの方々は、車中泊が4泊目の方々も多いはず。
なんとか身体が無事で、乗り切ってほしいと思います。
雪に慣れていない地域の方々に分かってほしい事は、
夏タイヤでは、絶対に雪道は走れないということです。
スタッドレスを履いていなければ、すぐに走るのを止めて下さい。
そして、積もった雪は水ではなく、岩だと思った方が正解です。
積もったらすぐ、柔らかいうちに雪掻きをしなければ、
すぐに岩のように固くなり、そうなるともう人力では動かないし、
道路が除雪されないで固まると、四駆でなければ相当危険です。
そして、雪はおもったほど簡単には、解けないのです。
知恵を分けあって、この大雪を安全に乗り切りたいですね。
太平洋側の皆さん、気をつけて。 日常が早く戻ることを祈ります。
February 08, 2014
仕事はじめ
舞台監督業としては今年の初しごと。
新潟では悲しいかな、真冬の公演は少ないのです。
みんな寒くて動きたくないんでしょうな。
今週末は、実に3か月ぶりのブカン現場!
長い不完全燃焼期間から解放され、アドレナリンが大放出中です。
やっぱり芝居の仕事は楽しい~~
公民館クラスの建物を、どう芝居小屋にするかに無い知恵と無い予算絞り、
機材トラブル人的トラブルで次々と積みあがる課題を消化していると楽しくて、
連日睡眠が3時間弱でも全然苦になりません。
劇場仕込みが始まってから、2日間の本番が終わるまで、
5日もいただけているという贅沢なスケジュールですが、
劇場に入ってからの調整が多く、演出家も妥協をしない人なので、
課題は次から次に増えていく。
稽古をしては直し、直しては試し、試してはボツになりという
一般人から見たら全く無益な、しかし舞台人としては至福の瞬間に居ます。
いつもお世話になっている「国際映像メディア専門学校」の卒業制作公演。
キャラメルボックスの「また逢おうと竜馬は言った」。
スピード感を大切にした楽しい作品です。
俳優の学生たちの成長を、ビリビリ肌で感じられる距離で
毎日仕事ができる。気心の知れた仲間のスタッフと一緒に
ワンシーンずつ、ハッとするような瞬間芸術を作る。
追われている時間も、山積みの課題も、なんて幸せなんだろうと、思う。
ああほんと、1年365日、毎日舞台稽古をしていたい。
睡眠と糖分が足りなくて数日で倒れると思うけど。
新潟では悲しいかな、真冬の公演は少ないのです。
みんな寒くて動きたくないんでしょうな。
今週末は、実に3か月ぶりのブカン現場!
長い不完全燃焼期間から解放され、アドレナリンが大放出中です。
やっぱり芝居の仕事は楽しい~~
公民館クラスの建物を、どう芝居小屋にするかに無い知恵と無い予算絞り、
機材トラブル人的トラブルで次々と積みあがる課題を消化していると楽しくて、
連日睡眠が3時間弱でも全然苦になりません。
劇場仕込みが始まってから、2日間の本番が終わるまで、
5日もいただけているという贅沢なスケジュールですが、
劇場に入ってからの調整が多く、演出家も妥協をしない人なので、
課題は次から次に増えていく。
稽古をしては直し、直しては試し、試してはボツになりという
一般人から見たら全く無益な、しかし舞台人としては至福の瞬間に居ます。
いつもお世話になっている「国際映像メディア専門学校」の卒業制作公演。
キャラメルボックスの「また逢おうと竜馬は言った」。
スピード感を大切にした楽しい作品です。
俳優の学生たちの成長を、ビリビリ肌で感じられる距離で
毎日仕事ができる。気心の知れた仲間のスタッフと一緒に
ワンシーンずつ、ハッとするような瞬間芸術を作る。
追われている時間も、山積みの課題も、なんて幸せなんだろうと、思う。
ああほんと、1年365日、毎日舞台稽古をしていたい。
睡眠と糖分が足りなくて数日で倒れると思うけど。