えんためかんけい

November 23, 2019

アナ雪2

公開直後に映画に行く、
など何年ぶりか。

というか多分人生初。


社長(娘)が3歳になったので、
気兼ねなく映画館に行くことができる。
※3歳未満ダメという作品が多い。

デビュー作はもちろん、
前作に社長が心酔している
アナと雪の女王2。


IMG_0098



社長の映画館デビューなので
作品自体への期待よりも
とりあえず楽しい映画館体験に
なってくれればという緊張。

途中で飽きるかなとか
音が大きくて泣くかなとか
叫んで周りに睨まれるかなとか
心配していたのですが、、


内容が素晴らしかった。


続編って大抵、初回作を上回れない
ことが多いじゃないですか。

上回るどころか、
あまりにも方向性を変えてきて、
全ての要素が格段に上で、

2というより、
なじみの登場人物たちが
全然違うジャンルの映画に出てきたような。


もう、どこひとつ取っても、
ディズニープリンセスの型に当てはまらない。




前回が興行的に大成功しているのに、
この方向性の大転回、
クリエイター陣の並々ならぬ
情熱と能力を感じました。

アニメ映画でこんなに震えるとは。

キャラクターと音楽と映像美とで
前作と確かな繋がりを感じさせながら
まったく新しい世界観。

そして、確かな成長と絆を感じさせる
細かい設定やビジュアルデザイン。


公開直後なのでまるで内容に触れませんが
前回のアナ雪ファンの方にはぜひ。


もちろん、社長は2時間集中して
見事なスクリーンデビューを
果たしました。


nanaibashi at 19:02|PermalinkComments(0)

May 10, 2019

【ほんYONDA 】永遠の0

今さらですが、百田尚樹氏の、
「永遠の0」を読了しました。

元号が変わるこのタイミングで、
何か「時代」について考えてみたくなった、
のかもしれません。

IMG_4388



零戦に乗って太平洋戦争を戦い
特攻で散った、一人の男の
足跡を孫が辿るというストーリー。

映画は観たことがあったのですが、
原作は初めてでした。

結果から言うと、素晴らしい本でした。
何度も何度も、泣きました。

こんな生き方をしていた、
日本人が居たのかと。

それが自分と違う特殊な人々ではなくて、
私たちと同じ心を持った日本人なのだと、
親近感を持って読むことのできる本。



今の時代は、平和です。
少なくとも日本に戦争はない。
空襲や前線で戦死することはまず無いでしょう。

平和ボケという言葉があります。

緊張感が欠けているとか
ぬるま湯に浸かっているとか、
悪いイメージで使われる事が多いですが

戦争を知らない私たちには
平和ボケを回避する術はないと
思いますし、それで良いのです。

戦時中や戦後のように
生きることに必死でなければ
生きて行けなかった時代よりも、

懸命に必死に誰かのために!
と日々実感しながら生きることは
現代の方がむしろ難しい。

目標や生きがいをハッキリ持つことに
命を懸けるほどの必然性がなく
とりまく状況が何も手伝ってくれない
すべて個人の精神力に拠ってしまう時代。

この時代を生きる人々もまた、
戦っているのかもしれません。
こどもたちに何を教えるか、
どう生きれば幸せなのか、難しい。


FullSizeRender




当時のこと、今の自分のこと、
色々考えさせてくれる本でした。
まだ読んでいない方はぜひ。

もちろん戦闘シーンも盛りだくさんで、
ミリタリー好きにも読み応えがあるかと。

寝不足です。


しかしさっそく太平洋戦争の関連書籍、
読了後の布団の中でAmazon検索、ポチ。

今後もしばらく、寝不足確定。


ゴールデンウイークはみんなして
胃腸炎に倒れ、加茂川の鯉のぼりを
観に行ったくらいで終わりました。
とほほ。


FullSizeRender





nanaibashi at 09:34|PermalinkComments(0)

January 02, 2019

庄内弁ドラマ 最新話公開!

