nanaibashi

雪が降り始める中、
地上20メートルで命綱をつけ
連日の外作業の末…


イルミ完成！！！！





膨大で過酷な仕込みを頑張った。
点灯したときの感動のために。


そして撤去…のことは、今は忘れよう。

大学時代に、


なにしてたの


ていうくらい膨大な時間をかけて
完全オリジナルミュージカルを
作ったですよ。

なんというか、まさに、全身全霊で。


劇団オカラ座といいます。

2003年11月28日から30日まで、
高円寺の明石スタジオという小劇場で
ド素人のわたしたちが打った公演。

それから11年経った今日、
同窓会と記録映像の上映会を開催しました。

死ぬほど稽古した稽古場
母校一橋大学の東1号館にて。
（ちゃんと許可とって。）




いま見返すと、直視がむずかしいほど
とんでもなくお粗末なクオリティの舞台
なのだけど、

なんかもう、スタッフ含め団員の頑張りが
鬼気迫っていて（栄養失調で入院した人いたし）

稽古管理、組織運営が異常にしっかり
していて（これが一橋っぽい）

何よりメンバーが仲よくて楽しくて
それが客席に伝播してあんなに下手なのに
とても感動してもらえた、という
不思議な公演だったのです。



あれからみんなバラバラの道に進んで、
親になったり、社長になったり、
病気になったり、何も変わってなかったり、

色々だけど、
それを喜び応援し合える関係がつづいている



私が今日、大いに感じた疑問。

私、あの日々みたいに一生懸命、
生きているのかな

あの日の私にみせて恥ずかしくない
大人になれているのかな


そう考えさせるこの劇団の力が、
まだ色褪せずに残っていた。


強行軍で、最終の新幹線で新潟へつき
タクシーに乗ると、運転手さんが何かを
察したのか

「若くて回復する体力のあるうちに、
いっぱい失敗と挫折を経験するのが
強くなる秘訣だよ」


なんかね。不思議。
これが今日の結論かな。