June 2020
June 26, 2020
サザン無観客ライブ参戦!
大好きなサザンオールスターズが
チケットは配信終了時間まで購入でき、
横浜アリーナで無観客ライブ配信を
やってくださいました!
チケットは3600円。
一部は医療従事者、医療機関へ
寄付されるという。
スマホで2時間の動画をみるために
このお値段、高いと捉えるか
安いと捉えるか?
私は、断然お買い得!と思いました。
横浜アリーナ、普通なら行けない。
3歳と0歳連れてライブ、行けない。
それ以前に大人気のチケット、取れない。
そして勿論、心意気。
サザンがこの有料企画を成功させれば
アーティスト、それに関わるスタッフの
苦境を救う新しいモデルケースに
必ず、なる。いや、する!という事!
その取り組みを応援したいし
それなりの演出になるはず、観たい!!
という事で発売日に即購入。
カレンダーに書き込んで楽しみに待ちました。
20時配信開始なので
20時から22時か…
夜型の子育て家庭では本来なら
やること目白押しな時間帯。
朝から周到に計画を練る。
17時に長女を迎えに出たら
イオンで買い出し。
おつまみやサラダや飲み物を買う。
ピザ屋さんにピザをオーダーしておき
店頭に受け取りに行く(と半額)。
ライブ中に長女がグズらないよう
あらかじめ説得&思い切り遊んでおく。
そして家族全員、風呂を済ませる。
上がるともう19時50分!
開演10分前まで自宅の風呂にいる不思議。
テレビの前にテーブルを出し
食事を並べて
スマホで視聴サイトへ接続、
テレビにミラーリング。
20時!
準備完了!
客の誰もいない横浜アリーナが映る。
ぼんやり客電がついていて
スモークが充満している、
ライブ前の雰囲気。
「本日は…」まさかの影アナウンス。
そしてメンバーが出てくると
観客の歓声のSE(効果音)。
こちらもそこで部屋の電気を消して
「客電アウト!」
そこからは、
「会場にいるかのような」臨場感を
とことん大切にした、
しかし無観客だからこそ出来る演出も
多用した、
絶妙なバランスを取りつつ熱のこもった
もう本当にプロの、見事な、2時間の
ライブステージ。
歌番組やライブDVDとは全然違い
音の作り方はゴツゴツした、
ボーカルとリズム、低音強めの
ライブ会場で大きなスピーカーの
前にいる時のようなバランス。
客席の椅子、出さなくても
良いのにな(仮設なんだから)と
思っていたけれどイヤイヤイヤ!
客席上空にもふんだんに照明をしこみ
客席の椅子にも無線照明をしこみ
客席全体がステージのような
なおかつそこに見えない客がいるような
今回限定感と臨場感を同居させる演出。
客席上空にドローンカメラが飛び交う。
危なくないもんね。人いないから。
誰もいなくてさぞやり辛かろう…
と心配していたが全く無用、
「アリーナ〜 スタンド〜
立ち見のお客さん〜
画面の向こうのあなた〜」
と元気に呼びかけてくれる桑田さん。
子供も自然と手を振り返している。
歓声のSEだけでなくブーイングのSEも。
自然な盛り上がりをサポート。
(と同時に、途中、子供泣いたり、
授乳したり、こっちは好き放題。)
そして何と言っても、
スタッフへの気遣い。
普段のライブでは気配を消すように
仕事をしているスタッフですが
袖中や操作卓からのアングルのカメラに
あえて、働くスタッフを映り込ませ
エンドロールでは打ち合わせ、仕込み、
リハーサルまでどれだけのスタッフが
関わったか分かるメイキング映像も。
これだけの腕のある業界人たちが
ライブの再開、日常が戻るのを
臥薪嘗胆、耐え忍んで待っているよ…
というのを、伝えようとしていた。
すごいね、サザン。
愛ある人たち。
それを支えるスタッフさんたち。
応援しています。
セットリストはこちら↓
多分、私のような、コアじゃない
ファンが多く視聴するのに配慮した
ヒット曲オンパレードな選曲。
楽しかった〜ほとんど歌えたし。
チケットは配信終了時間まで購入でき、
累計18万枚売れたそう。
うちみたいに一つのチケットで
4人(新生児含む)観ても良いわけだから
推計50万人が視聴したと見られていて
WIN WIN WIN(主催・ファン・医療機関)
な企画。
もちろん知名度、集客力の
抜群にあるアーティストにしか
出来ないことなんだけど
間違いなくデカイ先例を作った。
コロナ後にも通用する
新しいライブの形では
ないでしょーか??
ライブで汗だくのくたくたになり
会場出口から出るのに何十分もかかり
満員電車に揺られて帰路に着く…
寝ちゃった13キロの子供を抱えて…
とか全てスキップして
アンコールから5分後に
涼しいベッドで絵本読む