2018年11月以降に取り組んだ作品が
3つありました。

IMG_2142



ひとつは、脚本を書いたミュージカル
「ポンコツ港の水滸伝」。

IMG_2459


IMG_2465

こちらは多くの方の尽力で
大盛況の公演となりました。
成田さんの美術もさすがの美しさ。
追って、感想をしたためたいと思います。



ふたつ目は、魚沼産夢ひかり初の
新潟市出張公演「心結び」。

FullSizeRender

これは、医療関係者を前に学会の講堂で
ミュージカルを行うという
色々と初めて要素、不安要素の多い
実験的公演ではありましたが

手慣れたスタッフのチームワーク
そしてキャストと父兄の
「どこでも演れる」適応力の高さにより

IMG_2186

夢ひかり史上初の
スタンディングオベーションの中
無事に閉幕しました。



そして3つ目は、2013年に第1作、
2014年に第2作を製作してから、
4年のブランクを経ての続編となる
庄内弁ドラマ「んめちゃ!」の最新話。

第2回の撮影時の記事はこちら。

大学時代からの友人である阿部君が、
庄内にUターンしたのキッカケに再始動。

地元の方々や子供達を大々的に巻き込んで
庄内弁が世界に羽ばたく破天荒ストーリー。

庄内弁の美しさを後世に残そう、
多くの人に興味を持ってもらおう!
と、山形健民でも無いのに台本を書き
地元の方々に翻訳を発注し、
一日ちょっとの過酷なロケを敢行。




YouTubeで公開しました!


YouTubeで検索していただいても
ご覧いただけます。
「庄内弁ドラマ 最新話」で検索!

ぜひ、ご覧ください。


いずれも印象に残る製作でした。

これらに関わっている間、
育児は完全に外注なので、
保育園とおばあちゃんには
感謝しかありません。

今年もよろしく。。



nanaibashi at 03:11|PermalinkComments(0)

September 19, 2016

夢ひかり 第11弾公演

間もなく、魚沼のスーパーキッズミュージカル
「魚沼産☆夢ひかり」の千秋楽が開演する。

今年の演目は、完全オリジナルストーリー
「心結び ~田んぼオーケストラ~」。

魚沼の田園風景の中で可弱かった少年少女が成長し、
震災によって夢を打ち砕かれたあとも、 
強くなった彼らはまた立ちあがり歌い続ける。

という、まさに夢ひかりの自叙伝である。


kidstanbohyousi


小出郷文化会館の公演サイトはこちら


オリジナルストーリーは台本作りから始まるわけで
特に夢ひかりの場合、子供たちの様子をみながら、
稽古と共にどんどん内容を変更していくので
演出は非常に時間がかかる作業になる。

今回は震災をテーマに盛り込むというお題があったので
デリケートな部分もあり、
実話に基づいているため感情面も難しく、

例年になく、茨の道だった。


こういう年は、「最後の追い込み」に相当する時期に
ようやく形が見えてきて、短期決戦になるのが常。
慣れてますよ。デザイン画だって追加で描く気まんまん

「よし!やっと決まった!作るぞ~~!!」
というまさにその時期にドンピシャで、わたしがダウン。


ドクターストップで、
ちーん。


大変な御迷惑である。
 

最後は、布団の中から応援のみ。 
情けないことでありましたが、
そこは日本一臨機応変に行動できるスーパーキッズと、
日本一、人情に溢れた頼もしいスタッフ陣のこと。

「舞台監督がいないくらいで、何か困るんですか」
という声が聞こえて来そうなほど
本当にもう、こちらが寂しくなるくらい
まったく滞りなく進めてくれました。


2016-09-19-09-04-44


公演前日、12時間に及ぶ地獄の稽古を終えて体力も限界だろうに
私のために励ましの歌を凄まじい笑顔で歌ってくれる子たち。

Facebookをご利用の方はこちらの動画をご覧いただけます

泣けました。



本番週は卒業生が6人も、後輩のサポートのために
手伝いに戻ってきてくれ、 


夢ひかりの噂を聞き付けた東京の大学生が3人、
ボランティアスタッフとして参加してくれ、


yume2



相変わらず保護者の全身全霊のサポートのもと
多くのお客さんに見守られ、


yume3




まもなく開演します。




yume1


大成功しますように。

布団のなかでも、こころはひとつ。


 

どんどんつぼみが花開く、元気な日日草を眺めつつ。

心結び!


image
 

nanaibashi at 10:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

March 31, 2016

夢ひかり「サラ」再々々演、と御報告

皆様ご無沙汰しておりました~~

生きてます~~


先日27日、夢ひかりが2012年に初演した
オリジナル作品「サラとベイシラマナの森」が
無事、再々々演を成功させました。 

ゆめひか8


夢ひかりが会館のお抱え団体から、運営形態の変遷に伴って
独立するというタイミングであり、

また団体設立から10周年で、第一期メンバーが大学進学のため
一気に卒業し魚沼を去るという節目の三月、

メンバーにとって思い入れの深い、地元をテーマにした
オリジナル脚本で高評価を博した演目を再演して花向けにしよう
という、保護者・関係者の熱い想いによって実現した公演でした。
 
