September 2020
September 30, 2020
3歳の転園スキーム
会うは別れの始まり。。
大人の事情により、慣れた保育園から
転園することになった長女。
本日が最終日なのです。
我が家は共働きでして
両親とも遅い(または不規則な)
時間帯の仕事であるため
市内で唯一の夜間保育園に
通っていました。
開園時間、なんと最長25時まで。
この園は朝から開いているのですが
夜間を利用する子は午後から登園して
夕飯、お風呂、寝かしつけまで
園でやっていただきまして
(神対応ってこういう時に使うのよね!)
寝ている娘を迎えに行く、という段取り。
とっても柔軟に対応してくださり
先生方もあたたかく頼もしく
親にとっては神様のような、
娘にとっては家より長く過ごす、
アットホームな園でした。
ここから、大人の事情による
転園ストーリーをご説明します。
世の中には、夜遅くまで勤めている
女性がたくさん居る。医療関係者や
飲食、教育など、さぞ需要が多かろう。
と思っていたのに、夕飯以降利用する
お友達は多くて4人程度。
これだけの神対応の準備をしていながら
利用者が少ないのでは採算が合わない。
運営が厳しくなってきたようで
今年度で夜間事業を廃止することに
なってしまったのです。
年明け、私が育休あけて仕事に
復帰したところで夜間事業が
終わってしまう。困った。
更に、これからは長女に加えて
次女も預けたい、
願わくば二人を同じ園に‼️
一段階上がるハードル‼️困った‼️
そこで、「来年から夜間、ふたり、
見てもらえる園ありませんか」と
区役所の子ども福祉課に相談。
「他の夜遅いお母さん達って
どうしているんですか?」と聞くも
「皆さん時短とか実家とかで
何とかしているんですかねえ」との答え。
世の中のお母さん達、やりくりを
頑張っているんだ。という驚きと
多様性を認めてもらえないような
何か納得できない気持ち半々。
しかし文句を言ったところで
受け皿がすぐに増えるはずもない。
22時まで見てもらえる園を
一緒に探してもらいました。
需要が少ない=チョイスが少ない
という訳で、条件に合うのは
たったの2、3箇所。
全部回って相談したのですが
長女と次女の学年の両方に空きが
あるのはY園、ただ1箇所のみ。
先生や子供達の雰囲気も良かったので
もちろん申し込むことに即決。
しかし特に厳しいのは次女の1歳児枠。
新年度の入園募集が10月から始まるが
おそらく新入生は1人しか採れないという。
この枠をもらさずゲットするには
実は秘策がある。
「新年度の入園申し込みをする時点で
兄弟が在籍する園を第一希望にすれば
ほぼ無敵」というルールを使うのだ。
このため、長女は、10月からという
変なタイミングで転園をすることに
なったのである。
つまり、彼女は先手必勝の刺客なのである。
今、次女の新年度申し込み用紙を
記入しながら、
「第一希望の園に兄弟が在籍」の
小さな四角にチェックを入れた。
このチェックを書くために長女を
政略結婚させたようで心苦しい。
そんな大人たちの事情を小さい頭で
それなりに理解して納得している娘。
(一応かみくだいて説明した。)
大好きな園だったけどね。
ごめんよ。。
本人、意外とケロッとして
本日行われるであろうお別れ会の
スピーチを練習したりしてました。
どんな気持ちなんだろうな。
これまでは小さい園だったので
同級生は4人だけ。
明日からの新しい園、同級生20人。
早く馴染んで、楽しく過ごして
くれるといいな。
会うは別れの始まり。
明日からもう会えない、っていうこと
本当に分かっているのかな、
3歳のあたまで。
もう会えない、っていう経験
人生で初めてなんだろうな。
まあ厳密に言えば
会おうとすれば会えるんだけどね。
引越しなどの物理的に離れる事情が
ないのに
「所属」「立場」だけが
変わるという、
それってとっても不思議。
人間が社会的な動物だから
起こりうる変化。
だから彼女は小さくても立派な社会人。
そこに気づいて対峙した時
彼女はどうするのだろうか。
興味深く、見守ろうと思います。
September 09, 2020
続・3歳の葛藤
これシリーズ化しそうな気がする。
続、続、続…とか数えていられない位に
毎日何回も葛藤がありますからね。
ま、後から笑い話になることを
願って綴っていくことにします。
今回の葛藤は、こんなこと。
タイトルをつけて括るならば
「後から文句」ともいう行為。
私が先に起きて家事をしていると
後から起きてきて
「自分が一番に起きたかった」。
私が先にドアを開けると
「自分が開けたかった」。
要る?と聞いても反応がなかったので
私が残っていたおかずを食べると