四年前の記事はこちら


同じ作品を、同じキャスティングで、4年越しにやる。 

となれば、当然、子供たちの成長ぶりが強烈に分かるわけです。
いや、これは本当に面白かったです。見てるのが。

ゆめひか6


もう、凄いんですもん。
たったの四年で、ここまで変わるのかってくらい変わった。
演技、歌、ダンス。そして意識。 

4年前にあんなに頼りなくて、
役が難しくて悩んで、
先生に叱られて泣いて、
緊張して恥ずかしくて泣いて、
衣裳無くして衣裳部屋で謝りながら泣いて、
隅っこでイジけて鼻血ブーブー出していた子たちが、

ゆめひか10
(↑ 可愛かった4年前)

ゆめひか9
(↑ 現在。衣裳部屋で謝ってるタイプの筆頭だったヤツ)

客の前で堂々と目を見て演技して、
マイクリレー自分たちで考えて、
小さい子の着替え手伝って、
空き時間にメンバー募って自主練して、
毎回稽古の前、少し早く来て小学生に指示してバミリして、
稽古が終われば隅から隅までちゃっちゃと掃除して、
朝早くから自分のメイクそっちのけでチビたちのメイクしてあげて、
とうとう今回、綱元デビューまでしちゃった。

ゆめひか5


こんなことって、誰でも出来るんですか?

子供って凄い。


きっと魚沼の子たちだけが凄いのではなくて、
子供には誰でも、これだけのポテンシャルがあるんでしょうね。
 
出来ることを分かってて、信じて任せた、大人たち

ゆめひか2
(↑ スタッフが一番頼りにしてる衣裳部かあちゃん戦隊。甘えると叱られる)


ほんのちょっとだけ手が届かない距離にある課題を出し続けた大人たち。
そんな賢くて愛に溢れた大人たちに囲まれて育ったから、
彼ら、彼女らは、毎回手を届かすために一歩ずつ前進し、
今の位置にたどり着いたのだ。


ゆめひか4
(↑ 発泡スチロールで驚愕の美術を作った大道具部の父ちゃんズ。
  追加で発注すると罵声を浴びせられるが、いつのまにか出来ている)

 




これから夢ひかりは、次世代へ受け継がれます。

経験豊富なお姉さん、お兄さんたちと、
それに伴ってスタッフワークの軸にいたベテランの父兄たちも、
卒業なのです。

こっからが、次の冒険だね。


ゆめひか1


 
こんなところで私事ですが、今回の夢ひかりの公演をもって、
メインの職業としての舞台監督を休業することにいたしました。 

夢ひかりの舞台監督はライフワークとして続けますし、
趣味でできる範囲ではまだまだ舞台に関わりたいので、
「引退」とは申しませんが、「休日スタッフ」になります。

4月からはフルタイムで英語の先生として働くことになりました。
この年齢からの転職を受け入れて下さった新しい職場に感謝です。

2016-03-25-14-29-39

年齢とともに心境の変化がありまして、
もう少しプライベートに重きを置きたくなったというか、
結婚とか出産とか育児とかをやりながらでも仕事は続けたい、と考えた時に、
私の力量や性格では、舞台監督と家庭の両立は難しいと思ったのです。

無理したり妥協したりしながら舞台を一生の職業にするより、
ずっと手元に置いておける、一生の趣味にしたいという判断になりました。 


ですので、自分なりの関わり方を見つけて出来ることを
自分のペースでやっていこうと思います。
 
お仕事でお世話になった皆様、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。


結婚、出産、育児が具体的にいつになるかは、まだ未定ですが(爆)
準備は、早めにしないとね!!!

夢ひかりのお母さんたちを見ていると、
私も早く子を育てて、こんな感動を味わいたいなと、
人目も気にせず「息子がこんなに成長したあ!」と号泣したい、と思うのですよ。

あのお母さんたちが、私の憧れなのです。

ゆめひか2



nanaibashi at 15:08|PermalinkComments(2)TrackBack(0)
::::最近のコメ::::