「自分が食べたかった」。
と、こんな事です。
別に「〇〇したかった」と思うことは
罪でも悪でも何でも無いのですが
問題は、やり直しを要求してくること。
私に先を越されたことに納得が出来ないので
「時を戻そう」を冗談抜きにやろうとする。
これはここ3、4ヶ月で激増して
対応に苦慮していました。
時を戻すのは無理にしても
やり直せる事とそうでない事があり
わたしは、やり直せることは
やり直してあげていました。
断る理由が無ければ断らないことに
していたのです。
例えばドアを開けたかった、などは
もう一度閉めてやり直せる、
つまり可逆的な事に対しては
本人の「やりたい」を尊重して
やらせてあげたほうが良い、
と思っていたので。
しかし、これに思わぬ弊害があったのです。
昨日のこと。
保育園に迎えに行くと
仲の良いお友達が玄関までついて来て
「きこちゃん、片付けしてないよ!」と。
キコが遊んでいたおもちゃを
片付けないで帰ろうとしたので
言ってくれたんですね。
そしてその子も一緒に手伝って
片付けてくれたのですが。
ここで出ちゃったのです。
「キコが一人で片付けたかった‼️」が。
そして、あろうことか
親切な友達の片付けてくれた分を
全部床にぶち撒けて
もう一度やり直した。
親切な子、唖然。
なるほど、こういう風になるのか。
私の考え方で抜け落ちていたのは
「やり直しをされた同伴者の気持ち」。
ここに思いを巡らすことを
教えていなかったのだわ。。
事象が可逆的か、不可逆的かを
見分けることは今の彼女にとって
大切な事じゃない。
他の人が嫌な気持ちになる
それが分かることが大切だったんだ。
嫌になってしまいましたね、
自分が。
そしてどうもこの行為は
今に始まった事じゃない、
いつもの彼女のアレだから。。
という諦めの表情が
周りのお友達の顔に現れていた。
おぬし、いつもやってんだな。。
難しいです。
これが幼児期の一時的な行動なのか
この人の性格によるものなのか
分からないのですが
そんな事も問題じゃない。
別に
周囲に迎合するのが上手になってほしいとか
空気読める人間になってほしいとか
そんな事は考えていないし
人の気持ちをわかるようになるとか
実はめちゃくちゃ高度な技術も
求めていないのだけど
ありがとうが言えればいい。
彼女のことを気にかけてくれるお友達が
離れていかないように。
ああなんて言ったら良いんだろう。
日々悩む親。
あ、これタイトル違うんだな。
「40歳の葛藤」にした方が良さそうだ。
September 04, 2020
3歳の葛藤
長女が保育園の先生に
「保育園はゴミ箱だ」
という発言をしたと聞かされる。
何という事だ。
過激派だ。
家に過激派がいる。
ま、これに至る経緯は少々ある。
長女が部屋に飛んでいた蛾を捕まえて
それを包んだティッシュを
ゴミ箱に入れずにそこら辺に捨てた。
普段の行動から察するに
使ったティッシュをどこへ捨てるか
分からない筈は無いので
多分、その間違いがウケると思って
または蛾を捕まえた評価が思ったより
低かった腹いせに
意図的にゴミ箱に入れなかったのだと
推測されるのであるが
それに対して先生に指摘されると
負けを認めたくなかったのか
言葉に窮してしまったのか
売り言葉に買い言葉になったのか
先生の「保育園はどこでもゴミ箱って
いう訳じゃないでしょ?」に対して
冒頭の驚くべき暴言になったのだ。
ここで親としては対応を考える。
先生たちはプロなので
その失言の内容は問題視せず
なぜその発言に至ったかを
一緒に考えてくれた。
注目を集めるための悪あがきなのだ。
直接の理由はハッキリしないが
本人の満足できない何かが
フラストレーションになったのだろう。
我々大人もそうだけど
外界と接する限り
フラストレーションを無くすことは
出来ない。
自分の期待通りには
世界は動いてくれない。
何が不満だったのかを
聞いてあげることは大切だけどね。
(今回は聞いても教えてくれなかった、
または本人もコレだと自覚していない)
だから親として
処世術として
身につけてもらいたいのは
もっとポジティブな行動で
解消してもらうことだ。
暴言を吐いたり
何かを傷つけて
スッキリするのでなく
(おそらくスッキリしてないけど)
自分の気持ちを話したり
何かをギュッとしたり
ギュッとしてもらったり
そんな行動でね。
と考えると
いつも長女が言うことを聞かなくて
イライラしている自分にも
全く同じことが言えるわ。
なんだ、バカみたい。
もちろん、暴言のつぐないは
しなければ行けないので彼女は
翌日先生に謝りに行ったそうです。
ちっちゃいけれど
人間になって来てるんだな。
ほんと大人になるって大変だな。
わたし。